大足石刻とは? わかりやすく解説

大足石刻(中国)

大足石刻

重慶市大足は「摩岸仏の里」と呼ばれ、唐~宋の時代掘られ芸術性の高い石刻像が約5万点在してます。ほとんどが仏教関係の石刻像ですが、道教の神々の像もあります。特に有名なのは、宝頂山にある仏陀入滅描いた釈迦涅槃像全長31mにも及びますまた、金箔張った千手観音菩薩も有名で、これは本当に1000本以上の手を持つ荘厳な像です。大足石刻は1999年ユネスコの世界遺産登録されました。


大足石刻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/18 07:16 UTC 版)

大足石刻
中華人民共和国
宝頂山の華厳三聖像
英名 Dazu Rock Carvings
仏名 Sculptures rupestres de Dazu
登録区分 文化遺産
登録基準 (1), (2), (3)
登録年 1999年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
使用方法表示

大足石刻(だいそくせっこく)は、中国重慶市大足区にある仏教石窟1999年ユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録された。

概要

大足石刻では、9世紀から13世紀頃までの大乗仏教の石仏が岩の壁に彫刻されている。ほとんどが仏教に関する石仏であるが、道教の神々の像も彫刻されている。

中でも宝頂山にある仏陀の入滅を描いた釈迦涅槃像が有名で、これは31メートルの長さを有している。

他に有名なものとして、金箔を張った千手観音菩薩があり、これは実際に千以上の手を有している。

保存状態の良さでも知られ、人里離れた場所にあったのが要因であり、中国の文化大革命時の破壊活動からも逃れることが出来た[1]

1961年全国重点文物保護単位に指定。中国の5A級観光地(2007年認定)[2]

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。

脚注

  1. ^ アンソニー・テイラー『世界の聖地バイブル : パワースポット&スピリチュアルスポットのガイド決定版』ガイアブックス、産調出版、49ページ、2011年、ISBN 978-4-88282-780-1
  2. ^ 重庆大足石刻景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯29度42分48.0秒 東経105度42分25.0秒 / 北緯29.713333度 東経105.706944度 / 29.713333; 105.706944




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