京都所司代とは? わかりやすく解説

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きょうと‐しょしだい〔キヤウト‐〕【京都所司代】

読み方:きょうとしょしだい

江戸幕府職名京都守護禁中公家に関する政務管掌京都伏見奈良三奉行支配京都周辺8か国の訴訟の処理、西国大名監視などを行った慶長5年1600設置慶応3年(1867)廃止


京都所司代

読み方:キョウトショシダイ(kyoutoshoshidai)

江戸幕府職名慶長5年設置京都警衛朝廷公家監察などにあたった


京都所司代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 03:22 UTC 版)

京都所司代(きょうとしょしだい)は、近世日本において京都に設置された行政機関である。


注釈

  1. ^ 『洛東大仏殿修覆並釈迦大像造営記』は武家の京都巡見にあたり提出された書物である[3]。方広寺は江戸時代に武家の京都巡見地の一つになっていたが、巡見に際しては事前に妙法院に方広寺の由緒を記した書物を提出するよう求められた[3]。そこに記された内容は妙法院の公式見解とされている。『洛東大仏殿修覆並釈迦大像造営記』は稲垣重富の巡見に際して提出された書物とされ、大仏再建の経緯などが綴られている[3]。妙法院日次記の元禄16年5月27日条に、巡見にあたり提出した書物控があり、その中の「釈迦心柱ノ書付」が『洛東大仏殿修覆並釈迦大像造営記』と題されている[3]。上記は『妙法院日次記』2巻に収録されている[3]

出典

  1. ^ 田中暁龍「近世中期の京都所司代の引渡とその権限」『近世の公家社会と幕府』吉川弘文館、2020年、149-177頁。ISBN 978-4-642-04331-1 
  2. ^ アトリス・M・ボダルト=ベイリー『ケンペルと徳川綱吉 ドイツ人医師と将軍との交流』中央公論社、1994年、95頁。 
  3. ^ a b c d e 張洋一「東京国立博物館保管「京都大仏雛形」について― 寛文期方広寺大仏の再興に関連して―」『Museum(東京国立博物館研究誌)』554号、1998年6月、27頁。 


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京都所司代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 09:19 UTC 版)

村井貞勝」の記事における「京都所司代」の解説

足利義昭追放した信長京都を完全支配下置いた後、天正元年1573年7月信長より京都所司代(天下所司代)に任ぜられる。松井友閑武井夕庵明智光秀塙直政らの信長行政官側近と共に京都治安維持朝廷貴族・各寺社との交渉御所修復使者接待信長京都馬揃え準備など、およそ信長支配体制下における、京都に関する行政全て任されている。 天正3年1575年4月信長困窮した公家を救うため、公家旧領返還させる徳政令発する。貞勝は丹羽長秀とともに土地文書調査係争担当した7月信長官位昇進勅諚出されるが、信長はこれを固辞代わりに家臣団への叙任願い出て勅許された。7月23日、貞勝は朝廷との繋がり考慮され正六位下長門守叙任される10月19日には伊達輝宗使者接待した。 天正4年1576年4月信長足利義昭使っていた二条城とは別に二条晴良屋敷新邸を築くことを決め、貞勝に普請命じた。のちにこの新邸は、「二条御新造」「二条新御所」と呼ばれた天正5年1578年3月上旬御所修理終わったため、貞勝は京都町人御所築地塀修復協力するよう命じ人数いくつかの班に分けて作業を競わせた。築地塀の上では町人たちの歌や踊り披露され見物客殺到し周辺大変な賑わい見せた。あまりの賑わい正親町天皇貴族らも見物した。その賑わいの中で競い合わせて進めた修復工事は、瞬く間完成したという。 天正8年1580年2月26日信長京都での居住所を本能寺に移すことに決め、貞勝に普請命じた天正9年1581年)、出家して村井春長軒号し家督を子の貞成に譲っている。

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京都所司代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 17:03 UTC 版)

松平定敬」の記事における「京都所司代」の解説

元治元年1864年4月、京都所司代に任命される。京都所司代は通常雁間詰帝鑑間詰の譜代大名就任する職であるが、定敬はより上位溜間であったまた、京都所司代の就任者は、その前に大阪城代寺社奉行奏者番経験するのが通例であるが、定敬はいずれも未就任であり、極めて異例な人事であったこの人事と同時に長州征伐のため軍事総裁転じていた実兄松平容保会津藩主)の京都守護職への復帰発令され兄弟2人京都守護を担う体制形成されたことになる。 直前3月には徳川慶喜朝廷から新設禁裏御守衛総督摂海防禦指揮任命されており、雄藩勢力との対抗通じて連携深めた定敬・容保・慶喜の3者は、幕府から半ば独立して朝廷援護する勢力形成し大政奉還に至るまでの中央政局主導する一会桑政権)。同年禁門の変では会津藩と共に長州藩兵を撃退し水戸天狗党の乱でも出兵している。髪を総髪にし、洋装で馬に乗り都大路闊歩した。 慶応3年1867年4月には、営中限り老中同様の業務執り行うよう命ぜられ、事実上在京閣老としての役割も担うこととなった

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