十三経注疏とは? わかりやすく解説

十三経注疏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 08:39 UTC 版)

十三経」の記事における「十三経注疏」の解説

十三経に対して以来権威ある注疏選んで集成し書物を『十三経注疏』(じゅうさんけいちゅうそ、じゅうさんぎょうちゅうそ)という。唐代作られた『五経正義』に、賈公彦儀礼疏』『周礼疏』などを加えて十三経の注と疏を収録している。版本の半十行構成されているため、十行本とも呼称される。刊本には十行以降正徳本・閩本・南監本・北監本汲古閣本・武英殿本などがあるが、清の阮元によって校勘記を附して作られ阮元本が最も有名である。 2000年北京大学出版社が十三経注疏整理委員会(李学勤主編)の『標点本十三経注疏』を出版した李学勤本は阮元の原刻「嘉慶二十年開雕本」を複印した道光本を更に複印した石印を更に影印した世界書局影印本底本と、清の孫星衍校勘記で校勘したもので、「簡体版」と「繁体版」がある。 ほぼ同時期に台湾の新文豊出版公司より「中華叢書」(国立編訳館主編)として『十三経注疏分段標点本』が公刊されている。これは阮元の原刻「嘉慶二十年開雕本」が底本である。 北京大学出版社版も新文豊出版公司も、乾隆年刊の殿版は参照していない。また、標点句読中華書局版に劣る部分もある。 書名伝・注疏周易正義 王弼(魏) 孔穎達(唐) 尚書正義 孔安国前漢)伝 孔穎達(唐) 毛詩正義 毛亨・毛萇(前漢)伝鄭玄後漢)箋 孔穎達(唐) 周礼注疏 鄭玄後漢賈公彦(唐) 儀礼注疏 鄭玄後漢賈公彦(唐) 礼記注疏礼記正義鄭玄後漢孔穎達(唐) 春秋左傳注疏春秋左傳正義杜預西晋)(『春秋経伝集解』) 孔穎達(唐) 春秋公羊傳注疏 何休後漢不明 春秋穀梁傳注疏 范寧西晋楊子勛(唐) 論語注疏 何晏(魏) 邢昺北宋孟子注疏 趙岐後漢) 孫奭(北宋孝経注疏 玄宗(唐)(『御注孝経』) 邢昺北宋爾雅注疏 郭璞西晋邢昺北宋

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