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漢和辞典

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 05:55 UTC 版)

漢和辞典(漢和字典[注 1]、かんわじてん)は、漢字漢語熟語)の意味日本語で解説した辞典のこと[1]。同種の辞典として漢字辞典(かんじじてん)・漢語辞典(かんごじてん)などがあり、本項ではこれらについても言及する。文字ごとに「拼音現代標準中国音)」や「四声」「」「故事成句」「難読地名」「名付け」などといった追加情報を併記しているものも多く、拼音索引から日本語の訓読みと音読みを調べる以外にも漢字の中国語での発音を調べることにも利用される[2]


注釈

  1. ^ 日本国語大辞典』精選版、『広辞苑』第7版、『大辞林』第4版、『デジタル大辞泉』の「かんわじてん」項の表記欄には「漢和辞典」と「漢和字典」が併記されている。
  2. ^ ただし漢字を五十音順に配列する『字通』(平凡社)や、漢字・熟語をすべて五十音順に配列する『五十音引き漢和辞典』(三省堂)のように異なった配列を採用する漢和辞典もある[10]
  3. ^ この他にも、多くの書物から類似した表現を収集して分類した「類書」、特定の書物の中から難解な字句を順に抜き出して注釈を加えた「音義書」などがある[11]
  4. ^ 例えば「仏教における用法」「俗語特有の意味」「日本側の意味変化によって生じたもの」「現代中国語における意味」など[32]
  5. ^ 例えば同じ漢字の画数について、ある辞典では「11画」とする一方で、別の辞書では「12画」といったケースもある。

出典

  1. ^ 山田忠雄 (1959), p. 9.
  2. ^ 及川淳子 & 張曄 (2013), p. 23.
  3. ^ 辞典語辞典 (2021), p. 39.
  4. ^ a b 鈴木功眞 (2021), pp. 90–91.
  5. ^ 河野貴美子 (2012), p. 26.
  6. ^ 齋藤精輔 (1991), pp. 93–94.
  7. ^ 山田忠雄 (1981a), p. 53.
  8. ^ 山田忠雄 (1981b), pp. 166–168.
  9. ^ a b 沖森卓也 (2023), p. 182(原著:沖森卓也 2017
  10. ^ 鈴木功眞 (2021), pp. 91–92.
  11. ^ 沖森卓也 (2021b), p. 143.
  12. ^ 萩原義雄 (2012), pp. 4–6.
  13. ^ 沖森卓也 (2023), p. 13(原著:沖森卓也 2008
  14. ^ 沖森卓也 (2021a), pp. 147–149.
  15. ^ 沖森卓也 (2023), pp. 34(原著:沖森卓也 2008
  16. ^ 木村一 (2021), pp. 154.
  17. ^ 沖森卓也 (2023), pp. 74–75(原著:沖森卓也 2017
  18. ^ 木村一 (2021), p. 155.
  19. ^ 沖森卓也 (2023), p. 180(原著:沖森卓也 2017
  20. ^ 沖森卓也 (2023), pp. 196–197(原著:沖森卓也 2017
  21. ^ 沖森卓也 (2023), pp. 200–201(原著:沖森卓也 2017
  22. ^ 沖森卓也 (2023), pp. 202–203(原著:沖森卓也 2017
  23. ^ a b 鈴木功眞 (2021), pp. 95–96.
  24. ^ 鈴木功眞 (2021), p. 88.
  25. ^ 橋村勝明 (2021a), pp. 111–113.
  26. ^ 漢和辞典とUnicode 角川文化振興財団SlideShare
  27. ^ 橋村勝明 (2021b), p. 105.
  28. ^ 橋村勝明 (2021b), p. 100.
  29. ^ 橋村勝明 (2021b), pp. 107–108.
  30. ^ 山本真吾 (2021b), p. 122.
  31. ^ 山本真吾 (2021b), p. 123.
  32. ^ a b 山本真吾 (2021b), p. 124.
  33. ^ 田鍋桂子 (2021b), p. 134.
  34. ^ a b 山本真吾 (2021a), pp. 118–119.
  35. ^ 今野真二 (2016), pp. 177–179.
  36. ^ a b 田鍋桂子 (2021a), p. 128.
  37. ^ 田鍋桂子 (2021a), p. 130.
  38. ^ 田鍋桂子 (2021a), p. 132.
  39. ^ 田鍋桂子 (2021b), p. 137.
  40. ^ a b 伊藤好美 (2013), p. 134.
  41. ^ 萩原義雄 (2012), p. 14.
  42. ^ a b c 一般のお客様 | 辞書アプリDONGRI | 製品 | EAST EDUCATION
  43. ^ 〈『角川新字源』連載第4回〉誕生はなんと1900年前!! 漢和辞典のすごすぎる歴史(KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」)]
  44. ^ LogoVista 電子辞典 角川新字源 改訂新版
  45. ^ 大漢和辞典デジタル版
  46. ^ ジャパンナレッジ「大漢和辞典」2021年春にリリース(紀伊國屋書店 プレスリリース)
  47. ^ LogoVista電子辞典 新漢語林 第二版
  48. ^ a b 佐藤貴裕 (2012), p. 17.
  49. ^ 漢字源 改訂第五版
  50. ^ 野村英登 (2005).
  51. ^ 新選漢和辞典 | ジャパンナレッジ


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