道のり
距離
(道のり から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 07:24 UTC 版)
距離(きょり、distance)とは、ある2点間に対して測定した長さの量をいう。本項では日常生活および高校数学の範囲内で使われている距離について触れる。大学以上で扱うより専門的・抽象的な距離については距離空間を参照。
- ^ 国際単位系(SI) 第8版 (2006)、日本語版、訳・監修 (独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター] p.40 表8、距離 海里 となっている。
- ^ 英語版では The International System of Units,8th editon, 2006 p.127 Table 8, distance, nautical mile
- ^ 国際単位系(SI) 第9版 (2019)日本語版、訳・監修 (独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター p.114 表8 量:長さ、単位の名称:天文単位
- ^ 英語版では、The International System of Units,9th editon, 2019 p.145 Table 8,length, astronomical unit
- ^ 海里の定義計量単位令 別表第6、海面又は空中における長さの計量、海里
- ^ 具体的には、どれくらい細かく見るかによる。地球の場合、数百メートル離れると、ミリメートル単位では地下を通る。
道のり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 07:33 UTC 版)
「第39回スーパーボウル」の記事における「道のり」の解説
ニューイングランド・ペイトリオッツ (2004 New England Patriots season) AFC東地区に所属するニューイングランド・ペイトリオッツは2001年シーズンの第36回スーパーボウル、2003年シーズンの第38回スーパーボウルで勝利し、ここ3年間で2度のリーグ制覇を成し遂げていた。スーパーボウル連覇を目指したこのシーズンはオフにシンシナティ・ベンガルズからRBコーリー・ディロンをドラフト2巡指名権とのトレードで獲得した。ディロンは1997年シーズンから6シーズン連続で1,000ヤード以上のラッシュを記録しプロボウルにも3度選出されていたが2003年シーズンは怪我もあってキャリア最低の541ヤードに終わり、30歳という年齢もあり獲得には懸念の声もあった。ドラフトでは2つの1巡指名権でDTビンス・ウィルフォークとTEベンジャミン・ワトソンを獲得。目立った主力の放出もなくチームはスーパーボウルを制覇した戦力を保つことに成功した。 開幕戦で強豪インディアナポリス・コルツを接戦の末27-24で破るとその後も勝利を重ね、第8週でピッツバーグ・スティーラーズに34-20で敗れるまで開幕6連勝を果たした。チームは前年度から続くレギュラーシーズンの連勝記録を18に、ポストシーズンを含む連勝記録を21にまで伸ばしNFL記録を樹立した。(レギュラーシーズンの連勝記録は2006年から2008年にかけてペイトリオッツが21に塗り替えた。さらにその後コルツが23に塗り替えている。)しかし敗れたスティーラーズ戦でチームのエースCBで4度のプロボウル選出を誇るタイ・ローが負傷しシーズンエンドとなった。2週間前にはもう一人のスターターCBタイロン・プールが足の怪我でシーズン絶望となっており、チームは2年目のアサンテ・サミュエル、ドラフト外ルーキーでシーズン最初の3試合は出番がなかったランドール・ゲイ、本来はセーフティーでキャリア5年間で3試合しかプレーしたことのないアースウィンド・モアランドなどに頼らざるを得なかった。第9週のセントルイス・ラムズ戦ではアサンテ・サミュエルが怪我で一時試合から離れ、代わりにベテランWRのトロイ・ブラウンがCBとしてプレーした。サミュエルはこの試合中に復帰したが、ブラウンはその後も3番手CBとしてプレーを続けた。試合はLBマイク・ブレイベルがTDパスキャッチを、Kアダム・ビナティエリがFG隊形からTDパスを決めるなどして40-22で完勝をおさめた。