しゅんじゅうさしでん〔シユンジウサシデン〕【春秋左氏伝】
春秋左氏伝
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『春秋左氏伝』(しゅんじゅうさしでん、旧字体:春秋左氏傳、拼音: )は、孔子の編纂と伝えられている歴史書『春秋』(単独の文献としては現存しない[1])の代表的な注釈書の1つで、紀元前700年頃から約250年間の魯国の歴史が書かれている。通称『左伝』。『春秋左氏』『左氏伝』ということもある。現存する他の注釈書『春秋公羊伝(公羊伝)』『春秋穀梁伝(穀梁伝)』とあわせて春秋三伝(略して三伝)と呼ばれている。前漢末の劉歆によって、後漢では三伝の中で『左伝』が一番高く評価された。これは撰者の左丘明が孔子の弟子であるためとされた。
- 1 春秋左氏伝とは
- 2 春秋左氏伝の概要
春秋左氏伝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:07 UTC 版)
『史記』十二諸侯年表に左丘明が『左氏春秋』を作ったことを述べ、『漢書』司馬遷伝も同様である。ただし、『春秋左氏伝』の左氏が左丘明でないとする説も唐以来存在する。また、司馬遷のいう『左氏春秋』が現在の『春秋左氏伝』と同一の書であったかどうかは、劉逢禄以来の議論がある。
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