易経とは? わかりやすく解説

えききょう〔エキキヤウ〕【易経】

読み方:えききょう

五経(ごきょう)の一。伏羲(ふっき)氏が初め八卦(はっけ)を作り孔子集大成したといわれる未詳天文地理人事物象陰陽変化の原理によって説いた書で、元来占い用いられた。六十四卦(け)およびそれぞれの爻(こう)につけられ占い文章(経)と、易全体および各卦について哲学的に解説した文章(伝もしくは十翼という)とから成る周代流行したところから周易ともいう。易。


えききょう 【易経】

中国周代占いの書。周易五経筆頭置かれる儒教経典一つ本文解説書(『十翼』という)をあわせて一二編。陰と陽を六つずつ組み合わせた六四卦によって自然と人生変化道理説く伏犠王が卦を画し文王周公総説細説考え孔子が『十翼』を作ったといわれるが、根拠はない(中国には夏の易の連山、殷の易の帰蔵、周の易の周易との三易があったというが、今は周易より伝わっていない)。→ 易 陰陽 儒教

易経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 04:21 UTC 版)

易経』(えききょう、正字体:易經、拼音: Yì Jīng)は、古代中国の書物で五経の一つ。著者は厳密には不明だが、『周易正義』等に載せる伝説では六十四卦を作ったのが伏羲、本文(卦爻辞)を作ったのが周公旦とされている[注釈 1]。 中心思想は、陰陽二つの元素の対立と統合により、森羅万象の変化法則を説き、人間処世上の指針・教訓の書とされる。語句は簡潔で、含蓄が有るとされる。[1]




「易経」の続きの解説一覧

易経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/29 01:57 UTC 版)

「伝」の記事における「易経」の解説

易伝(十翼) - 孔子の伝とされる。彖伝(上下)・象伝(上下)・繋辞伝上下)・文言伝・説卦伝・序卦伝・雑卦伝の十伝 子夏易伝 - 子夏の伝とされる『漢書』芸文志にはなく、『隋書』経籍志には記載されている。現行の11巻本は偽書とされる。 程氏易伝 - 北宋程頤 漢上易伝 - 南宋

※この「易経」の解説は、「伝」の解説の一部です。
「易経」を含む「伝」の記事については、「伝」の概要を参照ください。

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