その後もチームは順調に勝利を重ね、14勝2敗でシーズンを終えた。 オフェンスではRBコーリー・ディロンがチームのフランチャイズ記録となるラン1,635ヤードを獲得、12TDをあげ4度目のプロボウルに選出された。 QBブレイディはパス3,692ヤード28TD(14INT)QBレイティング92.6という活躍で2001年シーズン以来となる自身2度目のプロボウルに選出された。ディロンとブレイディの活躍もありオフェンスは得点でリーグ4位、獲得ヤードでは7位とリーグトップクラスの成績をおさめた。一方ディフェンスではスターターCBの離脱もあってパスディフェンスはリーグ17位と苦戦した。しかしベテランSロドニー・ハリソンがチームトップの96タックルを記録しディフェンスを引っ張ると、もう一人のSユージン・ウィルソンがチームトップの4INTを記録するなど二人のセーフティが経験不足のCB陣を補った。また本来WRであるトロイ・ブラウンがチーム2位タイの3INTを記録するなどペイトリオッツはリーグ7位タイの20INTを奪った。またLBウィリー・マクギネストがチームトップの9.5サックを記録するなど合わせて4人の選手が5サック以上を記録し、チームでリーグ3位タイの45個のサックを記録した。さらに失点の少なさではリーグ2位、ヤードではリーグ9位と前シーズンに引き続いてディフェンスがトップクラスの成績をおさめ、ハリソンがオールプロに、LBテディ・ブルスキがプロボウルとオールプロに、DEリチャード・シーモアがプロボウルに選出された。 フィラデルフィア・イーグルス (2004 Philadelphia Eagles season) NFC東地区に所属するフィラデルフィア・イーグルスは1999年シーズンから指揮をとるHCアンディ・リードと2000年シーズンからスターターとして定着したQBドノバン・マクナブのもとで前年シーズンまで4年連続でプレーオフに進出、さらに3年連続でNFCチャンピオンシップゲームに進出していたがいずれもスーパーボウル進出には届かなかった。オフにチームはサンフランシスコ・49ersで3度のプロボウルに選出されたWRテレル・オーウェンス、テネシー・タイタンズで3シーズン連続で10サック以上を記録するなど3度のプロボウル選出経験を持つジェボン・カースを獲得、2度のプロボウル選手と経験を持つLBジェレミア・トロッターがワシントンへの移籍を経てチームに再加入した。 開幕戦のニューヨーク・ジャイアンツでは新加入のWRオーウェンスがいきなり3TDをあげる活躍を見せるなど31-17で勝利し、その後第9週でピッツバーグ・スティーラーズに27-3で敗れるまで開幕7連勝を果たした。その後も順調に勝利を重ねたが、第15週のダラス・カウボーイズ戦でオーウェンスがSロイ・ウィリアムスのフォース・カラー・タックルを受け足首を負傷した。試合には勝利したがオーウェンスは残り試合を欠場した。チームは13勝3敗でレギュラーシーズンを終え、第1シードでプレーオフに進出した。 QBマクナブはパス3,875ヤード31TD(8INT)QBレイティング104.7、ランでは220ヤード3TDという素晴らしい成績をおさめNFC最優秀攻撃選手に選出され、5シーズン連続となるプロボウルにも選出された。マクナブは10INT未満で30TDパス以上を決めたNFL史上初のQBとなった。WRオーウェンスは77キャッチ1,200ヤード14TDでプロボウルとオールプロに選出され、RBブライアン・ウエストブルックがランでは812ヤード3TD、パスでは73キャッチ703ヤード6TDという活躍をみせ自身初のプロボウルに選出された。イーグルスはランをリーグ31位の376回しかプレーせずその為ランオフェンスはリーグ24位だったが、パスオフェンスはリーグ7位、オフェンス全体では得点がリーグ8位、獲得ヤードではリーグ10位と上々の成績をおさめた。ディフェンスでは4人の先発セカンダリー陣のうちチームトップの5INTを記録したCBリト・シェパード、チームトップのタックル数を記録したSマイケル・ルイス、4INT3サックを決めたSブライアン・ドーキンスの3人がプロボウルとオールプロ双方に選出された。ディフェンスではLBジェレミア・トロッターがプロボウルに選出され、DEジェボン・カースがチームトップの7.5サックを決めるなど計4人が5サック以上を記録しチーム全体でリーグ2位の47サックを記録した。