孟子とは? わかりやすく解説

もうし〔マウシ〕【孟子】

読み方:もうし

[一][前372ころ〜前289中国戦国時代思想家。鄒(すう)(山東省)の人。名は軻(か)。字(あざな)は子輿(しよ)。仁義王道による政治説き、自ら孔子継承者をもって任じ性善説易姓革命説を唱えた後世、「亜聖(あせい)」と称される

[二][一]言行思想記した書。7編。後漢趙岐(ちょうき)が各編を上下分けて注を加え14巻とした。宋代以降経書数えられ朱熹(しゅき)の「孟子集注」により四書一つとして重んじられた。


もうし 【孟子】

古くはモウジとも)儒家孟子が孔子の道を祖述して仁義説き、また遊歴の時、諸侯弟子問答したことを記した書。恵王公孫丑・文公離婁万章告子・尽心の七編から成る諸子一人にすぎなかった孟子のこの著を経書にまで昇格させたのは後代宋儒で、宋の朱子は、この著を『論語』と並べ、これに『大学』『中庸』を合して四書」と称し尊重した。→ 孟子(前項

孟子

読み方:モウコ(mouko)

所在 和歌山県海南市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

孟子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 09:02 UTC 版)

孟子(もうし、簡体字: 孟子拼音: Mèngzǐ紀元前372年? - 紀元前289年?)は、中国戦国時代儒学思想家。子輿しよと伝わる。「子」は先生という意味で尊称で、後世亞聖あせいとも称される。孔子の孫である子思の門人に学業を受けたとされ、朱子学では孔子に次いで重要な人物とされる。そのため儒教は別名「孔孟の教え」とも呼ばれる。


  1. ^ a b 『孟子「離婁篇」』
  2. ^ 『孟子「公孫丑篇」』による
  3. ^ 『孟子「公孫丑篇」』
  4. ^ a b 『孟子「告子篇」』
  5. ^ 孟子松岡正剛の千夜千冊、1567夜、2014年12月25日
  6. ^ 現代中国語では、「孟子」は「モンズー Mèngzǐ」、『毛詩』は「マオシー Máoshī」と発音するため、混同はない。
  7. ^ 趙岐『孟子題辭』「是ニ於テ退キテ高弟弟子公孫丑・萬章ノ徒ト、疑ヲ難キ問ニ答ヘシ所ヲ論集シ、又自ラ其ノ法度ノ言ヲ撰ビ、書七篇二百六十一章・三萬四千六百八十五字ヲ著ハス。」
  8. ^ 小林勝人『孟子』 下、岩波文庫、1972年。 に引く武内義雄「孟子について」pp.454-457。



孟子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 02:07 UTC 版)

「仁」の記事における「孟子」の解説

性善説に立つ孟子は惻隠そくいん)の心が仁の端(はじめ)であると説いた四端説)。惻隠心と同情心のことであり、赤ん坊井戸落ちようとしているとき、それを見た人が無意識に赤ん坊助けよう思う心であると説いた

※この「孟子」の解説は、「仁」の解説の一部です。
「孟子」を含む「仁」の記事については、「仁」の概要を参照ください。


孟子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 06:01 UTC 版)

四書」の記事における「孟子」の解説

詳細は「孟子 (書物)」を参照 『孟子』は孟子(約紀元前372年-紀元前289年)とその弟子たち言行録『漢書』芸文志以降、『孟子』は諸子略や子書、すなわち諸子百家の書に挙げられており、経書として扱われていなかった。孟子は長らく評価されない書物であったが、唐末・宋代道統論によって取り上げられ朱熹によって四書に『孟子』を入れられたことで現在のような経書としての権威確立した

※この「孟子」の解説は、「四書」の解説の一部です。
「孟子」を含む「四書」の記事については、「四書」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「孟子」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「孟子」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「孟子」の関連用語

孟子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



孟子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの孟子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの仁 (改訂履歴)、四書 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS