ちょくせつ‐ほう〔‐ハフ〕【直説法】
直説法
直説法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:07 UTC 版)
直説法 (deklara modo、reala modo) の時制には現在、過去、未来があり、それぞれの動詞の語尾は -as、-is および -os である。現実(のこととして話し手が表現しようとする)動作および状態を表現する。継続中の動作は分詞形容詞を使った複合時制を使う方法もあるが、単純時制を使う方が一般的である。 Mi estas studento. (ミ・エスタス・ストゥデント)=「私は学生です」 Li ĵus finis la laboron. (リ・ジュス・フィーニス・ラ・ラボーロン)=「彼はたった今仕事を終えました」 Ne en unu tago elkreskis Kartago. (ネ・エン・ウヌ・ターゴ・エルクレースキス・カルターゴ)=「ローマは一日にして成らず」 Longe ĉerpas la kruĉo, ĝis ĝi fine rompiĝas.(ローンゲ・チェールパス・ラ・クルーチォ、ヂス・ヂ・フィーネ・ロムピージャス) ドイツ語などのように、近い過去や近い未来、確定した未来を現在形で言ってしまうことはない。過去はあくまでも過去、未来はあくまでも未来である。確定した未来か未確定の未来かは、エスペラントでは区別されない。
※この「直説法」の解説は、「エスペラント」の解説の一部です。
「直説法」を含む「エスペラント」の記事については、「エスペラント」の概要を参照ください。
直説法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 08:22 UTC 版)
「古代ギリシア語の動詞」の記事における「直説法」の解説
直説法(indicative)は事実の叙述に用いる法である。ギリシア語でὁριστική(horistikḗ、「規定するための」、"for defining"。ὁρίζω horízō「規定する」"I define"から)と呼ぶ。 ἀπέκτεινε τὸν ἄνδρα. apékteine tòn ándra. 「彼はその男を殺した」 ("He killed the man") 否定には小辞のοὐ (ou)を動詞の前に付ける。母音の前ではοὐκ (ouk)となる。 οὐκ ἐδύνατο καθεύδειν. ouk edúnato katheúdein. 「彼は眠ることができなかった」 ("He was not able to sleep") 未完了過去とアオリストは現在と過去における非現実の状況を表すこともある(英語で"would be doing", "should be doing", "would have done"などに相当)(詳しくは上記を参照)。 τί σιγᾷς; οὐκ ἐχρῆν σιγᾶν. tí sigâis? ouk ekhrên sigân. 「君はなぜ黙っているのか? 黙るべきではないのだが」 ("Why are you keeping quiet? You should not be keeping quiet")
※この「直説法」の解説は、「古代ギリシア語の動詞」の解説の一部です。
「直説法」を含む「古代ギリシア語の動詞」の記事については、「古代ギリシア語の動詞」の概要を参照ください。
直説法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 01:47 UTC 版)
「古代ギリシア語の文法」の記事における「直説法」の解説
直説法 (indicative mood) は事実の叙述に用いられる。 直説法には7つの時制 (tense) がある。以下は、規則動詞 παιδεύω(paideúō 「私は教える」、"I teach")で例示する。時制は以下のように本時制(4つ)と副時制(3つ)に分かれる(時制の分け方について、詳しくは古代ギリシア語の文法#時制とアスペクト(相)を参照)。 本時制 (primary tenses) 現在 (present) παιδεύω paideúō 「私は教える」「私は教えている」 "I teach", "I am teaching", "I have been teaching" 未来 (future) παιδεύσω paideúsō 「私は教えるだろう」 "I will teach" 現在完了 (perfect) πεπαίδευκα pepaídeuka 「私は教え終えた」 "I have taught" 未来完了 (future perfect) πεπαιδευκὼς ἔσομαι pepaideukṑs ésomai 「私は教え終えるだろう」 "I will have taught" 副時制 (secondary tenses) 未完了過去 (mperfect) ἐπαίδευον epaídeuon 「私は教えていた」 "I was teaching", "I began teaching", "I used to teach", "I taught", "I had been teaching" アオリスト (aorist) ἐπαίδευσα epaídeusa 「私は教えた」 "I taught", "I have taught" 過去完了 (pluperfect) ἐπεπαιδεύκη/ἐπεπαιδεύκειν epepaideúkē/epepaideúkein 「私はそのとき、教え終えたところだった」 "I had taught" このうち、未完了過去と過去完了は直説法のみになり、その他の法には存在しない。
※この「直説法」の解説は、「古代ギリシア語の文法」の解説の一部です。
「直説法」を含む「古代ギリシア語の文法」の記事については、「古代ギリシア語の文法」の概要を参照ください。
直説法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)
