太閤検地とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 政治 > 政治活動 > 検地 > 太閤検地の意味・解説 

たいこう‐けんち〔タイカフ‐〕【太×閤検地】

読み方:たいこうけんち

豊臣秀吉が行った全国的な検地天正10年(1582)開始。1歩を6尺3寸四方300歩を1反、田畑等級上・中下・下々の四段階と定め(ます)を京枡一定して石高算定し耕地1筆ごとに耕作者を検地帳記載して年貢負担者確定した。これによって荘園制下の所有関係整理され近世封建制度基礎確立された。天正の石直し


太閤検地

読み方:タイコウケンチ(taikoukenchi)

豊臣秀吉が行った検地


太閤検地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 02:07 UTC 版)

太閤検地(たいこうけんち)は、豊臣秀吉が日本全土で行った検地(山林は除く田畑測量及び収穫量調査)。天正の石直し文禄の検地ともいう。


注釈

  1. ^ 領地の収穫高を厳密に調べるよう家臣に命じた書状で、羽柴姓を名乗る7月以前の元亀4年(1573年)5月の日付が見える[1]

出典

  1. ^ 藤本久格 (2015年7月11日). “秀吉「親類縁者でも見逃すな」 収税めぐる書状発見”. 朝日新聞. http://www.asahi.com/articles/ASH7B56XKH7BPTFC00K.html 2016年1月16日閲覧。 
  2. ^ 神田千里『信長と石山合戦―中世の信仰と一揆』(吉川弘文館、2008年)
  3. ^ a b 堀新『天下統一から鎖国へ』(吉川弘文館、2009年)
  4. ^ 池上裕子『日本中近世移行期論』(校倉書房、2012年)
  5. ^ 野中準編「慶長三年地検目録」「町歩下組帳」(『大日本租税志 中巻』1908年)
  6. ^ 『社会科資料図解大事典〈日本歴史編〉』全国教育図書、1965年。ASIN B000JAC75M 


「太閤検地」の続きの解説一覧

太閤検地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 02:25 UTC 版)

石高」の記事における「太閤検地」の解説

太閤検地は天正10年(1582年)に始まり慶長3年(1598年)まで再検地を含めて全国実施された。文禄2年(1593年)の年次入っている『大日本六十六国二島絵図』、文禄3年(1594年)の石高記載している『当代記』、慶長3年(1598年)旧暦8月年月入っている『日本賦税』など、国高記載する複数史料知られているが、その数字にほとんど差異はなく、ほぼ同一史料からの引用思われる。なお出羽国石高明らかに異常であるが、置賜郡などの上景勝出羽国領分陸奥国石高に加算されている可能性指摘されている。

※この「太閤検地」の解説は、「石高」の解説の一部です。
「太閤検地」を含む「石高」の記事については、「石高」の概要を参照ください。


太閤検地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:09 UTC 版)

恵那郡」の記事における「太閤検地」の解説

天正年間豊臣秀吉の命により、全国で太閤検地が実施され結果は、美濃国54万石恵那郡34,3102斗6升5合であった太閤正保書上帳による恵那郡78石高については以下の通り。 太閤検地での石高 尾張藩中津川村1,334石6斗3升6合 手金野(手賀野446石5斗4升 駒場村772石 落480石4斗1升 川上村180石 付284石8升 加子母村1,189石5升 千旦林村552石6斗2升 大井村512石6斗4升 正家873石2斗7升 旗本茄子川馬場氏領と尾張藩山村氏(木曽方)・干村氏(久々利方)領茄子川村1,367石6升 天領苗木藩領下野村367石1斗 苗木藩日比野996石2斗1升 上95石9斗 瀬戸村133石 坂下村972石4斗3升 上野村255石 田295福岡村739鷹山高山340石 蛭川村880石9斗9升 毛鹿母(毛呂窪)362石5斗2升 以下の3については、加茂郡太閤正保書上帳に記載されている。姫栗村439石4升 川合河合217石 中之方(中野方)554石4斗4升 岩村藩岩村828石6斗7升 飯羽間村293石8斗 富田村1,613阿木村1,589石6斗4升 飯妻(飯沼459石8斗8升 東野村1,225石3斗9升 中野村531石4斗5合 永田村257石8斗9升 久須見1,057石6升 竹折村304石5斗 藤村962石5斗5升 野井492石9斗7升 佐々羅木(佐々良木641石9斗4升 52石7斗2升 上649石5斗5升4合 下村226石9斗4升 漆原114石4升 小田121石2斗7合 串原村1,028石2升6合 澤中17石2斗6升 岩村藩領と尾張藩馬場山田村1,656石4斗7合1升 旗本明知遠山氏明知684石1斗1升2合 上田村56石7斗6升6合 大栗50石6斗 田良子157石4升 吉良見村161石2斗8升 大船103石2斗2升4合 小泉村101石2斗 柏尾17石4斗6合 岩竹26石6斗1升2合 安主14石1斗6升8合 土助34石3斗2升8合 才坂村32石4斗7升4合 阿妻村90石3斗5升 颪須淵村7石1斗 浅谷104石3斗2升 一色村20石 野原村339石7斗 野志村214石7斗 小杉村51石6斗1升2合 落倉24石3斗7升2合 馬木村30石2斗4升 馬坂13石8斗6升 高波村136石1斗 嶺山(峰山32石1斗5升9合 杉平村75石6斗 門野村161石4斗8升 久保原村540石7斗 上手向村708石4斗 下手向村383石6斗 釜屋村456石5斗7升 田97石4斗1升2合 原村223石3斗 猿爪村240石1升4合 天領(当初旗本小里氏であった廃絶になったため天領となる)水上村173石5斗7合4升 大川村176石4升

※この「太閤検地」の解説は、「恵那郡」の解説の一部です。
「太閤検地」を含む「恵那郡」の記事については、「恵那郡」の概要を参照ください。


太閤検地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:43 UTC 版)

石高制」の記事における「太閤検地」の解説

石高制確立大きな影響与えたのは、豊臣政権の太閤検地であるが、実は太閤検地にも時期によって大きく内容分かれる前期の太閤検地でも石高制に基づく検地方針示されていたが、臣従たばかり地方の有力大名に対して貫徹させるまでには至らなかった。全国統一完成した翌年1591年天正19年)、豊臣政権諸国に対して一国御前帳提出命じているが、これは翌年人掃令合わせて朝鮮出兵備えた兵粮軍役負担確保するために、大名領知高を確認する点を優先しつつも日本全国土地同一基準をもって把握しようとしたのである。ただし、注意すべきは「大名領知高を確認する」という点である。例えば、長宗我部氏土佐一国98千石実際検地よるものではなく同氏動員可能兵力からの逆算と言われ佐竹氏島津氏などに対して石田三成奉行政治的必要(軍役負担などの観点)から石高操作していたことが知られている。更に領内で米がほとんど獲れず、もっぱら貿易による利益依存していた宗氏松前氏実際に無高もしくはそれに近いにも関わらず利益から計算され形式上表高与えられていた。また、一部地域では国人農民による一揆恐れて検地そのもの行われなかったと言われている。もっともそうした地域でも全国的な流れの中で石高表記への移行受け入れざるを得ない状況になっていった。

※この「太閤検地」の解説は、「石高制」の解説の一部です。
「太閤検地」を含む「石高制」の記事については、「石高制」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「太閤検地」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「太閤検地」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



太閤検地と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「太閤検地」の関連用語

太閤検地のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



太閤検地のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの太閤検地 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの石高 (改訂履歴)、恵那郡 (改訂履歴)、石高制 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS