道のり基準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 21:04 UTC 版)
飛行経路を計画する際、時間や燃料代を節約できる追い風に乗るため、距離としては短い大圏距離を避けることがある。道のり基準での典型的な最長飛行には、デリー空港からロサンゼルス空港へ飛ぶエア・インディアの105便や、シンガポールからニューアーク空港へ飛ぶシンガポール航空の22便がある。これらのルートには幾何的に最適な北極回りの大圏ルートが存在するが、ジェット気流のおかげで時間と燃料を節約できる太平洋上空を飛ぶことが選ばれる。これらの便は通常は道のりで約15,300kmほど飛んでいるが、特定の便が16,000kmを超えることはほぼない。なお、この2便は大圏距離基準でも最長距離トップ30リストに入っている。 香港からニューヨークへ飛ぶキャセイパシフィック航空の便も、同じ理由で、大圏距離の12,984kmではなく、道のりで15,000kmほど飛ぶことがある。
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