汲古書院とは? わかりやすく解説

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汲古書院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/08 03:58 UTC 版)

汲古書院(きゅうこしょいん)は、かつて中国の古典や学術図書の輸入をしていた「大安」の活動を引き継いだ日本有数の学術出版社である。昭和44年(1969年)創業[2]。主に書誌学中国学・日本古典文学・国語学(訓点語学・日本語学)の学術研究書の出版・販売を手掛け、近年は儒教道教仏教学史学国史東洋史)といった分野の研究書も刊行している。汲古書院の発足に大きく関わった長沢規矩也は古典籍の影印・目録学書誌学の方面で多くのすぐれた著作を遺した。その著『図書学辞典』は、現在でも書誌学を専攻する学生は勿論、図書館職員や司書にとって必携の書となっている。また「汲古書院」の社名および商標は、書家・金石学者の西川寧による書である。


  1. ^ a b 登録出版者の検索”. 日本図書コード管理センター. 2020年9月29日閲覧。
  2. ^ 当時の事務所は、東京都文京区後楽1-1-4甲武ビルにあった。
  3. ^ 古典研究会は長沢規矩也が創始した書誌学の研究会である。長沢が汲古書院創設にともない会長に就任し、同時にその事務局も汲古書院内に置かれ、現在に至っている。


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