命令法とは? わかりやすく解説

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めいれい‐ほう〔‐ハフ〕【命令法】

読み方:めいれいほう

imperative moodヨーロッパ諸語などの文法で、動詞の法の一。相手対す命令要求などを述べる法。


命令法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 03:59 UTC 版)

命令法: imperative)は、インド・ヨーロッパ語族などの言語での動詞活用の一つ。その名の通り、命令・希望形を作る場合に使われる。




「命令法」の続きの解説一覧

命令法(意志法)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:07 UTC 版)

エスペラント」の記事における「命令法(意志法)」の解説

命令法 (ordona modo) の動詞語尾は -u である。命令だけでなく、依頼要求または禁止など主語対す話者のそうあって欲しいという「意志」を表現するため、意志法 (vola modo) とも呼ばれる命令文主語vi のとき、特に強調する場合除いて主語 vi省略されるIru !(イール !)=「行け!」(主語vi省略Vi iru !(ヴィ・イール !)=「君が行け!」(省略せずvi強調。ほかの誰でもなく「君が」行けLi iru.(リ・イール)=「彼に行かせろ」(彼が行くべきだという話者意志願望Mi iru. (ミ・イール)=「私が行きます」(私こそが行くべきだという話者(すなわち私)意志Ni iru !(ニ・イール!)=「行こう!」(私たちが行くんだという話者(すなわち ni の中の一人として私)意志。英語のLet's go. に相当) Mi petis ke li savu min. (ミ・ペーティス・ケ・リ・サーヴ・ミン)=「私は彼に助けて頼んだ」(彼に助けて欲しいという主文主語(すなわち私)意志) Ĉu ni iru al la kinejo ?(チュ・ニ・イール・アル・ラ・キネーヨ)=「映画行きませんか?」(私たちが行くべきかどうか聞き手意志尋ね体裁勧誘している)

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命令法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 08:22 UTC 版)

古代ギリシア語の動詞」の記事における「命令法」の解説

命令法(imperative)はギリシア語でπροστακτική(prostaktikḗ、「命令のための」、"for commanding")と呼ぶ。これは、動詞のπροστάσσω(prostássō、「私は命令する」、"I command")からの派生語である。 命令法の現在形一般的な命令命令全般に用いられる。 τοὺς μὲν θεοὺς φοβοῦ, τοὺς δὲ γονεῖς τῑ́μᾱ. toùs mèn theoùs phoboû, toùs dè goneîs tī́mā. 「神を恐れなさい。そして、自分両親敬いなさい」 ("Fear the gods, and honour your parents") 命令法のアオリスト形は、何かを今すぐしてほしいとき(一回きりの行為)に用いる。 δότε μοι ξίφος ὅπως τάχιστα. dóte moi xíphos hópōs tákhista. 「できるだけすみやかに私に剣を渡しなさい」 ("Give me a sword as quickly as possible!") 古代ギリシア語の命令法には3人称もあり、3人称人・物への命令も可能である。 ἀπαγέτω τις αὐτὴν οἴκαδε. apagétō tis autḕn oíkade. 「誰か彼女を(今すぐ)家に連れて行きなさい」 ("Someone take her away home (at once)") θεοὶ ἡμῖν μάρτυρες ἔστων. theoì hēmîn mártures éstōn. 「神々私たち証人になって下さい」 ("The gods be witnesses for us") 命令法の完了形次のような意味になる。 κέντρῳ τῷ Α, διαστήματι τῷ ΑΒ, γεγράφθω κύκλος. kéntrōii A, diastḗmatii AB, gegráphthō kúklos. 「中心をA、半径をABとする円が描かれとしよう」 ("Let a circle have been drawn with centre A, radius AB")

※この「命令法」の解説は、「古代ギリシア語の動詞」の解説の一部です。
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命令法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)

イタリア語の文法」の記事における「命令法」の解説

命令法 (modo imperativo) は命令を表す情報で、文法的な主語命令される側である。このため一人称単数形の活用存在しない時制には現在と未来があるという説と、現在だけという説がある。後者では命令法未来活用直接法未来と同じため、直接法未来命令的利用法解釈される。 命令法(現在)の活用では、1人称単数存在しない3人称への命令は、3人称である敬称対す命令間接的な命令表現する1人称複数2人称複数には直説法現在を、3人称には接続法流用している。1人称複数はまた接続法現在にも同じ。 活用形以下の通り。 -are動詞 -ere動詞 -ire動詞 単数 1人称 - - - 2人称 -a -i -i / -isci 3人称 -i -a -a / -isca 複数 1人称 -iamo -iamo -iamo 2人称 -ate -ete -ite 3人称 -ino -ano -ano / -iscano andare、dare、direfarestare2人称単数場合補語人称代名詞が付くと dimmi、dammelo のように語形が変わる。

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命令法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:45 UTC 版)

リトアニア語」の記事における「命令法」の解説

リトアニア語動詞の命令法は、不定形語尾 -ti(s)変化させて表現される命令通常2人称単数表現されるが、2人称複数用いられる場合は、丁寧な依頼として表現される(「〜してください」)。また、命令法が1人称複数用いられる場合は、勧誘表している(「〜しよう」)。 動詞の命令法命令法存在動詞ti「いる/ある」 一般動詞eiti「行く」 再帰動詞mokytis「学ぶ」 単数2人称-k(i)būk(i) -k(i)eik(i) -kismokykis 複数1人称-kimebūkime -kimeeikime -kimėsmokykimės 2人称-kitebūkite -kiteeikite -kitėsmokykitės 命令法の否定は、単語の頭に ne- を付して表現される。 例・būk → nebūk (いるな、〜になるな) eikime → neikime (行かないでおこう) mokykitės → nesimokykite (学ばないください) なお、不定形語尾が -kti(s) もしくは -gti(s) である場合は、以下のように変化する。 例・laukti(待つ) → lauk / laukime / laukite ※ k を2度重ねて表記しない。 bėgti(走る) → bėk / bėkime / bėkite ※ g は後に続く k に同化される。

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命令法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:16 UTC 版)

英語の文法」の記事における「命令法」の解説

動詞原形で文の最初に置くことによって表現する。命令法以外では文頭動詞原形置かれることはほとんど無い。例:Be quiet. 「静かにしなさい」 Go to school. 「学校行けOpen the window. 「窓を開けなさい」

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命令法

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 04:11 UTC 版)

名詞

  めいれいほう

  1. 動詞のひとつで、話者対象となる者に対して命令要求勧めなどを行うもの。典型的に話し相手対す二人称形であるが、言語によってはそれ以外人称対する命令法もある。

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