イーグルスはランディフェンスこそリーグ16位であったが、失点の少なさはリーグ2位、喪失ヤードではリーグ10位とリーグトップクラスのディフェンスを誇った。 プレーオフ (NFL playoffs, 2004-05) AFC第2シードのペイトリオッツはディビジョナル・プレーオフでインディアナポリス・コルツと対戦した。このシーズン、コルツのQBペイトン・マニングは当時のNFL記録である49TDパス(2007年シーズンにブレイディが50TDパスの新記録を樹立)と歴代最高のQBレイティング121.1を記録し、さらにマービン・ハリソン、レジー・ウェイン、ブランドン・ストークリーの3人のWRが1,000ヤード10TD以上を達成した。またRBエジャーリン・ジョームスがランでは1,548ヤード9TD、パスでは51キャッチ483ヤードを記録するなど、コルツはマニングと多彩なタレント陣を中心にレギュラーシーズンでリーグトップの522得点を奪っていた。しかしペイトリオッツは2人のスターターCBに加えプロボウルに選出されたDEリチャード・シーモアを怪我で欠いたにも関わらず攻守にコルツを圧倒し、20-3で完勝をおさめた。RBディロンがラン23回144ヤードを獲得するなどチーム全体でラン210ヤードを獲得すると、コルツのランをわずか46ヤードにおさえ試合を支配した。ペイトリオッツは7分を超えるロングドライブを3回記録するなどタイム・オブ・ポゼッションで37分43秒とコルツを大きく上回った。特に後半は21分26秒と圧倒的に支配した。 さらに2ファンブルと1INTの計3つのターンオーバーを奪い、コルツをシーズン最少の3得点に封じ込めた。この試合はコルツがTDを奪えなかったシーズン唯一の試合となった。 続くAFCチャンピオンシップゲームでは敵地ハインツ・フィールドでレギュラーシーズンで敗れたピッツバーグ・スティーラーズと対戦した。スティーラーズはQBベン・ロスリスバーガーがルーキーQBとしてはNFL記録となる14連勝を果たすなど15勝1敗というNFL史上2位タイの好成績をおさめ、レギュラーシーズンでは第8週と第9週に当時無敗だったペイトリオッツとイーグルスに初黒星をつけていた。しかしペイトリオッツは第1Qから早々に主導権を握る。Sユージン・ウィルソンがロスリスバーガーのこの試合最初のパスでINTを奪うとKビナティエリが48ヤードのFGを決め先制点をあげ、続くスティラーズのドライブではRBジェローム・ベティスがファンブルしペイトリオッツがリカバー、すぐ後のプレーでブレイディがブランチに60ヤードのTDパスを通しリードを10点に広げた。その後もブレイディが安定したプレーでオフェンスを展開すると、レギュラーシーズンは怪我に悩まされたWRディオン・ブランチがランとパスの双方でビッグプレーを、Sロドニー・ハリソンがインターセプト・リターンTDを決めるなどしてリーグ最少失点のディフェンスを誇るスティーラーズから41点を奪い41-27で勝利した。41失点はスティーラーズのシーズン最多失点となった。ペイトリオッツが2年連続5度目のスーパーボウル進出を決めた。 NFC第1シードのイーグルスはディビジョナル・プレーオフでミネソタ・バイキングスと対戦した。バイキングスはQBダンテ・カルペッパーが39TDパスを決めるなどリーグトップクラスのオフェンスを誇っていたが、イーグルスは序盤にマクナブが2本のTDパスを決め主導権を握るとその後はカルペッパーから2つのINTを奪うなどして試合を支配し27-14で勝利した。イーグルスはバイキングスのWRランディ・モスを3キャッチ51ヤードに抑え、バイキングスは7度のペナルティで計108ヤードの罰退を受けるなど試合をコントロールできなかった。4年連続の出場となったNFCチャンピオンシップゲームではQBマイケル・ビック擁するアトランタ・ファルコンズと対戦した。このシーズン、QBビックはパスで2,313ヤード14TD、ランで902ヤード3TDをあげる活躍を見せプロボウルに選出されていた。またRBワーリック・ダンが1,106ヤード9TD、T・J・ダケットが509ヤード8TDを記録するなどファルコンズはリーグトップのランオフェンスを誇っていた。イーグルスは最初のドライブで敵陣まで攻め込むが4thダウンでFG隊形からパスを狙うも失敗し無得点に終わった。しかしその後は安定してリードを奪い、一時は4点差に詰め寄られるが第4Qに突き放し27-10で勝利した。イーグルスはQBビックをラン4回26ヤード、RBダンをラン15回59ヤードとファルコンズのランオフェンスを99ヤードに抑えた。マクナブはプレーオフ2試合をINTなしの安定したプレーでチームの勝利に貢献した。オーウェンスは2試合とも欠場したが、チームのスーパーボウル出場を信じリハビリを続けた。イーグルスが24年ぶり2度目のスーパーボウル進出を決めた。
