しょう‐ぼう〔シヤウボフ〕【正法】
せい‐ほう〔‐ハフ〕【正法】
正法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/03 22:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動正法(しょうぼう、しょうほう)とは、仏教で、正しい法(教え)のこと。邪法に対する語。白法、浄法、妙法ともいう。
また、それが行なわれるとされる釈迦の入滅(肉体死)後500年又は1000年間の時期のことで、仏法の儀式が改まらず成仏する人がいる時期をいう。 解脱堅固(げだつけんご)といい、仏法によって証りを得て誤りのない時代、 次の五百年を禅定堅固(ぜんじょうけんご)といって、 禅定(心を一点に定めて思惟すること)が盛んに行われて証りを得る時代
この場合、後の時代を像法、さらに後の時代を末法という。正・像・末の三時のひとつである。
なお、旧来の読み方では「正法護持」のように「しょうぼう」と「ほ」に濁点が付くことが多いが、それぞれの教えを反映して、真光系諸教団では「真理正法」(しんりせいほう) のように「せいほう」と読み、GLA系諸教団では「正法真理」(しょうほうしんり) のように「しょうほう」と濁らずに読む傾向がある。
浄土教
日本では、平安時代後半から鎌倉時代にかけ、末法思想の広がりとともに浄土教が盛んになる。
浄土教における解釈では、末法になると「教えだけが残り、修行をどのように実践しようとも、悟りを得ることは不可能になる時代」とし、阿弥陀如来の願である称名念仏こそ往生の道であるとする。称名念仏・往生の語については、浄土教の諸宗によって教義が異なる。
日蓮
日蓮は「正法」を時代区分としての名ではなく、「時機に応じた正当な法」という意味でのとらえ方をした。すなわち『法華経』を釈迦の本懐の正法ととらえ、法華経の題目を唱えるべきとした。釈迦の経典を自筆による御書で引用しつつ、法華経以外の経典から派生した宗教を邪宗とし、末法に於いては、法華経の題目を唱える以外に成仏することはないと体系的な教義を確立した。
日蓮が法華経を正法ととらえ、いかに愛したかは、日蓮自筆による「御書」の至る所によく表れている。中でもとりわけ有名であるのは、「日連がたましいを墨に染めながして書きて候ぞ信じさせたまえ、仏の御意は法華経なり、日蓮がたましいは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし」の一文である。
関連項目
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正法
「正法」の例文・使い方・用例・文例
- 県警が山田太郎容疑者を組織犯罪規正法違反の疑いで逮捕した
- 改正法案.
- 修正法典
- 酒類販売修正法が密売を利益の上がる行為にした
- 聴覚消失・聾のための矯正法
- 政治資金規正法という,政治活動の公明と公正を確保することを目的とした法律
- 釈迦の正法を守るという16人の修行者
- 定数是正法という法律
- 改正法によると,各都道府県警はそのような物品について,インターネット上で情報を提供する。
- 警察庁は,この改正法によって遺失物取扱業務がより効率化することを期待している。
- 改正法の下で,全国の警察署は拾得物の情報を各署のウェブサイトで公開することになっている。
- 警察は,この改正法によって,より多くの品を持ち主に返還できることを期待している。
- 改正法では,選挙運動における電子メールの使用を政党と候補者のみに限定している。
正法と同じ種類の言葉
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