office
「office」とは、事務所・会社・研究室などを意味する英語表現である。
「office」とは・「office」の意味
会社勤めの女性事務員を指す「OL」=「オフィスレディー」など、「オフィス」という言葉は和製英語としても日本の日常会話に浸透している。日本では「会社」「事務所」など、「働く場所」を指す言葉として日常的に使われるが、この単語は、他にもさまざまな意味を持っている。例えば、文脈によっては、同じ「働く場所」でも、「診療所」や「研究室」という意味にもなる。「dental office」は歯科医院のことである。事務所で働く「全従業員」を指す場合もある。「働く場所」の意味で使う場合は可算名詞だが、「全従業員」の意味で使う場合は集団全体を単数として扱い、不可算名詞となる。「省」「庁」など、官公庁の部門を表す言葉としても使われる。「information office」であれば、施設などの「販売所」や「案内所」の意味となる。また、キリスト教の宗教的な場であれば、「聖務日課」「祈り」「ミサ」「葬儀」などの意味になることもある。日本の日常会話でも馴染みのある言葉であるが、あまり知られていない多くの意味を持った言葉である。
「office」の語源・由来
「office」という英語は、ラテン語で「職務」の意味を持つ「officium」に由来している。これは、二つの意味の言葉が合わさったものである。一つ目は、「働く」を意味する「ope」、もしくは「仕事」を意味する「opus」である。いずれも「op」という言語が元になっており、これが働くことを意味している。英語の「operate」も同じ語源である。二つ目は、「~する」を意味する「fic」もしくは「fice」である。これは、「つくる」「する」など複数の意味を持つラテン語の「facere」が由来となっている。「Microsoft Office」とは
「Microsoft Office」とは、Microsoft社が発売している複数のアプリケーションソフトの総称である。代表的な製品では、ワープロソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、プレゼンテーションソフトの「PowerPoint」、電子メール送受信や個人情報管理を行う「Outlook」などがあげられる。基本的な事務作業を効率良く行うことができ、多くの企業で一般的に使われている。サービスの利用には有料版と無料版があり、有料版は二通りの販売形態がある。一つは、端末にダウンロードをする形態である。ソフトの購入費用が発生するが、費用負担は初回の一回のみである。もう一つは、「Microsoft 365」と呼ばれるサブスクリプションで契約する形態である。利用中は、月額もしくは年額を継続して支払う必要がある。これに対し、「Microsoft Office Online」と呼ばれるWeb版は、無料で利用することができる。Microsoft社が提供しているオンラインのツールで、「Word」「Excel」「PowerPoint」を利用することができ、費用負担は発生しない。データは「OneDrive」に自動保存され、複数の人とデータの共有や共同編集が可能である。インターネットに接続できる環境であれば、タブレットやスマートフォンからもアクセスができ便利であるが、一部の機能に制限がある。
利用目的や期間によって、自分に合った利用方法を選択する必要がある。
「office」の使い方・例文
「office」という言葉は複数の意味を持つ。下記のように、働く場所としての「建物」を表す場合は、日本語でも「オフィス」と書かれ、日常会話に浸透している。
・office building「オフィスビル」
・office design「オフィスデザイン」
下記の2つの例文はいずれも「officeから離れる」という表記だが、前者は「会社という場所」から物理的に離れる、後者は「職務」から離れる、という意味になる。
・I usually leave the office at 5:00.「たいてい私は5時には退社する」
・She will leave office next month.「来月彼女は退任するだろう」
下記のように使用すると、集団としての「全職員」の意味となる。
・The office is having a party.「全従業員でパーティーをしている」
下記は政府機関や公的機関の例である。
・the Office of Community Services「社会事業局」
・the Post Office「郵便局」
