史記にあらわれる故事成語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:21 UTC 版)
以下は初出を特記しない限り『史記』を原拠とするものである。 「酒池肉林」 巻3・殷本紀、巻123・大宛列伝。初出は『韓非子』喩老 「百発百中」 巻4・周本紀 「怨み骨髄に入る」 巻5・秦本紀 「鹿を馬となす」(「馬鹿」の語源という説がある) 巻6・秦始皇本紀 「先んずれば人を制す」 巻7・項羽本紀 「鴻門の会」 巻7・項羽本紀、巻8・高祖本紀、巻55・留侯世家、巻95・樊噲列伝 「四面楚歌」 巻7・項羽本紀 「雌雄を決す」 巻7・項羽本紀 「一敗、地に塗る」 巻8・高祖本紀 「左袒」 巻9・呂太后本紀、巻10・孝文本紀 「唇破れて歯寒し」 巻39・晋世家、巻46・田敬仲完世家。初出は『春秋左伝』僖公五年 「宋襄の仁」 巻39・晋世家。初出は『韓非子』外儲説左上 「狡兎死して走狗煮らる」 巻41・越王勾践世家、巻92・淮陰侯列伝。初出は『韓非子』内儲説下 「臥薪嘗胆」 巻41・越王勾践世家(「嘗胆」のみ。「臥薪嘗胆」は『十八史略』春秋など) 「満を持す」 巻41・越王勾践世家 「王侯将相いずくんぞ種あらんや」 巻48・陳渉世家 「忠言耳に逆らい、良薬口に苦し」 巻55・留侯世家、巻108・淮南衡山列伝(『史記』では「毒薬」)。初出は『韓非子』外儲説左上 「立錐の地なし」 巻55・留侯世家 「天道是か非か」 巻61・伯夷列伝、巻63・老子韓非列伝 「管鮑の交わり」 巻62・管晏列伝。初出は『列子』力命 「屍を鞭打つ」 巻66・伍子胥列伝 「寧ろ鶏口となるとも牛後となるなかれ」 巻69・蘇秦列伝 「完璧」 巻81・廉頗藺相如列伝 「刎頸の交わり」 巻81・廉頗藺相如列伝、巻89・張耳陳余列伝、巻92・淮陰侯列伝 「士は己を知る者のために死す」 巻86・刺客列伝 「傍若無人」 巻86・刺客列伝 「断じて行えば鬼神もこれを避く」 巻87・李斯列伝 「将に将たり」 巻92・淮陰侯列伝 「匹夫の勇、婦人の仁」 巻92・淮陰侯列伝。「匹夫の勇」の初出は『孟子』梁恵王下 「国士無双」 巻92・淮陰侯列伝 「背水の陣」 巻92・淮陰侯列伝。初出は『尉繚子』天官 「智者も千慮必ず一失あり。愚者も千慮また一得あり」 巻92・淮陰侯列伝 「右に出ずる者なし」 巻104・田叔列伝 「流言蜚語」 巻107・魏其武安侯列伝 「桃李もの言わざれど下おのずから小径(こみち)をなす」 巻109・李将軍列伝 「曲学阿世」 巻121・儒林列伝 「鳴かず飛ばず」 巻126・滑稽列伝・淳于髠 「謀(はかりごと)を帷幄(いあく)の中にめぐらし、勝ちを千里の外に決する」 巻130・太史公自序。張良の伝記で言及するものは『漢書』巻40・張良伝
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