大辞典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:01 UTC 版)
ジョセフ・ウスターが1860年に革新的な辞典を刊行すると、ジョージ&チャールズ・メリアム社は1864年、「アメリカ英語辞典」と銘打った大改訂版を作り上げている。イエール大学の編集者であるノア・ポーターが編纂に当たり、11万4千項目を収録。 同書はドイツの哲学者カール・アウグスト・フリードリヒ・マーンが中心となり改訂を行ったため、ウェブスター=マーン版とも呼ばれるが、これまでのウェブスター辞典を総点検した、初の大辞典であった。なお、マーンはこれまでウェブスター辞典が依拠していた、聖書による語源の解釈を排除している。1879年に4600語以上もの新語や、9700名以上もの著名人を収めた付録の他、1884年には発音索引を収録した補遺を発行。 後にオックスフォード英語辞典に携わる歴史家のK・M・エリザベス・マレーは、1864年の大辞典が「国際的な名声を得た。他の如何なる辞典をも凌駕するようになり、英米のみならず極東においても語義に関する権威にまで登り詰めた」としている。
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