石経とは? わかりやすく解説

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せき‐けい【石経】

読み方:せきけい

せっけい(石経)


せっ‐きょう〔セキキヤウ〕【石経】

読み方:せっきょう

石に刻んだ経文経典後世に残すことを目的したもので、中国隋・唐代流行日本では福岡県宗像(むなかた)大社のものが有名。→せっけい(石経)


せっ‐けい〔セキ‐〕【石経】

読み方:せっけい

石に刻した儒教道教経典。→せっきょう(石経)


石経

読み方:セキキョウ(sekikyou), セッキョウ(sekkyou)

石面に刻書または墨書した経。


せききょう 【石経】

石壁磨崖平らにした崖石面)・石板などの岩石仏教経典類を彫ったもの。→ 石経

せっけい 【石経】

儒教経典を石に刻み講学典拠とした碑。一七五年、勅命六経文字正定して大学門外建てた熹平石経最古。→ 石経

石経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 01:41 UTC 版)

石経(せっけい、せっきょう)とは、古代中国において石碑断崖に刻まれた儒教仏教道教経典

概説

熹平石経残石(洛陽博物館中国語版英語版蔵)

石経は、儒教において特に国家事業として作成され、五経の定本および漢字の標準字体を示す役割を果たした。

仏教・道教の場合は、写経や私版の大蔵経と同様に、個人や一族、集団で功徳を修めるために行われた。その中でも、房山石経中国語版[1]は千年余にわたって継続して行われた。

主な石経

儒教

名称 時代 場所 書体 備考
熹平石経 一体石経 後漢 熹平4年(175年) - 光和6年(183年) 洛陽 隷書
正始石経 三体石経・三字石経 三国時代正始2年(241年) 洛陽 古文・隷書・篆書
開成石経中国語版英語版 唐石経 大和7年(833年) - 開成2年(837年) 長安 楷書
蜀石経 広政石経 五代後蜀 広政14年(951年) - 21年(958年) 成都 楷書
北宋石経 二体石経・汴学石経・嘉佑石経 北宋 嘉祐元年(1056年) - 6年(1061年) 開封 楷書・篆書
南宋石経 高宗御書石経・紹興石経 南宋 紹興13年(1143年) 臨安 楷書
清石経 乾隆石経 乾隆56年(1791年) 北京 楷書

仏教

道教

代、玄宗朝に、『老子道徳経』を刻んだ碑や幢が造られた。

日本

脚注

  1. ^ 房山石経』 - コトバンク
  2. ^ 石経』 - コトバンク

関連項目

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