「辞書引き学習法」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 16:33 UTC 版)
「辞書引き学習法」とは、主に「国語辞典」を活用して学ぶ学習法と「漢字辞典」を活用して学ぶ学習法をさす。 国語辞典を活用する「辞書引き学習法」は、かな文字を習い始める小学校1年生から国語辞典を与えることで、日常生活における疑問や、子どもの生活上で登場するものやことを調べさせ、自ら学ぶ態度や自ら学ぶ学び方を習得させようとする学習法である。 また、漢字辞典を活用する「辞書引き学習法」は、漢字を習い始める小学校1年生から漢字辞典を与えることで、漢字の部首に着目して、漢字を調べたり、系統的に覚える学び方を習得させ、自ら漢字を興味を持って学ぶ態度や漢字を読み書きする力をつける学習法である。 「辞書引き学習法」は、辞書で調べた言葉を付箋紙に書き込み、辞書にはさむというプロセスに特徴があり、小学校1年生の児童でも、数千枚の付箋を辞書にはさむようになる。 従来、学習指導要領上では、小学校3〜4年生からの指導することとなっていた辞典指導を小学校1年生から、しかも文字を教えるタイミングと同時に導入するというあまり例のない指導法であったが、『7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる』(すばる舎)の刊行以来、全国各地で、小学校低学年からの辞書指導を行う小学校、塾、家庭などがあらわれるようになった。
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