いん‐きょ【殷墟】
殷墟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 00:32 UTC 版)
殷墟(いんきょ)は、古代中国殷王朝後期の首都の遺構[1]。中華人民共和国河南省安陽市の市街地西北郊、殷都区に位置する。
- ^ 殷墟の名は、史記(項羽本紀)に洹水の南の殷墟近傍で項羽が章邯と会見したとある。殷朝後期当時の呼称は「大邑商」(商)。
- ^ “河南安阳殷墟景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。
- ^ “世界遺産・殷墟は都だったのか 近くに王城跡、疑問招く”. 朝日新聞社 (asahi.com). (2011年3月16日). オリジナルの2015年7月6日時点におけるアーカイブ。
殷墟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:30 UTC 版)
詳細は「殷墟」を参照 現在の安陽市の殷墟(大邑商)は紀元前1300年頃から殷滅亡までの後期の首都。洹水南岸にあり、洹北商城のすぐ南西。甲骨文字が小屯村で出土することが契機で発掘が始められ、その地区が宮殿および工房と考えられ、首都の存在が推定された。都城の遺跡は見つかっていない。洹水を挟んだ北側では22代王の武丁以降の王墓が発掘されている。甲骨文からもここに都を置いたのは武丁の代からと考えられるが、竹書紀年では19代王の盤庚によるとある。
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