直説法 (modo indicativo) は事実を述べる叙法である。時制は単純時制である、「現在」、「未来」、「半過去」、「遠過去」と、複合時制の「近過去」、「先立(さきだて)未来、「先立過去」、「大過去」の計8つある。
※この「直説法」の解説は、「イタリア語の文法」の解説の一部です。
「直説法」を含む「イタリア語の文法」の記事については、「イタリア語の文法」の概要を参照ください。
直説法(習慣過去形)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:45 UTC 版)
「リトアニア語」の記事における「直説法(習慣過去形)」の解説
リトアニア語の動詞の習慣過去形は、過去に何度も行っていた行為を表現するときに用いられ、習慣過去形の動詞は日本語では「〜していたものだ」とも訳される(英語の "used to 〜" に相当)。不定形の語尾 -ti(s) を変化させて表現される。 動詞の習慣過去形習慣過去形存在動詞būti「いる/ある」 一般動詞eiti「行く」 再帰動詞mokytis「学ぶ」 単数1人称-davaubūdavau -davaueidavau -davausimokydavausi 2人称-davaibūdavai -davaieidavai -davaisimokydavaisi 3人称-davobūdavo -davoeidavo -davosimokydavosi 複数1人称-davomebūdavome -davomeeidavome -davomėsmokydavomės 2人称-davotebūdavote -davoteeidavote -davotėsmokydavotės 3人称-davobūdavo -davoeidavo -davosimokydavosi 習慣過去形の否定は、現在形や過去形などと同様に単語の頭に ne- を付して表現される。
※この「直説法(習慣過去形)」の解説は、「リトアニア語」の解説の一部です。
「直説法(習慣過去形)」を含む「リトアニア語」の記事については、「リトアニア語」の概要を参照ください。
直説法(未来形)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:45 UTC 版)
リトアニア語の動詞の未来形は、不定形の語尾 -ti(s) を変化させて表現される。原則として、1人称単数の語尾は -siu 、2人称単数の語尾は -si 、3人称の語尾は -s 、1人称複数の語尾は -sime 、2人称複数の語尾は -site となる。未来形の否定は、現在形や過去形などと同様に単語の頭に ne- を付して表現される。 動詞の未来形未来形存在動詞būti「いる/ある」 一般動詞eiti「行く」 再帰動詞mokytis「学ぶ」 単数1人称-siubūsiu -siueisiu -siuosimokysiuosi 2人称-sibūsi -sieisi -siesimokysiesi 3人称-sbus -seis -sismokysis 複数1人称-simebūsime -simeeisime -simėsmokysimės 2人称-sitebūsite -siteeisite -sitėsmokysitės 3人称-sbus -seis -sismokysis ただし、不定形の語尾が -sti(s) もしくは -zti(s) である場合は、以下のように変化する。 例・vesti → vesiu / vesi / ves / vesime / vesite / ves ※ s を2度重ねて表記しない。 megzti → megsiu / megsi / megs / megsime / megsite / megs ※ z は後に続く s に同化される。 また、不定形の語尾が -šti(s) もしくは -žti(s) である場合、以下のように変化する。 例・nešti → nešiu / neši / neš / nešime / nešite / neš ※ 未来形を表す s は š に同化される。 vežti → vešiu / veši / veš / vešime / vešite / veš ※ 未来形を表す s は ž と同化して š となる。 語幹(接頭辞および不定形の語尾 -ti(s) を除いた部分)が1音節のみで構成され、さらに母音で終わる場合、3人称の未来形は長母音の y および (i)ū はそれぞれ短母音の i および (i)u に変化する。1人称および2人称については長母音が維持される。ただし例外として、vyti および siūti の3人称未来形は、 vis や sius とはならずに vys や siūs となる。後者は、 siusti の3人称未来形 sius との混同を避けるために長母音が維持されている。 例・būti → bus lyti → lis gyti → gis džiūti → džius 語幹が1音節であってもその後にさらに子音が続く場合は、長母音が短母音に変化することはない。 例・plyšti → plyš dygti → dygs dūkti → dūks rūgti → rūgs 語幹が2音節以上で構成される場合も、母音の長さは変化しない。
※この「直説法(未来形)」の解説は、「リトアニア語」の解説の一部です。
「直説法(未来形)」を含む「リトアニア語」の記事については、「リトアニア語」の概要を参照ください。
直説法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:16 UTC 版)
一般動詞においては過去形、過去分詞形、現在分詞形、動名詞、三人称単数現在形以外では目に見える形で活用せず、実質原形を用いる。
※この「直説法」の解説は、「英語の文法」の解説の一部です。
「直説法」を含む「英語の文法」の記事については、「英語の文法」の概要を参照ください。
直説法
「直説法」の例文・使い方・用例・文例
- 直説法のページへのリンク