十三石山(じゅうさんこくやま)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 15:58 UTC 版)
「柊野」の記事における「十三石山(じゅうさんこくやま)」の解説
柊野と雲ケ畑両地域の中間にある495.5mの山で、三角点が設置されている。かつて雲ケ畑地域との往来には、雲ケ畑川沿いではなく、この山付近に位置する満樹峠(まんじゅとうげ)を越えていった。この山の山年貢が十三石だったことに由来する名称とされる。 かつて上賀茂神社領であったこの山は、上述の通り太閤検地で禁裏御料となった。1608年(慶長13年)には上賀茂村の請山(うけやま)となり、「上賀茂西四町年貢帳ニ十三石山 仙洞御所様御領ニ罷成…山手十三石納米」という記載が見られる。北方に位置する雲ケ畑の三村(出谷村、中畑村、中津川村)は、請山の権利を有する上賀茂村に、道米銀(通行料)を拠出して通行を許可してもらっていたが、19世紀初頭には雲ケ畑三村と上賀茂村との間で、山論が高じて死人も出たほど争われたという。明治初期には一旦雲ケ畑村の所属になったものの、1890年(明治23年)に上賀茂村へ所属が変更された。
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