小屯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 01:59 UTC 版)
羅振玉の『殷商貞卜文字考』(1910年)に、「甲骨の出土地は従来誤り伝えられた湯陰県ではなく、同じ河南省の北部でもそれよりさらに北の安陽県城の西五里の小屯(しょうとん)という村である。」 とあり、はじめて真の出土地が学界に紹介された。さらに同書で羅振玉は、この小屯は洹水 という川が南に曲がっているあたりに位置し、この地は『史記』の項羽本紀に、「西楚の覇王・項羽が秦の将軍・章邯と洹水の南の殷墟のほとりで会見した。」 と記している殷墟(殷の都跡)に符合すると述べている。
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