・Tokyo Patent Office「東京特許許可局」
宗教的な儀式を指すこともある。
・the last offices「葬式」
オフィス【office】
オフィス
オフィスとは、一般的には「事務所」「事業所」を指す英語の名詞である。
英語の一般名詞としてのオフィスは、事業を行うための場という意味の語である。製造現場である工場(factory)ではなく、事務系の作業を行う場である、という意味合いを基本とする。単に「オフィス」とだけ言う場合、IT関連の業種も含めて、この事務所・事業所という意味である場合が多い。
オフィス(事務所)のうち、顧客との接点を基本的に持たない部署をバックオフィスと言ったり、事務所への通勤を前提せず通信サービス等を駆使して遠隔地で業務を遂行する形態をサテライトオフィスと言ったり、自宅を仕事場とする(いわゆる在宅勤務の)形態をホームオフィスと言ったりする。複合機に代表されるオフィス用の機器を「OA機器」と呼ぶことがあるが、このOAは「Office Automation(オフィスオートメーション)」の略である。
IT用語としては、「Microsoft Office」や「LibreOffice」に代表されるオフィスソフト(オフィススイート)の通称・略称・総称として用いられる場合もままある。オフィススイートは、ワープロソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなどを含む、事務作業において使用頻度の高いアプリケーションソフトウェア群である。オフィススイートの名称は伝統的に「オフィス」の語を冠する傾向が色濃かったが、「Googleドキュメント」や「iWork」のように「オフィス」を含まない名称ももちろんある。
オフィス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/21 23:00 UTC 版)
オフィス (office) とは、事務作業を行う部屋。事務所、事務局、事務室などの事務作業場のこと。また、一般的に業務施設という場合もオフィスを用途とした施設・建物(ビルなど)を指すことが多い。
概要
欧米ではオフィス (office) における作業は、組織運営、規則を定める、企画検討、公的執務、役員や弁護士の執務などの作業の意味を持つ場合がある。また一人専用の執務・作業の意味を持つ場合がある。
製造工場や店舗等商業施設などにおいても、その支援のために事務作業を行う場所はオフィスである。オフィスで働くことをオフィスワーク(事務作業)という。オフィスワークを行うことを主目的につくられた建物をオフィスビル、オフィスそのものを設計することをオフィスデザインという。
オフィスには、以上のように場所や空間スペース施設を表す形態的意味とビジネス情報処理を行うといった機能面を表す概念的意味もある。情報通信技術やコンピュータの発展に伴い、情報処理が「いつでも」「どこでも」行えるようになってきたため、コンピュータ上に作り出される概念的オフィスをバーチャルオフィス(virtual office、仮想オフィス)と呼んでいる。
オフィスはコンピュータの発達につれて、知的労働の場としての意味合いが重視されるようになっており、ビジネスの現場ではオフィス環境による知的生産性向上が問われるようになってきている。
オフィス空間の要素
作業空間
作業空間(ワークスペース)の様態は、個々の空間の仕切りの有無や高さ、対面か非対面か、どのような配列か、などによりいくつかに分類される。
- オープンオフィス:大部屋(基本的に間仕切りを設けない)に大人数が机を並べており、遠くまで見通せるもの[1]。
- 低い仕切りがある、部署ごとのブース
- 部署ごとの小部屋
- 少人数の小部屋
- 低い仕切りがある、個人のブース
- 高い仕切りがある、個室型
その他の要素
- 会議室・ミーティングスペース - 独立した会議室、仕切られた少人数の打ち合わせスペース、気軽に話せるミーティングスペースなど様々な形態がある。
- 文書スペース
- 倉庫
- 印刷スペース
- 休憩室
- 食堂
- ロッカー
- 喫煙室
- Wi-Fi・イーサネット - Wi-Fiとイーサネットの組み合わせは、現在、オフィス環境で見られる最も一般的なアーキテクチャである[2]。
ガーデンオフィス
ガーデンオフィス(garden office)とは、庭にあるオフィス機能のことである。通常、住宅とは別に、リモートワークや在宅ビジネス専用のオフィス空間として利用される[3]。
著名なユーザーにはフィリップ・プルマン[4]などが著名。
