法とは?

ほっ【法】

⇒ほう


ほう【法】

[音]ホウハフ)(漢) ホウホフ)(呉) ハッ(慣) ホッ(慣) [訓]のり のっとる フラン

学習漢字4年

[一]ホウ〉(歴史的仮名遣いハフ

おきて。定め秩序維持するための規範。「法案法学法規法人法制法則法治法廷法典法律法令悪法違法刑法憲法合法国法司法適法不法民法無法理法自然法

ある決まったやり方一定の手順。「法式加法技法剣法作法(さほう・さくほう)・算法手法寸法製法戦法筆法文法兵法便法方法魔法療法礼法論法

法学」「法科」の略。「法博法文

[二]ホウ〉(歴史的仮名遣いホフ

仏教で、真理。仏の教え。「法会(ほうえ)・法灯法話護法正法(しょうぼう)・説法伝法仏法妙法

仏教で、存在現象。「諸法滅法一切法

死者弔うこと。「法事法要

仏教で、加持祈祷などの儀式。「修法(しゅほう)・呪法(じゅほう)」

[三]ハッ〉おきて。「法度(はっと)」

[四]ホッ一切存在真理。「法界・法法身法体

[補説] 「ハッ」「ホッ」は入声(にっしょう)音ハフ・ホフの変化したもの

名のり]かず・つね・はかる

難読法螺(ほら)


ほう【法】

[一]ハフ

現象事象などがそれに従って生起し、進展するきまり。法則。「自然には自然の法がある」

社会秩序維持するために、その社会構成員行為基準として存立している規範体系裁判において適用され、国家強制力を伴う。法律。「法のもとの平等」「民事訴訟法

集団生活において、その秩序維持するために必要とされる規範。おきて。しきたり道徳慣習など。「法にはずれたやり方

物事をする定まったやり方正しいしかた・方法。「法にかなった筆使い」「そんなばかな法はない」

珠算で、乗数。または、除数。→実

インド‐ヨーロッパ語で、文の内容対す話し手心的態度相違が、動詞語形変化の上現れたもの。直説法接続法希求法命令法条件法など。叙法

[二]ホフ) 《(梵)dharmaの訳。達磨・曇摩と音写保持するものの意》仏語

永遠普遍真理

法則規準

有形・無形一切存在また、その本体

仏の教え仏法また、それを記した経典

祈祷(きとう)。また、その儀式。「法を修する


はっ【法】

⇒ほう


のり【法/則/典/範/×矩】

動詞「の(宣)る」の連用形名詞化したもので、神仏天皇宣告の意からという。一説に、動詞「の(乗)る」の連用形からとも》

守るべき規範法律。おきて。「—を守る」

手本模範。「後進に—を示す」

人として道理人道。「心の欲するところに従えども—を踰(こ)えず」

仏の教え仏法また、戒律。「—の道」

基準とする長さ尺度

差し渡し寸法。「内—」

土木工事で、切り土盛り土などの斜面傾斜また、その斜面

㋒距離。道のり

「道ノ—五里ナリ」〈日葡


フラン【(フランス)franc】

スイスなどの通貨単位。1フランは100サンチーム。フランス・ベルギー・ルクセンブルクでも使用していたが、2002年1月銀行間取引1999年1月)、EU欧州連合)の単一通貨ユーロ導入以降廃止。→CFA(セーファー)フラン →CFPフラン

