法典とは? わかりやすく解説

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ほう‐てん〔ハフ‐〕【法典】

読み方:ほうてん

守るべき事柄体系的に記述したもの。おきて。「ハムラビ—」

各分野ごとに体系的に組織され成文法日本六法など。

「法典」に似た言葉

法典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 15:41 UTC 版)

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法典(ほうてん、: codex: code: Gesetzbuch)とは、体系的に編成された成文法の集成。伝統的には、特定の法分野について当該分野における一般原則を含みつつ幅広く規律する大規模なものを指すのが通常であったが、ある法域全体の又はそのうちの特定の法分野についての公式の法令集が「法典」と呼ばれることもある。また、その法的性質は、必ずしも法律とは限らない。

概要

法典の整備は、国家にとっては、その権力法秩序の根源を明確化してその正統性を強化するとともに、国内で不統一であった法体系を明確化して法律の安定化を促し、裁判官による 恣意 しい的な裁判を抑止する目的もあった。だが、その一方で法の硬直化と 欠缺 けんけつを生み出すとする批判もある。

こうした法典は古くは古代バビロニアの「ハンムラビ法典」、古代ローマの「十二表法」、東ローマ帝国の「ローマ法大全」、神聖ローマ帝国の「カロリーナ刑事法典(カール法典)」、フランス帝国の「ナポレオン法典」などがあり、東アジア律令法も一種の法典であると言えるが、近代法に則った法典整備が行われるのは、19世紀以後の事である。これを特に「法典化」と呼ぶ。

この動きは現代においては、従来、 衡平法 エクイティ 判例法 コモン・ローを重んじて法典編纂に消極的といわれてきた 英米法 コモン・ロー系の国々にも及んでいる。

関連項目


法典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 06:37 UTC 版)

イシン・ラルサ時代」の記事における「法典」の解説

この時代人類最古級の法律文書が次々と現れる時代でもある。既にシュメール時代にもウル・ナンム法典などが存在したが、イシン・ラルサ時代の法典はシュメール伝統継承しつつ作成されたものと考えられ、この時代が単に戦乱無秩序のみの時代であったわけではないことがわかる。 イシンリピト・イシュタル法典エシュヌンナエシュヌンナ法典、そして何よりもバビロンハンムラビ法典などが次々と編纂された。ただし、これらが実際に運用され法律であると考えるには体系性がないことが知られており、法律というよりは「判例集」「法規集」のような性質持っていたともいわれる実際にこれらの法典を用いて行われた裁判記録など発見されていない

※この「法典」の解説は、「イシン・ラルサ時代」の解説の一部です。
「法典」を含む「イシン・ラルサ時代」の記事については、「イシン・ラルサ時代」の概要を参照ください。

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