山論とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会運動 > 紛争 > 山論の意味・解説 

さん‐ろん【山論】

読み方:さんろん

山野境界利用をめぐる村落間の争論江戸時代頻発し耕地開発の進展による、山野供給源とする刈り敷き・秣(まぐさ)などの肥料の不足から生じ場合が多い。やまろん


やま‐ろん【山論】

読み方:やまろん

さんろん(山論)


山論

読み方:サンロン(sanron)

山林帰属利用権をめぐる争論

別名 山出入山問答


山論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/15 14:06 UTC 版)

山論(さんろん、やまろん)は、山林・原野などに関する争論。日本の江戸時代において盛んに発生した。

は材木などの林産物を算出し、狩猟や交易を含めた山稼ぎは可耕地の乏しい山村においては重要な場となっていた。日本の近世社会の成立過程では検地が実施され、米の生産高に基づく石高制が成立するが、山村の山稼ぎについても山改を行い石高に換算されて年貢が負荷された。

山林の利用については村落同士で共同利用を行う入会慣行が存在したことから用益権をめぐる争論が発生しやすく、境界などを巡る山論が発生した。

山論については幕府や領主による裁定を受けることが多く、境界論争の証拠として裁許証文や裁許絵図が作成される。領主権露力は山論の介入により在地社会への支配を強化していたことも指摘されている[1]

主な山論

脚注

  1. ^ 山本英二「論所裁許の数量的考察」『徳川林政史研究所研究紀要』27号

関連項目


山論

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 12:37 UTC 版)

名詞

さんろん

  1. 山林原野所有利用権利巡る論争入会権争い山林境界争い

発音(?)

さ↗んろん

関連語




山論と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山論」の関連用語

山論のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山論のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの山論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS