謙遜
けん‐そん【謙遜】
けんそん 【謙遜】
宗教的な謙遜は単に「へりくだる」ことだけではなしに、そこに絶対者への絶対信頼があって意義が存立している。キリスト教では謙遜とは「自分の罪を自覚し、高ぶった思いを捨て、低きにつく心の持ちかたをいう(略)イエスが称賛した〈こころの貧しい人〉または〈悲しんでいる人〉とは、へりくだった心の人のことであった。彼らはその反面に、神への信頼に生きている」と教え(『キリスト教大事典』)、仏教の浄土教でも、二種深信ということを中国の善導が教え、法然・親鸞らが継承している。それは①機(素質・能力)の深信。自己の能力・素質は愚劣であって、阿弥陀仏の誓願力でなければ出離の縁がないと深く信ずること。②法の深信。愚劣の素質・能力を抱擁するものは、ただ弥陀一仏のみであると、その威神力を深く信ずること、の二種の深い信仰であって、この二種の信仰が決定しないと往生は難しいというのである(中村元『仏教語大辞典』)。
謙遜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/22 08:01 UTC 版)
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「謙遜」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は謙遜した
- 彼の謙遜さは賞賛に値する。
- 私はそれに引き付けられて、それを採用し、ぶっきらぼうな反対や真正面からの議論を止め、謙遜な探究者、懐疑主義者を装った。
- 日本の論者にはこういう謙遜な態度が少ないのが残念だと思います。
- 自分の作品についてそんなに謙遜することはありませんよ, りっぱなできばえですから.
- 見せかけの謙遜(けんそん), おすまし.
- 謙遜な態度.
- 彼は謙遜しながら自分のしたことを話した.
- ご謙遜でしょう.
- 彼の謙遜(けんそん)もよくその底を割ってみれば, 一種の傲慢(ごうまん)に過ぎないように思われる.
- 謙遜は日本人の通性とされていた.
- 彼はどうほめても謙遜家とばかりは言えぬ
- 彼は非常に謙遜だがどこか犯し難いところがある
- 彼が黙っているのは謙遜しているためだと思った
- 謙遜は青年にふさわしい
- 彼は謙遜家のようだが実は正反対だ
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