汲古書院
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汲古書院(きゅうこしょいん)は、かつて中国の古典や学術図書の輸入をしていた「大安」の活動を引き継いだ日本有数の学術出版社である。昭和44年(1969年)創業[2]。主に書誌学・中国学・日本古典文学・国語学(訓点語学・日本語学)の学術研究書の出版・販売を手掛け、近年は儒教・道教・仏教学・史学(国史・東洋史)といった分野の研究書も刊行している。汲古書院の発足に大きく関わった長沢規矩也は古典籍の影印・目録学・書誌学の方面で多くのすぐれた著作を遺した。その著『図書学辞典』は、現在でも書誌学を専攻する学生は勿論、図書館職員や司書にとって必携の書となっている。また「汲古書院」の社名および商標は、書家・金石学者の西川寧による書である。
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