中国音韻学
中国音韻学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 09:43 UTC 版)
詳細は「中国音韻学」を参照 中国語の一語は原則として一音節で構成され、その音節構造は頭子音+母音+末子音(+声調)となっている。この音節構造を声母という頭子と韻母という母音以下の二つの部分に析し、声母を類別にまとめたものを音と呼び、韻母を類別にまとめたものを韻と呼んだ。 音は6世紀の字書、梁の顧野王の『玉篇』「五音声論」に「唇音」「舌音」「歯音」「牙音」「喉音」の五音として分類され、後に「半舌音」と「半歯音」が増やされて七音とされた。宋代(10世紀頃)には七音をもとに頭子音を表すため代表字、三十六字母が作られている。 韻は韻書にまとめられ、宋代の『広韻』では206韻が立てられたが、時代や方言を考慮せずに網羅されていたとされ、後に金の王文郁によって平水韻という106韻にまとめられた。
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