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「第36回スーパーボウル」の記事における「道のり」の解説
セントルイス・ラムズ (2001 St. Louis Rams season) セントルイス・ラムズは2年前の1999年シーズンに第34回スーパーボウルを制覇しチーム史上初のNFL王者に輝いた。翌2000年シーズンはディフェンスの不調もありプレーオフで敗れたもの、QBカート・ワーナー、RBマーシャル・フォークなどを擁する圧倒的なオフェンスは健在で、「 芝生の上で行われる最高のショー」(The Greatest Show on Turf)はまさに最盛期をむかえていた。オフにはリーグ最多失点を喫したディフェンス陣の大幅な補強に成功し、開幕前からスーパボウル出場の有力候補と目されていた。チームは開幕から6連勝と波に乗ると終盤にも6連勝を果たしリーグトップの14勝2敗で順当にプレーオフ出場を決めた。自慢のオフェンスはリーグトップの成績をおさめ、QBワーナーがリーグMVPに、RBフォークはリーグ最優秀攻撃選手に選出された。さらに昨シーズン大きく足を引っ張ったディフェンスも失点はリーグ7位、ヤードはリーグ3位とNFLトップクラスの成績をマークしチーム史上最高記録となるレギュラーシーズン14勝に貢献した。 ニューイングランド・ペイトリオッツ (2001 New England Patriots season) ニューイングランド・ペイトリオッツは2000シーズンにビル・ベリチックがHCに就任するも5勝11敗と成績は振るわず、エースQBドリュー・ブレッドソーやディフェンスの要ローヤー・ミロイを除けばタレント不足は否めなかった。ドラフトでは全体6位で大型新人のリチャード・シーモアを獲得したが、前年のシーズンは攻守とも低調だったこともあり前評判は高くなかった。開幕戦で敗れると続く第2週にエースのブレッドソーが怪我を負い交代を余儀なくされた。代わりにQBを務めたのは2年目のトム・ブレイディであった。ブレイディは2000年のドラフト6巡指名(全体199位)選手で、ルーキーシーズンは3回パスを投げただけであった。エースQBを失ったことでチームはますます厳しい戦いになることが予想されたが、リスクを避けボールコントロールを重視するブレイディのプレースタイルは徐々にチームにフィットしていき、序盤を5勝5敗で乗り切った後は6連勝を果たして見事AFC東地区を制覇した。ブレッドソーが戻った後も先発QBを任されたブレイディはプロボウルにも選ばれる活躍でオフェンスを引っ張った。ベリチックの指揮するディフェンスはヤードこそリーグ24位であったが失点の少なさはリーグ6位、さらにリーグ8位となる35個のターンオーバーを奪うなど優秀な成績をおさめた 両チームは第10週にペイトリオッツのホームで対戦している。このときは24-17でラムズが勝利しているが、ペイトリオッツはこの試合以後無敗でレギュラーシーズンを終えた。 プレーオフ (NFL playoffs, 2001-02) NFC第1シードのラムズはディビジョナル・プレーオフでQBブレット・ファーヴ率いるグリーンベイ・パッカーズと対戦した。ファーブはレギュラーシーズンで素晴らしい活躍を見せており、ワーナーとの名QB同士の対決には注目が集まったが、ラムズディフェンスはファーブから6つのINTを奪うなどパッカーズから計8つのターンオーバーを奪い45-17の圧勝をおさめた。NFCチャンピオンシップゲームではフィラデルフィア・イーグルスと対戦し、前半こそリードを許したが後半に逆転して試合を優位に進めると終盤はイーグルスの反撃を振り切って29-24で勝利し、過去3年間で2度目のスーパーボウル出場を決めた。 AFC第2シードのペイトリオッツはディビジョナル・プレーオフでオークランド・レイダースと対戦した。豪雪のなか第4Qで最大10点のリードを許すもQBブレイディの活躍で3点差まで追い上げる。