[補説] 「法」とも書く。


のり【法・則・矩・式・典・憲・範・制・程・度】

〔名〕

[一] 従い守るべきよりどころのっとるべき物事

上位の者からの教え導き。特に、神や仏の教え戒律

書紀720推古三二年四月岩崎本訓)「僧尼未だ法律(ノリ)を習はぬを以て輙ち悪逆犯す

上位の者からの命令。おきて。法令規則

書紀720推古三一七月岩崎本訓)「且其(か)の大唐国は法式(ノリ)の備り定れる珍(たから)の国なり」

下位の者がつき従うべき模範手本

書紀720垂仁三二年七月熱田本訓)「今より以後是の土物を以て生たる人に更易(か)へむ陵墓(た)てて後葉法則(ノリ)と為む」

④ 人一般に共通する道理。すじ道。心情

書紀720顕宗即位前(図書寮本訓)「兄友(うつくし)ひ、弟恭(ゐやま)ふは、不易の典(ノリ)なり」

(5) やりかた方法方式。型。

書紀720神代下(鴨脚本訓)「基の宮を造る制(ノリ)は、則ち、高く太くに、板は則ち、広厚(あつ)くせむ」

[二] はかるときのよりどころ測定のもととなるもの。

① (程・度) はかった長さ。尺度

(イ) 距離。里程みちのり

日葡辞書(1603‐04)「ミチノ nori(ノリ) ゴリ ナリ

(ロ) 寸法さしわたし長さ。「内のり」「外のり」。

俳諧七柏集(1781)四山「大さ五升ばかり也。〈略〉花入るうつはにせんとすれば其のりにあたらず」

② はかるときの基準とするもの。ものさし定規

築堤切り取りなどの斜面の垂直からの傾斜度合また、その斜面

[補注]語源的には動詞「のる(宣)」の連用形からと考えられるが、動詞「のる(乗)」と関連づける説もある。


フラン【法】

〔名〕 (フランス francフランスまた、スイス・ベルギー・ルクセンブルクなどの通貨単位。フランス・ベルギー・ルクセンブルクでは二〇〇二年ユーロ移行。→ユーロ

ふらんす物語(1909)〈永井荷風二十法(フラン)の金貨を」


ほう【法】

〔名〕

[一] (ハフ

事物一定の秩序支配するもの。物事普遍的なありかた。のり。法則。〔易経繋辞下〕

② ある特定の社会集団のなかで守られるべきとりきめ。おきて。きまり。さだめ。規則

万葉(8C後)一八・四一〇六・序文「先件数条 建法之基 化道之源也」

平家13C前)一「当目代は其儀あるまじ。只法に任よ」〔書経‐君陳〕

国家強制力を伴う社会規範法律同義用いられるが、法律より広義概念成文法不文法実体法手続法公法私法国際法国内法などに分類される。「法のもとの平等

*英政如何1868)六「公の法は国内惣体政事に係はる者なり」

中国古代学問一派。法を至上価値とする立場にたつ。法家

(5) しかた。やりかた対処法方法だんどり方式

洒落本跖婦人伝(1753)「二度此さとへ、かへらぬ法もあれと」

にごりえ(1895)〈樋口一葉〉六「客を置ざりに中座するといふ法(ハウ)があるか」

(6) 手本模範

東海夜話(1645頃)上「歌道者〈略〉末の代には、法に溺れ法式に縛られ」

(7) 通常の程度。妥当な度合。普通。通例

上杉家文書長享三年(1489)九月四日上杉房定書状同名豊前守迷惑法之外候之由聞及候」

(8) 儀式やりかた礼儀礼法作法

わらんべ草(1660)二「理がありても、法のやぶるる事もあしかるべし

(9) 数学用いる語。

(イ) 整数間のある種の関係に関連して用いる語。二つ整数a、bの差が、あらかじめ与えられた整数mの倍数になっているとき、aとbとはmを法として合同であるといい、記号 a≡b (mod m) で表わす

