弊社
「弊社」とは、「自分の会社・自分が所属する会社を指すへりくだった表現(謙譲表現)」の意味で用いられる言葉である。会社としての一人称であり謙称。「小社」ともいう。
「弊社」は、社外の人間に対して「我々の会社」を指す際に用いる表現である。謙遜の意味合いが不要な場面では主に「当社」が用いられる。
会社だけでなく神社や結社なども「弊社」を用いる。銀行は「弊行」、学校は「弊校」、店舗は「弊店」。
弊は、「よくない」という意味合いから派生し、相手の会社に対して自社が格下であることを強く表現でき、控えめでかしこまった態度を示すことができる。社外の人間との会話や電子メール、正式文書などさまざまなビジネスシーンで使用される言葉である。「小社」という表現は、どちらかというとメールや文書など、主に書き言葉で使用されるケースが多い。
他には、口頭の場面では「弊方」という表現もある。自分側の組織を指すへりくだった言い方で、「我々」を意味する語である。
貴社と御社は、社外の人間に対し「相手の会社」を表す言葉である。貴社は、書き言葉として、主にメールや正式文書などで用いられる。正式文書の冒頭・締めの言葉として「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」「末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」 と用いるなど、使用機会は多い。
御社は、通常口頭で使用する。文書内に記載しても問題ないとされてはいるが、メールや文書内では貴社の方が適切である。弊社や当社、貴社、御社などの言葉は、ビジネスシーンにおいて適切に使用することが望ましい。
「弊社」は、社外の人間に対して「我々の会社」を指す際に用いる表現である。謙遜の意味合いが不要な場面では主に「当社」が用いられる。
会社だけでなく神社や結社なども「弊社」を用いる。銀行は「弊行」、学校は「弊校」、店舗は「弊店」。
弊社の語源
弊社の「弊」の漢字の意味は、「よくないこと、習慣的な悪さ」「自分の物に冠して、謙遜の意を表す」である。前者の意味で使用される例としては、弊害(悪い害)や弊政(悪政)などが挙げられる。後者の意味としては、自分の家をへりくだった表現の「弊家」「弊宅」といった語が挙げられる。弊は、「よくない」という意味合いから派生し、相手の会社に対して自社が格下であることを強く表現でき、控えめでかしこまった態度を示すことができる。社外の人間との会話や電子メール、正式文書などさまざまなビジネスシーンで使用される言葉である。「小社」という表現は、どちらかというとメールや文書など、主に書き言葉で使用されるケースが多い。
他には、口頭の場面では「弊方」という表現もある。自分側の組織を指すへりくだった言い方で、「我々」を意味する語である。
弊社と当社、貴社、御社の違い
弊社と似た表現に、「当社」「貴社」「御社」という言葉がある。当社は、弊社と同様に「我々の会社」を意味する言葉で、「会社」の丁寧語である。へりくだることなく対等な関係を示すニュアンスが含まれており、「弊社」とは使用するシーンが異なる。特に自社内で使用する場合には当社を使用するのが一般的である。たとえ上司との会話であっても、自社内では「当社」を使用する。対等な関係という点で、自分の会社を同業他社と比較するときも「当社製品はA社製品と比べ、性能の点で特徴がある」のように使用することができる。貴社と御社は、社外の人間に対し「相手の会社」を表す言葉である。貴社は、書き言葉として、主にメールや正式文書などで用いられる。正式文書の冒頭・締めの言葉として「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」「末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」 と用いるなど、使用機会は多い。
御社は、通常口頭で使用する。文書内に記載しても問題ないとされてはいるが、メールや文書内では貴社の方が適切である。弊社や当社、貴社、御社などの言葉は、ビジネスシーンにおいて適切に使用することが望ましい。
弊社の語の例文、使用例
文書の場合- 日頃より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