試合時間残り2分6秒からはじまったペイトリオッツのドライブでは疑惑の判定の後アダム・ビナティエリが45ヤードのFGを決めて同点とすると、続くオーバータイムでもビナティエリがFGを決めて16-13と劇的な勝利をおさめた。この試合はタック・ルール・ゲームと呼ばれ、疑惑の判定はしばしばNFL史上に残るミスジャッジとしてあげられることがある。AFCチャンピオンシップゲームではAFC第1シードのピッツバーグ・スティーラーズと対戦した。第2QにQBブレイディが足を負傷するアクシデントがあったが、代わりに入ったブレッドソーがTDパスを決めるなどしっかりと代役を果たす。さらにスペシャルチームがビッグプレーを連発して21-3とリードすると最後はスティーラーズの反撃を振り切って24-17で勝利し、前評判を覆してスーパーボウル出場を決めた。
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「第38回スーパーボウル」の記事における「道のり」の解説
ニューイングランド・ペイトリオッツ (2003 New England Patriots season) AFC東地区に所属するニューイングランド・ペイトリオッツは2年前の第36回スーパーボウルで激戦の末セントルイス・ラムズを破り、チーム史上初のリーグチャンピオンに輝いた。しかし翌2002年シーズンは波に乗りきれず9勝7敗でプレーオフ進出を逃し、このシーズンも決して万全のスタートではなかった。 オフにプロボウル選出経験のあるSロドニー・ハリソンを獲得するが、その後チームは大きく揺れ動く。ペイトリオッツはディフェンスのリーダーでもあり4度のプロボウル選出経験を誇るSロウヤー・ミロイに対し減給を受け入れるよう要請し、拒んだミロイを開幕5日前に放出した。ミロイは2日後に開幕戦の相手であったバッファロー・ビルズと契約し、その開幕戦では1サックを決めるなどの活躍を見せペイトリオッツは31-0で完封負けを喫した。さらに第4週でも敗れチームは2勝2敗とスタートに失敗した。ファンやチームメイトから大きな信頼を得ていたミロイの放出はHCビル・ベリチックへの批判につながった。ペイトリオッツは1年前にも元エースQBドリュー・ブレッドソーをビルズに放出しており、ブレッドソーはそのシーズンにプロボウルに選ばれていた。そのビルズを相手にチームの新たなエースQBであるはずのトム・ブレイディが4INTを喫するなどして惨敗したため、メディアはベリチックへの批判を強めた。ESPNの解説者トム・ジャクソンは「はっきりと言いたい。ペイトリオッツの選手は、自分たちのHCを嫌っている。」と発言した。 しかしここからチームは快進撃を始める。組織を中心とした強固なディフェンスとブレイディの率いる安定したオフェンスで盤石に勝利を重ねると、第7週のマイアミ・ドルフィンズ戦、第9週のデンバー・ブロンコス戦、第12週のヒューストン・テキサンズ戦、第13週のインディアナポリス・コルツ戦ではブレイディのウイニングTDドライブ、ビナティエリのウイニングFG、ディフェンスのビッグプレーなどで劇的な勝利をおさめた。シーズン最終週では再びビルズと対戦し、ブレイディの4TDパスの活躍などで31-0と開幕戦と全く同じスコアで今度は完封勝利をおさめ、12連勝でレギュラーシーズンを終えた。ホームで8戦全勝と強さを発揮したペイトリオッツはリーグ最少失点、リーグ最多の29INT、許したTDパスわずか11本(リーグ最少)、さらにリーグ6位の41サックをあげるなど強力なディフェンスを誇った。ブレイディはパス3,620ヤード23TDに対し12INTという活躍でチームのオフェンスを指揮し、新加入のロドニー・ハリソンはチームトップの94タックルを記録しオールプロに選ばれた。チームは14勝2敗で地区優勝を飾り、第1シードでプレーオフに進出した。 カロライナ・パンサーズ (2003 Carolina Panthers season) NFC南地区に所属するカロライナ・パンサーズは創設9年目のチームであり、2001年シーズンにはわずか1勝しか挙げることができなかった。2002年にジョン・フォックスをHCに迎えるとチームは7勝9敗と成績を大きく伸ばした。 シーズンの開幕戦、チームはジャクソンビル・ジャガーズを相手に第3Qで17-0と大きくリードを許してしまう。ここでフォックスは先発QBロドニー・ピートを下げ控えQBジェイク・デロームを起用した。