イギリスほかでは、自宅の書斎として使うだけであれば、サイズや構造が庭の物置などと同様であれば、通常、ガーデンオフィス(建物、オフィス小屋[5])の計画許可申請は不要である。自宅の書斎として使うガーデンオフィスは、勾配屋根の場合、高さが4メートル以下、敷地境界から2メートル以上、庭の面積の半分以上を占めない限り計画許可が不要。ただしこのオフィスでビジネスを行う場合は、そのサイズや庭の中の位置に関係なく、計画許可が必要になる。これは自宅の庭で仕事をすると、近隣住民に迷惑がかかるとの懸念からである。
設置コストは設備に依存するが、イギリスならば5000ポンドから6万ポンドまでの間に収まる[6]。物置などのユニットオフィスを新築・新規設置のほか、既存のものを改築する方法もある[7][8]。またオーニングやパーゴラスタイルなど屋外空間型のものもある[9]。
脚注
出典
- ^ オープンオフィス、小学館、『デジタル大辞泉』(コトバンク収録)、2019年6月3日閲覧
- ^ Stallings, William (2016). Foundations of modern networking : SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud. Florence Agboma, Sofiene Jelassi. Indianapolis, Indiana. ISBN 978-0-13-417547-8. OCLC 927715441
- ^ “ガーデンオフィス”がリモートワークの救世主に! 生産性を高めるデザインアイディア 自分だけに合った、居心地のいいワークスペース作りをしよう。
- ^ Outdoor Garden Offices UK
- ^ 卵型ガーデンオフィス
- ^ “Garden Room details”. www.henleyoffices.com. 2023年5月1日閲覧。
- ^ VUILDによる、神奈川・鎌倉市の、既存民家を解体し“庭の中のオフィス”として活用する「カヤックガーデンオフィス」
- ^ 新築住宅で快適に仕事をこなす。「ガーデンオフィス」というアイデア
- ^ 庭と一体化!機能的で温かいフレーバーのガーデンオフィス 「Hackney Shed」
関連項目
オフィス (2-14F)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:48 UTC 版)
「横浜アイマークプレイス」の記事における「オフィス (2-14F)」の解説
オフィステナントは2014年5月より順次移転・開業している。
※この「オフィス (2-14F)」の解説は、「横浜アイマークプレイス」の解説の一部です。
「オフィス (2-14F)」を含む「横浜アイマークプレイス」の記事については、「横浜アイマークプレイス」の概要を参照ください。
「オフィス」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は彼をオフィスでお尻を触ったということで告発した
- 事務所の集まったビル,オフィスビル
- オフィスのみんなが彼女へのプレゼントのためにお金を出し合った
- 明朝あなたのオフィスに伺ってもいいですか
- オフィスまで車で30分の距離です
- 私たちは4月11日に新しいオフィスに入ります
- だれも彼がオフィスを出ていったことを知らなかった
- できるだけ早く私のオフィスにきてくれませんか
- 彼女は正午にオフィスにやってきた
- オフィスに行く途中
- 私たちの上司はオフィスを常に整理整頓しておくよう望んでいる
- 若い男性がオフィスに入ってきた.有名な映画俳優にそっくりだった
- 一人一人が落ち着いた雰囲気のオフィスづくりを心掛けた
- ダンボールをオフィスから運び出しましょう。
- このオフィスにはフロアスタンドがありません。
- 起業してしばらくはレンタルオフィスで仕事をしていました。
- オフィス内では栄養ドリンクがブームだ。
- オフィス内に新しくできたスタンドバーへ行ってみない?
- オフィス用のマグカップを買った。
- オフィスのセキュリティ強化のためにドアホンを設置した。
オフィスと同じ種類の言葉
「オフィス」に関係したコラム
-
携帯端末での取引のメリットは、電波を含む通信回線が確保されていれば場所を選ばずにどこでも取引ができるという点が挙げられます。朝から夜までオフィスにつめていて取引ができない場合でも、スマホがあれば取引が...
- オフィスのページへのリンク