- 弊社は12月29日から1月3日までの間、年末年始のため休業とさせていただきます。
- 平素は格別のお引立てを賜り厚くお礼申し上げます。さて、この度弊社事務所は左記(下記)に移転することになりました。
- 本メールは弊社サイトからお問い合わせいただきました方へお送りしております。
弊社
読み方:へいしゃ
弊社(へいしゃ)とは、自己の所属する会社を指す際に用いられる謙譲語である。この表現は、主にビジネスコミュニケーションの文脈で、自社を他者に紹介する際に採用される。文書やメール、公式な発表などで、自社を述べる場合に「弊社」という言葉が選ばれることが多い。この用語は、相手に対する敬意を表すために使われ、自社を卑下する意味は含まれていない。また、相手の会社を指す際には「貴社」や「御社」という言葉が用いられる。これらの言葉は、相手への尊敬を示す表現として機能する。一方で、「当社」という言葉も自社を指す際に使用されるが、こちらは謙譲の意味合いを持たず、より中立的な表現である。
弊社(へいしゃ)とは、自己の所属する会社を指す際に用いられる謙譲語である。この表現は、主にビジネスコミュニケーションの文脈で、自社を他者に紹介する際に採用される。文書やメール、公式な発表などで、自社を述べる場合に「弊社」という言葉が選ばれることが多い。この用語は、相手に対する敬意を表すために使われ、自社を卑下する意味は含まれていない。また、相手の会社を指す際には「貴社」や「御社」という言葉が用いられる。これらの言葉は、相手への尊敬を示す表現として機能する。一方で、「当社」という言葉も自社を指す際に使用されるが、こちらは謙譲の意味合いを持たず、より中立的な表現である。
弊社
読み方:へいしゃ
「弊社」とはへりくだって述べる際の自分の会社という意味のこと。「弊」は自分や身内につける謙称で、「社」は会社という意味。英語では謙遜を含む上下関係という概念が存在しないので、正確に訳すことは不可能。「弊社」の使い方としては、書き言葉・話し言葉で共通しており、自分の会社の立場や意見を述べる際には「弊社といたしましては」という表現を用いることが多い。他には、自社のオフィスを指して「弊社のオフィスで」、自社の製品について話す際に「弊社の製品を」等の使い方をする。
「弊社」と「当社」の違いは謙遜の意味合いの有無だと言える。相手が目上である場合には謙遜表現を用いることが一般的なので謙譲語である「弊社」、それ以外のシチュエーションで自分の会社を言い表すのには丁寧語である「当社」を用いることが適切。前者の方がより謙譲の意味合いが強く、相手を敬った表現になる。また、社員に向けて「自分たちの会社」という意味で「当社」という呼称を使用することも稀にあるが、その場合は「我が社」と呼ぶ場合がほとんどである。「貴社」と「御社」は相手の会社を敬う呼び方という点では同義だが、用いられる場面が異なる。「貴社」は書き言葉で用いられ、履歴書・契約書といった書類やメールを作成する際には「貴社」が正しい。逆に面接や商談などの話し言葉では「御社」と呼ぶのが正しい呼び方とされている。
「弊社」とはへりくだって述べる際の自分の会社という意味のこと。「弊」は自分や身内につける謙称で、「社」は会社という意味。英語では謙遜を含む上下関係という概念が存在しないので、正確に訳すことは不可能。「弊社」の使い方としては、書き言葉・話し言葉で共通しており、自分の会社の立場や意見を述べる際には「弊社といたしましては」という表現を用いることが多い。他には、自社のオフィスを指して「弊社のオフィスで」、自社の製品について話す際に「弊社の製品を」等の使い方をする。
「弊社」と「当社」の違いは謙遜の意味合いの有無だと言える。相手が目上である場合には謙遜表現を用いることが一般的なので謙譲語である「弊社」、それ以外のシチュエーションで自分の会社を言い表すのには丁寧語である「当社」を用いることが適切。前者の方がより謙譲の意味合いが強く、相手を敬った表現になる。また、社員に向けて「自分たちの会社」という意味で「当社」という呼称を使用することも稀にあるが、その場合は「我が社」と呼ぶ場合がほとんどである。「貴社」と「御社」は相手の会社を敬う呼び方という点では同義だが、用いられる場面が異なる。「貴社」は書き言葉で用いられ、履歴書・契約書といった書類やメールを作成する際には「貴社」が正しい。逆に面接や商談などの話し言葉では「御社」と呼ぶのが正しい呼び方とされている。
