板倉勝重とは? わかりやすく解説

いたくら‐かつしげ【板倉勝重】

読み方:いたくらかつしげ

[1545〜1624]江戸初期幕臣徳川家康信任され駿府(すんぷ)町奉行江戸町奉行関東郡代京都町奉行京都所司代歴任


板倉勝重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 09:21 UTC 版)

板倉 勝重(いたくら かつしげ)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての旗本大名江戸町奉行京都所司代板倉家宗家初代。僧としての法名は香誉宗哲(こうよそうてつ)。史料では官職を冠した板倉伊賀守の名で多く残っている。


注釈

  1. ^ 勝重妻は先夫・中嶋重次との息子・重好と娘の2人を連れて再婚し、勝重の養子とした。中島与五郎重好は後に徳川家康の許しを得て、慶長6年(1601年)に三河国渥美郡大崎に607石を与えられ実父の家系を再興し、交代寄合旗本中島与五郎(中嶋與五郎)家の祖となった。中島家はのちに知行1千石を越える。織田家に属していた中島与五郎政成が織田信長の娘の五徳の輿入れに従って徳川家家臣となった。政成の子で、重好実父の中島与五郎重次は天正4年に遠江国相良沖で武田氏の海賊衆と交戦して敗死している。重好も、天正18年には徳川氏の船手衆小笠原正吉(幡豆小笠原氏)の推挙で徳川家康に拝謁し、船手役を勤めていたとする記録がある。与えられた領地大崎でも海に面した大崎城跡に陣屋を構え、将軍の上洛時は三河湾の海上警備を命じられている。徳川氏にとって中島家は、板倉氏の推挙が無くても三河の海を守備するために必要だったとも考えられる。
  2. ^ 現在の愛知県岡崎市小美町

出典

  1. ^ 丹野顕 2008, p. 10.
  2. ^ 三省堂編修所 2009, p. 114.
  3. ^ a b 堀田正敦 1922, p. 450.
  4. ^ 竹内誠 & 深井雅海 2005, p. 68.
  5. ^ 丹野顕 2008, p. 12.
  6. ^ 竹内誠 & 深井雅海 2005, p. 68-69.
  7. ^ 渡邊大門 2022, p. 166-169.
  8. ^ 福田千鶴 2017, p. 67-69.
  9. ^ a b c d 竹内誠 & 深井雅海 2005, p. 69.
  10. ^ 久保貴子 2008, p. 15-16.
  11. ^ 久保貴子 2008, p. 19,22-23.
  12. ^ 久保貴子 2008, p. 29-30,36.
  13. ^ 黒田日出男 2015, p. 170-172.
  14. ^ 熊倉功夫 2017, p. 60.
  15. ^ 久保貴子 2008, p. 47,51-52.
  16. ^ 竹内誠 & 深井雅海 2005, p. 69-70.
  17. ^ 堀田正敦 1922, p. 452.
  18. ^ 八重籬神社 - 高梁市、2018年9月2日閲覧。
  19. ^ 八重籬神社 - 岡山県神社庁、2018年9月2日閲覧。
  20. ^ 八重籬神社 - 高梁商工会議所、2018年9月2日閲覧。
  21. ^ 黒田日出男 2015, p. 174-176.
  22. ^ 黒田日出男 2015, p. 167-174.
  23. ^ 黒田日出男 2015, p. 187-195.
  24. ^ 黒田日出男 2015, p. 214-234.
  25. ^ 別冊太陽 2017, p. 114-115.
  26. ^ 熊倉功夫 2017, p. 63-64,70,76-78.
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  28. ^ 五十嵐公一 2021, p. 5-6.
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  30. ^ 丹野顕 2008, pp. 16.
  31. ^ 五十嵐公一 2021, p. 32-34.
  32. ^ 五十嵐公一 2021, p. 27-28.
  33. ^ 朝倉治彦 & 三浦一郎 1996, p. 91.
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  35. ^ a b c d 朝倉治彦 & 三浦一郎 1996, p. 92.
  36. ^ 丹野顕 2008, p. 14-15.
  37. ^ 丹野顕 2008, p. 18-19.
  38. ^ 丹野顕 2008, p. 18.


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板倉勝重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 06:58 UTC 版)

へうげもの」の記事における「板倉勝重」の解説

徳川家臣。京都所司代として朝廷西国大名監視役務めている。織部茶の湯師事するなど数寄理解があるため、心情察しつつも粛々と職務遂行する

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板倉勝重(いたくら かつしげ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:53 UTC 版)

バガボンド」の記事における「板倉勝重(いたくら かつしげ)」の解説

京都所司代

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板倉勝重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 16:09 UTC 版)

城塞 (小説)」の記事における「板倉勝重」の解説

家康信任篤い譜代大名江戸幕府京都所司代勤め上方情報逐一家康の下へ送っている。極めて優秀な能吏唐突に出来した変事万事そつなく処理し、その行政手腕鮮やかさ徳川家屈指の知恵者評判が高い。

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