古田重然とは? わかりやすく解説

古田重然

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 07:10 UTC 版)

古田 重然(ふるた しげなり[1]、ふるた しげてる[2])は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将大名茶人芸術家古田 織部(ふるた おりべ)の通称で知られる。南山城・東大和1万石の大名。官位は従五位下織部助


注釈

  1. ^ 天文13年(1544年)生まれの説もある。
  2. ^ 丹羽基二著、樋口清之監修『姓氏』によると古田氏は藤原氏庶流とされ、その発祥地は伊勢国員弁郡古田邑と記されている。
  3. ^ 尾張国出身説もある。
  4. ^ 重然の女系の子孫が所蔵。
  5. ^ この通説の根拠は、『秀吉事記』にある同年7月13日に福島正則、石田三成らが論功を受けたことによる。しかし黒田孝高などは、天正14年に従五位下に叙されており、古田織部が1585年に福島正則らと同時に叙されたとは断定できない。しかし天正16年(1588年)の聚楽第行幸で古田織部も石田三成ら74名と同じ従五位下のグループで供奉しており、天正16年4月までには、従五位下に叙されたと類推されている。
  6. ^ 三井記念美術館
  7. ^ 国宝東京国立博物館
  8. ^ ただし、掛物を切断する行為は他の茶人も行っており、織部が常習犯のように器物を壊していたわけではない[13]
  9. ^ 重要文化財

出典

  1. ^ 桑田 1990, p. 15.
  2. ^ 戦国人名辞典編集委員会 編『戦国人名辞典』吉川弘文館、2006年、848頁。 
  3. ^ 竜宝山大徳寺誌』
  4. ^ 桑田 1990, p. 17.
  5. ^ a b 『古田家譜』
  6. ^ 豊後岡藩古田家譜』
  7. ^ 信長公記』より。
  8. ^ 「山城国上久世荘御年貢米御算用状」東寺百合文書」収録
  9. ^ 桑田 1990, p. 27.
  10. ^ 桑田 1990, p. 240.
  11. ^ 桑田 1990, p. 62.
  12. ^ 桑田 1990, p. 70.
  13. ^ 桑田 1990, p. 181.
  14. ^ 茶室・露地”. 藪内家の茶. 藪内燕庵. 2016年5月23日閲覧。
  15. ^ 藪内家の歴史”. 藪内家の茶. 藪内燕庵. 2016年5月23日閲覧。
  16. ^ 燕庵修復工事について”. 藪内家の茶. 藪内燕庵. 2016年5月23日閲覧。
  17. ^ 桑田 1990[要ページ番号]
  18. ^ 海音寺潮五郎「日本の名匠」中公文庫
  19. ^ 『続武家閑談』
  20. ^ 矢部 1999, p. 17.
  21. ^ a b c 日本放送協会. “細川忠興が記した書物の裏に石田三成らの自筆書状”. NHKニュース. 2021年9月17日閲覧。
  22. ^ 矢部 1999, p. 28.
  23. ^ 『不染斎(古田広計)随筆』
  24. ^ a b 久須見疎安『茶話指月集』
  25. ^ a b 『茶話真向翁』
  26. ^ “古田織部の大胆さに憧れ…漫画・茶会・美術館”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2014年7月13日). https://web.archive.org/web/20140713081546/http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20140630-OYT8T50176.html 2014年8月7日閲覧。 


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古田重然(ふるた しげなり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:19 UTC 版)

センゴク」の記事における「古田重然(ふるた しげなり)」の解説

一般に古田織部として知られる茶人として、また造園高名な名うて数寄者改易中に連歌会に出席した権兵衛世話焼いた文人肌の武将官位従五位下

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