郭店一号楚墓とは? わかりやすく解説

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郭店一号楚墓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/01 08:26 UTC 版)

郭店一号楚墓(かくてんいちごうそぼ)は、中国湖北省荊門市沙洋県紀山鎮郭店村に位置する陵墓

1993年に発掘調査が行われ、大量の竹簡が発見された(郭店楚簡)。その中には、儒家にかかわる未発見の文献や『老子』などが含まれており、中国思想の常識を覆すものであった。

度々盗掘に遭った為に祭礼用の青銅器や銅陶器が残っておらず、それ等を用いた化学分析による年代測定は行われて居ないが、出土した器物の特徴などの観点から秦文化の影響が見られず、紀元前300年頃のの貴族の墓である。出土した漆塗り食器には「東宮之師」と刻字されている。

また、1994年香港のブラックマーケットに出現した竹簡(「上海博物館蔵戦国楚竹書」。放射性炭素による年代測定の結果は紀元前308年±65年とされる)も、郭店一号楚墓から盗掘されたものとの考えもあるが、詳細は不明である。

参考文献

*湖北省荊門市博物館、荊門郭店一号楚墓, 文物 1997年7月号 p35-48 ,文物出版社、北京





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