直説法とは? わかりやすく解説

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ちょくせつ‐ほう〔‐ハフ〕【直説法】

読み方:ちょくせつほう

indicative moodヨーロッパ諸語などの文法における法の一。話し手主観的要素交えず事実そのまま述べ語法一般叙述文は多くこれに属する。直接法

「直説法」に似た言葉

直説法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 15:36 UTC 版)

直説法(ちょくせつほう、: indicative)は、インド・ヨーロッパ語族に属する言語で用いられるのひとつで、話者が事実をそのまま語る場合に用いられる動詞の活用をいう。基本的に、条件法接続法命令法以外の動詞の活用をいう。




「直説法」の続きの解説一覧

直説法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:07 UTC 版)

エスペラント」の記事における「直説法」の解説

直説法 (deklara modo、reala modo) の時制には現在、過去未来があり、それぞれの動詞語尾は -as、-is および -os である。現実(のこととし話し手表現しようとする)動作および状態を表現する継続中動作分詞形容詞使った複合時制を使う方法もあるが、単純時制を使う方が一般的である。 Mi estas studento. (ミ・エスタス・ストゥデント)=「私は学生です」 Li ĵus finis la laboron. (リ・ジュス・フィーニス・ラ・ラボーロン)=「彼はたった今仕事終えましたNe en unu tago elkreskis Kartago. (ネ・エン・ウヌ・ターゴ・エルクレースキス・カルターゴ)=「ローマは一日にして成らず」 Longe ĉerpas la kruĉo, ĝis ĝi fine rompiĝas.(ローンゲ・チェールパス・ラ・クルーチォ、ヂス・ヂ・フィーネ・ロムピージャス) ドイツ語どのように、近い過去や近い未来確定した未来を現在形言ってしまうことはない。過去あくまでも過去未来あくまでも未来である。確定した未来未確定未来かは、エスペラントでは区別されない

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直説法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 08:22 UTC 版)

古代ギリシア語の動詞」の記事における「直説法」の解説

直説法(indicative)は事実叙述用いる法である。ギリシア語でὁριστική(horistikḗ、「規定するための」、"for defining"。ὁρίζω horízō「規定する」"I define"から)と呼ぶ。 ἀπέκτεινε τὸν ἄνδρα. apékteine tòn ándra. 「彼はその男殺した」 ("He killed the man") 否定には小辞のοὐ (ou)を動詞前に付ける。母音の前ではοὐκ (ouk)となる。 οὐκ ἐδύνατο καθεύδειν. ouk edúnato katheúdein. 「彼は眠ることができなかった」 ("He was not able to sleep") 未完了過去アオリスト現在と過去における非現実状況を表すこともある(英語で"would be doing", "should be doing", "would have done"などに相当)(詳しく上記参照)。 τί σιγᾷς; οὐκ ἐχρῆν σιγᾶν. tí sigâis? ouk ekhrên sigân. 「君はなぜ黙っているのか? 黙るべきではないのだが」 ("Why are you keeping quiet? You should not be keeping quiet")

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直説法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 01:47 UTC 版)

古代ギリシア語の文法」の記事における「直説法」の解説

直説法 (indicative mood) は事実叙述用いられる。 直説法には7つ時制 (tense) がある。以下は、規則動詞 παιδεύω(paideúō 「私は教える」、"I teach")で例示する時制は以下のように本時制4つ)と副時制3つ)に分かれる時制分け方について、詳しく古代ギリシア語の文法#時制とアスペクト(相)を参照)。 本時制 (primary tenses) 現在 (present) παιδεύω paideúō 「私は教える」「私は教えている」 "I teach", "I am teaching", "I have been teaching" 未来 (future) παιδεύσω paideúsō 「私は教えるだろう」 "I will teach" 現在完了 (perfect) πεπαίδευκα pepaídeuka 「私は教え終えた」 "I have taught" 未来完了 (future perfect) πεπαιδευκὼς ἔσομαι pepaideukṑs ésomai 「私は教え終えるだろう」 "I will have taught" 副時制 (secondary tenses) 未完了過去 (mperfect) ἐπαίδευον epaídeuon 「私は教えていた」 "I was teaching", "I began teaching", "I used to teach", "I taught", "I had been teaching" アオリスト (aorist) ἐπαίδευσα epaídeusa 「私は教えた」 "I taught", "I have taught" 過去完了 (pluperfect) ἐπεπαιδεύκη/ἐπεπαιδεύκειν epepaideúkē/epepaideúkein 「私はそのとき教え終えたところだった」 "I had taught" このうち未完了過去過去完了は直説法のみになり、その他の法には存在しない