デロームはドラフトには指名されずNFLヨーロッパなどでプレーした、いわば無名のQBであった。しかしこの起用でデロームは、それまでわずか36ヤードしか獲得できなかったオフェンスを蘇らせ、24-23とチームを劇的な逆転勝利に導いた。この試合以後スターターQBの座を手にしたデロームはパンサーズのオフェンスを牽引する。昨シーズンはディフェンスがリーグ2位の成績をおさめながらもオフェンスがリーグ31位のヤード、リーグ30位の得点しか獲得することができなかったが、このシーズンはヤードでは16位、得点ではリーグ15位と大きく成長し、ディフェンスもヤードではリーグ8位、失点ではリーグ10位と上々の成績をおさめた。 さらにパンサーズはオーバータイムに突入した4試合のうちタンパベイ・バッカニアーズ戦、インディアナポリス・コルツ戦、ニューオーリンズ・セインツ戦の3試合で勝利を挙げており、また3点差以内のゲームで6勝1敗と接戦において抜群の強さを見せた。デロームはパス3,219ヤード19TDという活躍で不調だったオフェンスを蘇らせ、ディフェンスでは5サックのDTクリス・ジェンキンス(英語版)、12サックのDEマイク・ラッカーがプロボウルに選出された。さらにDEジュリアス・ペッパーズも7サックを記録するなど強力なDLを中心にリーグ8位の40サックを記録した。チームは開幕5連勝と波に乗ったのち、途中3連敗を喫するも最後は3連勝でシーズンを終え、11勝5敗で地区優勝を果たし第3シードでプレーオフ進出を決めた。 プレーオフ (NFL playoffs, 2003-04) AFC第1シードのペイトリオッツはディビジョナル・プレーオフでこの年のCO-MVPスティーブ・マクネア率いるテネシー・タイタンズと対戦した。-15℃という寒さのなか行われた試合は第4Q、Kアダム・ビナティエリのFGが決勝点となり17-14で勝利をおさめた。続くAFCチャンピオンシップゲームでは同じくCO-MVPのペイトン・マニング擁するインディアナポリス・コルツと雪が舞うジレット・スタジアムで対戦。オープニングドライブで4thダウンギャンブルを成功させるなど敵陣深くまで進入すると、ブレイディがポンプ・フェイクからWRデイビッド・ギブンズへTDパスを決め先制する。続くコルツの攻撃でSロドニー・ハリソンがエンドゾーン内でINTを奪うと、以後ペイトリオッツディフェンスはコルツの強力オフェンスに対しCBタイ・ローがマニングから3つのINTを奪うなど計5つのターンオーバーを奪い試合を優位に進め、オフェンスではビナティエリの5本のFGで常にリードを奪い24-14で勝利した。ペイトリオッツはここ3年間で2度目のスーパーボウル出場を決めた。 NFC第3シードのパンサーズは1996年シーズン以来のプレーオフ出場となったが、ワイルドカード・プレーオフではダラス・カウボーイズを終始圧倒し29-10で勝利をおさめた。続くディビジョナル・プレーオフでのセントルイス・ラムズ戦はシーソーゲームの末オーバータイムにもつれる激戦となる。両者ともにFGを外し試合はダブル・オーバータイムに突入するが、最後はデロームがWRスティーブ・スミスへ69ヤードのTDパスを決め熱戦に終止符を打った。迎えたNFCチャンピオンシップゲームでは3年連続のチャンピオンシップ出場となる強豪フィラデルフィア・イーグルスと対戦した。イーグルスの優位を予想する声も多かったが、パンサーズはCBリッチー・マニングがQBドノバン・マクナブから3つのINTを奪うなどイーグルスのオフェンスをわずか3点に抑え込み14-3で勝利をおさめた。2年目HCとスターター1年目のQBという、第36回スーパーボウルを制した2年前のペイトリオッツと全く同じ構図でチームは初のスーパーボウル出場を決めた。
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道のり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 14:30 UTC 版)
