所職とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 労働 > 就労 > > 所職の意味・解説 

しょ‐しき【所職】

読み方:しょしき

中世荘園本所職名主職寺社別当職、鋳物師職などの職務。のち、物権化し相続質入れ売買などの対象となった


しょ‐しょく【所職】

読み方:しょしょく

しょしき(所職)」に同じ。


所職

読み方:ショシキ(shoshiki)

中世荘園制下における本家職領家職名主職などの職分


所職

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/27 15:06 UTC 版)

所職(しょしき)とは、官職不動産をはじめ様々な経済的な収益権が付随され、財産として譲渡・売買・質入などの対象となった

概要

本来、職とは官職などが受け持つ職務のことを指していたが、職には職務に対する報酬として、在任中には給田給名が支給され、職を退くと給付者によって没収されていたことから、職は土地()の給付を含めた経済的収益権と表裏一体のものと考えられ、後には一種の財産権とみなされるようになった。10世紀以後、荘園寺院国衙在庁官人の間で様々な職(所職)が形成されるようになった。時代が下るにつれて実際の職務と関係なく、譲渡(相続を含む)・売買・質入が行われるようになり、更には地頭の設置に伴う地頭職の確立や名主作人における名主職作職の発生など、新たな所職が登場するようになり、中世を通じて経済的活動の対象となった。

参考文献

  • 棚橋光男「所職」(『国史大辞典 7』(吉川弘文館、1986年) ISBN 978-4-642-00507-4
  • 今井林太郎「所職」(『日本歴史大辞典 5』(河出書房新社、普及新版版:1985年) ISBN 978-4-309-60905-8

「所職」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



所職と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「所職」の関連用語



3
92% |||||

4
92% |||||

5
74% |||||




9
没収 デジタル大辞泉
58% |||||

10
52% |||||

所職のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



所職のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの所職 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS