荒木村重とは? わかりやすく解説

あらき‐むらしげ【荒木村重】

読み方:あらきむらしげ

[?〜1586]安土桃山時代武将茶人摂津の人。織田信長従ったが、背いて地位失った。のち、道薫(どうくん)と号し茶道専念茶人として豊臣秀吉仕えた利休高弟七人の一。


荒木村重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 23:52 UTC 版)

荒木 村重(あらき むらしげ)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将大名利休十哲の1人である。


注釈

  1. ^ 寛政重修諸家譜』では嫡男・村次の母とされる。だしがこの北河原三河守の女ではないかとする説もあるが、今のところだしと村次が年齢が近いということになっているため有力とは言えない。
  2. ^ 寛政重修諸家譜』によれば波多野義通の3代孫・波多野義定の8代孫・波多野兵部少輔氏義が丹波国天田郡荒木村に住んだのが始まりとされる[8]
  3. ^ 同時代の荒木氏には荒木清長がいるが関係は不明。
  4. ^ 過去の過ちを恥じて「道糞」と名乗り、秀吉の命で「道薫」に改めたとの説があるが、「道糞」と記した一次史料は見られず、事実ではないと指摘される[19]。また、村重が高山右近を讒訴し、秀吉の勘気を受けて出家したとの話も、右近寄りの宣教師が残した史料にしかなく事実かどうかは疑わしいとされる[20]
  5. ^ 天正6年6月2日付け古志重信宛て吉川元春書状(『牛尾家文書』)[21]

出典

  1. ^ (元亀元年)6月24日付池田一族等連署書状(『中之坊文書』)。
  2. ^ 天野 2015, pp. 111–112; 天野 2017, p. 15.
  3. ^ a b c 系図纂要』より。
  4. ^ a b 寛政重修諸家譜』より。
  5. ^ 天野 2017, p. 70; 中西 2019, p. 181.
  6. ^ a b c 天野 2017, p. 12.
  7. ^ 『荒木略記』、『寛永諸家系図伝』、『陰徳太平記』。
  8. ^ 『寛政重修諸家譜 第5輯[1]』(國民圖書、1923年)
  9. ^ a b 国立公文書館デジタルアーカイブ『寛永諸家系図伝 藤原氏 丙2 北家』(国立公文書館所蔵、28コマ)。
  10. ^ a b 寛政重脩諸家譜 第五輯』國民圖書、1923年、387頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1082718/202 
  11. ^ 天野 2017, pp. 31–33; 中西 2019, p. 180.
  12. ^ 天野 2017, pp. 31–33.
  13. ^ 荒木村重の戦いと尼崎城
  14. ^ 小川 2020.
  15. ^ 「軍師官兵衛」にも登場、荒木村重しのび茶会 : ニュース : 新おとな総研- 読売新聞[リンク切れ]
  16. ^ 『中国新聞』、2014年2月28日、12面。
  17. ^ 天野 2017, p. 85.
  18. ^ 天野 2017, p. 82.
  19. ^ 天野 2017, p. 83.
  20. ^ 天野 2017, pp. 86–87.
  21. ^ a b 光成 2016, p. 135.
  22. ^ 山田 2019, p. 284.
  23. ^ a b 山田 2019, p. 285.
  24. ^ 天野 2015, pp. 130–136.
  25. ^ 『岩佐家譜』など。近年『寛永諸家系図伝』所収の荒木家の家系図を根拠に、又兵衛は村重の末子ではなく、村次の長男で村重の孫とする説もある(畠山浩一「岩佐又兵衛伝再考 ─血縁関係の再検討を中心に」、『国華』第1364号第114編第11冊所収、2009年)。
  26. ^ 熊本藩細川家の家譜『綿考輯録』(『細川家記』)巻五(『出水叢書一 綿考輯録 藤孝公』所収、出水神社 ISBN 978-4-7629-9323-7
  27. ^ 岸和田市:市史史料目録「荒木家文書」
  28. ^ 荒木流拳法”. 日本古武道協会 (2010年1月19日). 2010年1月19日閲覧。



荒木村重

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信長 (漫画)」の記事における「荒木村重」の解説

摂津大名織田軍に所属する武将だが、本願寺門徒である妻子家臣団暴走により信長反旗を翻す自身はあくまで信長敵対する意思見せなかったため家臣団突き離され身一つ有岡城を出ることになる。その後武士捨て茶の湯の道に進んだ

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荒木村重(声:伊藤健太郎)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 23:13 UTC 版)

決戦III」の記事における「荒木村重(声:伊藤健太郎)」の解説

摂津豪族池田城有岡城城主畿内進出した信長抵抗し降伏したが、謀反おこして幕府方につく。兵種槍足軽武将系統は「猛将」。

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荒木村重(あらき むらしげ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:19 UTC 版)

センゴク」の記事における「荒木村重(あらき むらしげ)」の解説

通称信濃守、後に摂津守。明智光秀調略によって細川藤孝と共に織田家に仕官した大身武将秀吉中国攻略の際には援軍として羽柴軍に加わる。毛利家との戦い震えていたため、権兵衛神子田からも頼りならない思われた。しかし播州平定目前となった時、突如謀反説得訪れた秀吉光秀に「信長の銭による天下一統滅亡への道」と説きその後さらに説得訪れた官兵衛を牢に禁獄した。再三に渡り官兵衛を調略ようとするも叶わず、妻子捨て居城有岡城より脱出する

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荒木村重

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国盗り物語」の記事における「荒木村重」の解説

織田家麾下大名摂津国池田池田氏仕え若くして頭角現し家老となる。その後池田氏同盟した信長有能さ気に入られ池田氏代わりに重用される。その後数々軍功立てて摂津の国大名となるものの、ところがほどなく謀反風説流される重にもとよりそんな意志などなかったが、猜疑心異常に強い信長疑念払拭することは不可能と考えやむなく居城伊丹城籠城して謀反踏み切った

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荒木村重

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信長のシェフ」の記事における「荒木村重」の解説

信長配下武将一人だが、本願寺攻め外されたことで毛利寝返り情報流している。ケンによって内通発覚すると、半兵衛の策により毛利方の予定よりも早く謀反起こすことになった

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