弊社
読み方:へいしゃ
弊社(へいしゃ)は自分の会社に対して用いる謙譲表現です。社外の人とのやりとりの中で、自分の所属する会社を一人称として指す場合に使います。「弊社」を使う場合、相手方を指す二人称には、尊敬表現である「貴社」または「御社」を用いるのが一般的です。
弊社の「弊」の字は、「弊害」「悪弊」「旧弊」「語弊」などのような語で用いられることからも推察されるように、「害悪」に関連する意味合いがあります。「弊社」の「弊」は自らを貶める意味合いを込めて選ばれた字といえるでしょう。英語では「our company」「our firm」などの表現が相当します。
ちなみに、白川静が編纂した漢字辞典「文統」(新装普及版七六四頁)では、「弊」の字について「たおれる」「やぶれる」と訓じ、「斃」(犬に毒味をさせて犬が毒死する=斃死)の字と関連の深い字であることが解き明かされています。
「小社」も、「弊社」と同様、「自分の会社」を意味する一人称の謙譲表現です。どちらも意味・用法・使用場面ほぼ同じで、「貴社」「御社」のような相手方を指す尊敬表現に呼応します。しかし「小社」は「弊社」と比べるとマイナーな語彙というか、「弊社」の方が一般的に使われている表現です。
「当社」も、「自分の会社」を意味する一人称ですが、これは謙譲表現であはりません。敬語のニュアンスを伴わない一人称です。相手をあくまでも目上に位置づける方が望ましい(通常のビジネスシーンの大抵の)場面では「弊社」などの謙譲表現を使った方が穏当でしょう。あえて尊敬や謙譲といったニュアンスを排除して表現したい文脈では「当社」が最も適切な語彙の候補に上ります。
「弊社」は「社」の字に見える通り、基本的には「会社」に区分される組織の呼び名として使われます。会社以外の事業者や団体は、「社」以外の字に替えられることがあります。
・小売店なら「弊店」
・銀行なら「弊行」
・学校なら「弊校」
・官公庁なら「弊庁」あるいは「弊省」
・病院なら「弊院」
・動物園などは「弊園」
・神社は「弊社」
・お寺は「弊寺」
・新聞社は自社が発行している媒体(新聞)を「弊紙」という
・雑誌社は自社が発行している媒体(雑誌)を「弊誌」という
・ウェブサイトの運営元が自社の媒体を「弊サイト」と呼ぶことがある
とはいえ「弊」の字を使った「弊なんちゃら」表現は、さほどよく目にする表現とも言えず、むしろ「弊社」以外の場合は「当店」や「当校」のように「当」を使った表現の方が一般的といえます。
ビジネスシーンでは謙譲表現の意味を込めた一人称として「私ども」が用いられる場合も多々あります。「私ども」といえば、会社か銀行か学校か、という違いによって「弊社」や「弊店」などと言い分ける必要がありません。「手前ども」とも表現できます。
相手方を指す二人称の尊敬表現である「貴社」および「御社」も、「貴社」「貴行」「貴校」のように、組織・事業者の区分に応じて表現が使い分けられます。
「貴社」と「御社」は、基本的に「書き言葉か話し言葉か」によって使い分けられます。貴社(きしゃ)は同音異義語が多いこともあって、口頭で会話する場合にはわかりにくいということで、口頭で会話する際には「貴社」の代わりに「御社」が用いられます。「貴社」も「御社」も共に「弊社」と呼応する表現であり、一人称は「弊社」のままでオッケーです。
弊社(へいしゃ)は自分の会社に対して用いる謙譲表現です。社外の人とのやりとりの中で、自分の所属する会社を一人称として指す場合に使います。「弊社」を使う場合、相手方を指す二人称には、尊敬表現である「貴社」または「御社」を用いるのが一般的です。
弊社の「弊」の字は、「弊害」「悪弊」「旧弊」「語弊」などのような語で用いられることからも推察されるように、「害悪」に関連する意味合いがあります。「弊社」の「弊」は自らを貶める意味合いを込めて選ばれた字といえるでしょう。英語では「our company」「our firm」などの表現が相当します。
ちなみに、白川静が編纂した漢字辞典「文統」(新装普及版七六四頁)では、「弊」の字について「たおれる」「やぶれる」と訓じ、「斃」(犬に毒味をさせて犬が毒死する=斃死)の字と関連の深い字であることが解き明かされています。