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直説法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)

イタリア語の文法」の記事における「直説法」の解説

直説法 (modo indicativo) は事実述べ叙法である。時制単純時制である、「現在」、「未来」、「半過去」、「遠過去」と、複合時制の「近過去」、「先立(さきだて未来、「先立過去」、「大過去」の計8つある。

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直説法(習慣過去形)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:45 UTC 版)

リトアニア語」の記事における「直説法(習慣過去形)」の解説

リトアニア語動詞習慣過去形は、過去何度も行ってた行為を表現するときに用いられ習慣過去形動詞日本語では「〜していたものだ」とも訳される(英語の "used to 〜" に相当)。不定形語尾 -ti(s)変化させて表現される動詞習慣過去形習慣過去形存在動詞ti「いる/ある」 一般動詞eiti「行く」 再帰動詞mokytis「学ぶ」 単数1人称-davaubūdavau -davaueidavau -davausimokydavausi 2人称-davaibūdavai -davaieidavai -davaisimokydavaisi 3人称-davobūdavo -davoeidavo -davosimokydavosi 複数1人称-davomebūdavome -davomeeidavome -davomėsmokydavomės 2人称-davotebūdavote -davoteeidavote -davotėsmokydavotės 3人称-davobūdavo -davoeidavo -davosimokydavosi 習慣過去形否定は、現在形過去形などと同様に単語の頭に ne- を付して表現される

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直説法(未来形)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:45 UTC 版)

リトアニア語」の記事における「直説法(未来形)」の解説

リトアニア語動詞未来形は、不定形語尾 -ti(s)変化させて表現される原則として1人称単数語尾は -siu2人称単数語尾は -si3人称語尾は -s 、1人称複数語尾は -sime2人称複数語尾は -site となる。未来形否定は、現在形過去形などと同様に単語の頭に ne- を付して表現される動詞未来形未来形存在動詞ti「いる/ある」 一般動詞eiti「行く」 再帰動詞mokytis「学ぶ」 単数1人称-siubūsiu -siueisiu -siuosimokysiuosi 2人称-sibūsi -sieisi -siesimokysiesi 3人称-sbus -seis -sismokysis 複数1人称-simebūsime -simeeisime -simėsmokysimės 2人称-sitebūsite -siteeisite -sitėsmokysitės 3人称-sbus -seis -sismokysis ただし、不定形語尾が -sti(s) もしくは -zti(s) である場合は、以下のように変化する。 例・vesti → vesiu / vesi / ves / vesime / vesite / ves ※ s を2度重ねて表記しない。 megzti → megsiu / megsi / megs / megsime / megsite / megs ※ z は後に続く s に同化される。 また、不定形語尾が -šti(s) もしくはti(s) である場合、以下のように変化する。 例・neštinešiu / neši / neš / nešime / nešite / neš ※ 未来形を表す s は š に同化される。 vežtivešiu / veši / veš / vešime / vešite / veš ※ 未来形を表す s は ž と同化して š となる。 語幹接頭辞および不定形語尾 -ti(s)除いた部分)が1音節のみで構成され、さらに母音で終わる場合3人称未来形長母音の y および (i)ū はそれぞれ短母音の i および (i)u に変化する1人称および2人称については長母音維持される。ただし例外として、vyti および siūti3人称未来形は、 vis や sius とはならずvyssiūs となる。後者は、 siusti の3人称未来形 sius との混同避けるために長母音維持されている。 例・būtibus lyti → lis gyti → gis tiius 語幹が1音節であってもその後にさらに子音が続く場合は、長母音短母音変化することはない。 例・plyštiplyš dygti → dygs dūkti → dūks rūgti → rūgs 語幹が2音節上で構成される場合も、母音長さ変化しない

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直説法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:16 UTC 版)

英語の文法」の記事における「直説法」の解説

一般動詞においては過去形過去分詞形、現在分詞形、動名詞三人称単数現在形以外では目に見える形で活用せず実質原形用いる。

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直説法

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 04:01 UTC 版)

名詞

ちょくせつほう

  1. インド・ヨーロッパ諸語における言語学上の一つで、主に事実伝達用い場合動詞の活用形態

関連語

翻訳


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