現在の渋谷街道に相当する京都府道116号渋谷山科停車場線は、東大路通(馬町交差点)から始まるが、渋谷街道の京都側の起点はそれよりも西の本町通(伏見街道)となっている。なお、認定路線としての京都市道「渋谷通」は、山科区上花山旭山町(花山トンネル西口)から東山区本町二丁目の本町通(伏見街道)交点までと、起点と終点が逆に指定されている。 馬町は、六波羅探題が栄えた頃、駿馬があり鎌倉に送るためにこの地に繋留したところ、大勢の人が見に来たことから馬町と称されるようになったと伝えられる。また、馬町は太平洋戦争の京都空襲で最初に空襲被害を受けた地域である。 現在の渋谷街道は、上馬町・清閑寺池田町を経て、東山トンネルの手前で国道1号五条バイパスに合流する。この東山トンネルの北側にある人道トンネルが渋谷街道の花山トンネル(花山洞)である。合流地点の山科寄り(東山区今熊野阿弥陀ケ峯町)には「渋谷街道」の道標が建っている。渋谷街道から五条バイパスへの右折はできないが、路線としては合流地点から東山トンネル(上り)西口の手前までの区間を五条バイパスと重複し、花山トンネルを抜けて東山トンネル(上り)東口で再び五条バイパスと合流している。なお、花山トンネルとその前後の区間は、五条バイパスによる分断区間を除いて唯一、車両通行不能区間となっている(軽車両を除く)。 また、山科区側では上花山花ノ岡町付近で五条バイパスから分岐して、北花山西ノ野町のつづら折りを抜けて東進し、大石道(京都市道185号勧修寺日ノ岡線:北花山交差点)、川田道(渋谷川田道交差点)、西野道(渋谷西野道交差点)、醍醐街道(京都府道117号小野山科停車場線:渋谷醍醐道交差点)を経て、音羽池(現・洛和会音羽病院)付近で奈良街道(京都府道35号大津淀線)に至る。なお、五条バイパスの開通に伴い、山科区音羽八ノ坪と東山区清閑寺山ノ内町の2か所で渋谷街道が分断されたため、分断区間を車両で往来することは不可能である。 旧渋谷街道は、安祥寺川(現・旧安祥寺川)の東にある三叉路で北寄りに進路を変え、厨子奥本通り、竹鼻地域の「だんじょの水」を経て、四ノ宮で旧東海道(旧三条街道=現・京都市道山科北通)に合流していた。三条街道との合流点(山科区竹鼻西ノ口町)には昭和63年(1988年)に「三条大橋・旧渋谷道」の道標が建てられている。また、途中で分岐して、五条別れでも旧東海道(旧三条街道)に合流していた。旧東海道(旧三条街道)との合流点(山科区御陵中内町)には「五条別れ」の道標が建っており、京都市登録史跡に登録されている。
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道のり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 21:38 UTC 版)
鴨川に架かる五条大橋東詰から三筋目が北の起点である。 そこから鴨川東岸、東山の山麓を南下して、東福寺、伏見稲荷大社の前を通り、墨染の交差点で墨染通を西に進む。墨染寺の角で再び南に折れ、撞木町の前を通り、国道24号を交差し京町通につながる。 全長およそ6kmである。 深草稲荷御前町~第一軍道間は京都府道201号中山稲荷線、西桝屋町~国道24号間は滋賀県道・京都府道35号大津淀線である。 伏見街道の道のりは、墨染の交差点で西に折れるが、直違橋通はそのまま南下し、津知橋通で国道24号と合流する。
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「道のり」の例文・使い方・用例・文例
- 長い道のりできっとお疲れでしょう
- 仮調印にこぎつけるまでの道のりは厳しいものだった。
- 図書館までの道のりを教えていただけますか?
- どれだけ険しい道のりだとしても、絶対にあきらめません。
- 彼女は緊急搬送されましたが、病院までの道のりで亡くなった。
- 駅までの道のりを教えてくれますか?
- これまでの道のりは決して簡単なものではなかった。
- 彼は10キロの道のりを自転車をこいで行きました。
- 長い道のりを歩いた。
- それは私にとっては長い道のりです。
- あなたは私の家までの道のりを覚えていますか?
- あなたは弊社までの道のりは分かりますか?
- それはきっと大変な道のりでしょう。
- 片道約1000キロの道のりです
- 村まで長い道のりだ。
- 自由への道:困難な道のり。
- 駅にもどるには遠い道のりであったが、徐々にその古い荷馬車は近づいて行った。
- ほんのちょっとの道のりだから数分間でそこへ歩いて行ける。
- そこまでだいぶ道のりがあります。
- すいません、郵便局までの道のりを教えてください。
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