(ロ) 珠算乗法における乗数、また除法における除数。〔算法新書1830)〕

(10) 和算で、天元術における多項式一次の項のこと。

(11) インド‐ヨーロッパ語で、文の内容対す話し手心的態度相違動詞語形変化の上あらわれたもの。直説法接続法命令法などがある。ムード

[二] (ホフ) (梵 dharma の訳。達磨、曇摩などと音訳する) 仏語

本質保持規範となって認識生み出す基本的要素

維摩経義疏(613)弟子第三「汝今但以生滅無常」〔大乗義章‐一〇〕

色・心事・理などの一切万有通ず真理真実理法

教行信証1224)四「平等法身者〈略〉寂滅平等之法也」

三身一つとして法身

六境一つ。意の対象。心が対象としてとらえるもの。

維摩経義疏(613)弟子第三「法謂六塵実際真諦

(5) 存在するもの。事物としての存在。〔法華経‐方便品

(6) 三宝一つ。仏の説いた教え仏法仏教また、仏の教えを説いた経典

勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「大聖世為物説法、不経巻多少」〔蕭子良‐浄住子・尅責身心門〕

(7) 煩悩伴わない善行

(8) 出家の守るべき規律戒律

書紀720天武一二年三月「任僧正僧都律師。因以勅曰、統僧尼云々

(9) 密教修法祈祷など。

宇津保(970‐999頃)忠こそ「いとかなしげなるおこなひ人にて、このつきて去にし師、ほうなどうけつくして」

[補注]古く漢音は「ハフ」、呉音は「ホフ」で、発音によって意味が異なっていた。「ハフ」(平安中期以降ハウ」)と「ホフ」(平安中期以降ホウ」)とが混同しはじめ中世末期の「ロドリゲス日本大文典」(一六〇四‐〇八)には、「ハフ」が法則規定命令主人家来のために設け規約を意味する場合に、「ホフ」は仏法上の教法教義を意味する場合使用されるとある。本書では、仏教関係と思われる諸語場合は「ホフ」とし、その他の場合は「ハフ」とした。


のり 法

①崖や擁壁ようへき)及び切り土盛り土で生じる傾斜面のこと。「法面のりめん)」ともいう。 ②長さを意味する言葉

傾斜面傾き


ほうどう 【法】


のり 【法】

仏教で法(仏法)の和訓として用いる語。法事法事。法の奇特仏法優れた功徳のしるし。法の場仏事を行う場所。法の船仏法を、人を乗せ救う船に例えた語。法の道仏道。→ 法

読み方:のり

  1. 土木の語。築堤切り取りなどの斜面程度。のり一割とは高さ一尺に対して一寸出づること。

分類 土木

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 04:10 UTC 版)

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法(ほう)

法(フラン)

関連項目



出典:『Wiktionary』 (2019/05/12 04:39 UTC 版)

発音

名詞: 日本語

(ほう)

  1. ある条件状況に対して一定の結果効果が、常に発生すること。きまり、のり、ルール
  2. 社会生活を送るならば、守らなければならない決まり道徳しきたり
  3. 法学社会的規範のうち、裁判判断基準となるもの。法律の他、諸法令慣習法自然法等を含む。
  4. (仏教) サンスクリットダルマ」(dharma)の漢訳ウィキペディア「法」も参照)。
    1. 法則真理
    2. 存在
    3. 認識対象意根によって知覚される概念を含むすべての存在六境および十二処のひとつ。テンプレート:runy、法処ほっしょに同じ。(ウィキペディア三科」も参照)。
  5. 言語学動詞文法範疇のひとつ。内容の確かさ、話者態度などを表現する。直説法接続法仮定法命令法などがある。
  6. 数学
    1. 計算方法、特に四則演算
    2. 剰余系において、整数 m を n で割ったとき、が q で剰余が r であるとき、即ちm = qn + r (0 ≤ r < n)が成立しているときのn。
      • 二つ整数 a, b において、ab自然数 n割り切れるとき、n を法として合同であるといい、
        a b ( mod   n ) {/displaystyle a/equiv b/quad (/operatorname {mod} / n)}  等と書き表す。

訳語

接尾辞: 日本語

(ほう)

  1. ある分野ジャンルにおける様々な方法技法対処法
  2. ある特定の法式やりかた

熟語: 日本語


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