「小社」も、「弊社」と同様、「自分の会社」を意味する一人称の謙譲表現です。どちらも意味・用法・使用場面ほぼ同じで、「貴社」「御社」のような相手方を指す尊敬表現に呼応します。しかし「小社」は「弊社」と比べるとマイナーな語彙というか、「弊社」の方が一般的に使われている表現です。
「当社」も、「自分の会社」を意味する一人称ですが、これは謙譲表現であはりません。敬語のニュアンスを伴わない一人称です。相手をあくまでも目上に位置づける方が望ましい(通常のビジネスシーンの大抵の)場面では「弊社」などの謙譲表現を使った方が穏当でしょう。あえて尊敬や謙譲といったニュアンスを排除して表現したい文脈では「当社」が最も適切な語彙の候補に上ります。
「弊社」は「社」の字に見える通り、基本的には「会社」に区分される組織の呼び名として使われます。会社以外の事業者や団体は、「社」以外の字に替えられることがあります。
・小売店なら「弊店」
・銀行なら「弊行」
・学校なら「弊校」
・官公庁なら「弊庁」あるいは「弊省」
・病院なら「弊院」
・動物園などは「弊園」
・神社は「弊社」
・お寺は「弊寺」
・新聞社は自社が発行している媒体(新聞)を「弊紙」という
・雑誌社は自社が発行している媒体(雑誌)を「弊誌」という
・ウェブサイトの運営元が自社の媒体を「弊サイト」と呼ぶことがある
とはいえ「弊」の字を使った「弊なんちゃら」表現は、さほどよく目にする表現とも言えず、むしろ「弊社」以外の場合は「当店」や「当校」のように「当」を使った表現の方が一般的といえます。
ビジネスシーンでは謙譲表現の意味を込めた一人称として「私ども」が用いられる場合も多々あります。「私ども」といえば、会社か銀行か学校か、という違いによって「弊社」や「弊店」などと言い分ける必要がありません。「手前ども」とも表現できます。
相手方を指す二人称の尊敬表現である「貴社」および「御社」も、「貴社」「貴行」「貴校」のように、組織・事業者の区分に応じて表現が使い分けられます。
「貴社」と「御社」は、基本的に「書き言葉か話し言葉か」によって使い分けられます。貴社(きしゃ)は同音異義語が多いこともあって、口頭で会話する場合にはわかりにくいということで、口頭で会話する際には「貴社」の代わりに「御社」が用いられます。「貴社」も「御社」も共に「弊社」と呼応する表現であり、一人称は「弊社」のままでオッケーです。
弊社
「弊社」の例文・使い方・用例・文例
- 弊社は第三者にお客様のデータを提供しません
- 弊社は無料開放イベントを開催します
- 弊社は22日よりおでんの販売を開始しました
- 弊社がメカニカルクロノグラフモデル1機種を1月25日より全国で発売します
- 弊社のベテランスタッフがしっかりと貴方をサポートします
- 弊社では主に下記のメーカーの製品を取り扱っております
- 弊社、山田社長が、県警備業協会の会長に就任しました
- 弊社は本サービスの業務を外部の専門会社に委託します
- 弊社は事務所を16日より下記に移転しました
- 今後、弊社サービスのご利用をお断ります
- 連絡先は、弊社のホームページに記載しています。
- 弊社では毎週フリーペーパーを作成しています。
- 弊社はキャッチセールスを一切行いません。
- 弊社は向かいのファッションビルにオフィスを構えています。
- 同社には、都会の環境に田舎の生活を取り入れたいと思う中流階級の都会人の間に数多くの支持者がおり、最高経営責任者のByron Coxによると、「住宅設計や建設は弊社のような企業にとって当然の結果だ。弊社のお客様は、彼らが所有するPatioの商品と調和する建物を求めている」とのことだ。
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- 締結後は自由にほかの仕事に就くことができなくなる正社員雇用契約を、弊社と結ぶ必要があります。
- 弊社がクレジットカードに料金を請求したり、請求書を発行したりするのは、商品が発送されてからですので、お客様はまだイーゼルの料金を請求されていません。
- お客様のご注文が弊社の工場に転送されたことをお知らせいたします。
- 弊社の商品についてお問い合わせいただき、ありがとうございます。
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