百発百中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/26 05:38 UTC 版)
百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)は、『戦国策』に由来する四字熟語。
概要
全ての計画や予想が思い通りに進むということを意味する。これは矢や弾丸などを放ったならば、それが必ず命中するということから[1]。
由来
この言葉は中国の古書である『戦国策』が由来となっている[2]。紀元前281年の秦で無敗の白起という将軍は、魏の首都のである大梁を攻撃する準備を始めていた。大梁が陥落したならば、附近の西周王室は危険となるためであった。この時に蘇厲が周王に、白起の攻撃を阻止する対策を講じることを言上し、自ら白起の陣に行き語る。そこで語ったことというのは、昔の楚の国に養由基という弓の名人がいて、その人は遠くから柳の葉を百発百中で射ることができるとのことであった。これを聞いた人々は褒め称えたが1人は私ならば養由基に矢の射方を教えられると言った。ならば試しにやってみろと言われれば、私は矢を射る技量は教えられない、だが考えてみれば、柳の葉を百発百中で当て続けていたら疲れたために1発の当てられない矢が出て、このことから百発百中の成果が無駄になるのではと言った。更に白起に言ったことは、白起は韓、趙などを打ち負かしたが、ここで魏の大梁を攻撃することに失敗したら、今までの常勝の努力が無駄になり名誉を傷つけるとした。このため、ここは出兵をやめた方が良いと言った。これを聞いた白起は、自らの名誉を守るために出兵しないことにしたのであった[3]。
その他の用法
ドイツ語: Freikugeln)作品326は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したポルカ・シュネル。
原題の「Freikugeln」は魔法の弾丸の意味で、原題とウェーバーの『魔弾の射手』にちなんで、以前は『魔弾のポルカ』と邦訳されていた。1868年に、当時ウィーンで開催されていた「第3回ドイツ連邦射撃競技会」のために作曲された。初演は同年7月27日にプラーター公園の祝祭ホールにて行われた。
ヨハン2世、ヨーゼフ、エドゥアルトの3兄弟の共作である『射撃のカドリーユ』と同じく祝典曲として作曲されたもので、このポルカが初演された3日後に新聞にピアノ譜が掲載されるなど好評を博している。
アドルフ・ミュラー2世のオペレッタ『ウィーン気質』にも用いられている。
ニューイヤーコンサート
| 開催年 | 指揮者 | 備考 |
|---|---|---|
| 1943年 | クレメンス・クラウス | |
| 1973年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1983年 | ロリン・マゼール | |
| 1991年 | クラウディオ・アバド | |
| 2009年 | ダニエル・バレンボイム | |
| 2018年 | リッカルド・ムーティ |
参考文献
- 若宮由美「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2018解説:76歳のムーティが5度目の登場で、伝統的なニューイヤーを!」より、ポルカ・シュネル〈百発百中〉op.326
関連作品
- オペラ『魔弾の射手』
- 射撃のカドリーユ(3人の共作)
外部リンク
- 百発百中の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- ^ 日本国語大辞典,四字熟語を知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “百発百中(ヒャッパツヒャクチュウ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年1月26日閲覧。
- ^ “百発百中とは? どういう状況で使う? 意味や言葉の由来、使い方・例文を紹介”. Oggi.jp (2024年12月17日). 2026年1月26日閲覧。
- ^ “No. 100 【百発百中】 ひゃっぱつひゃくちゅう|今日の四字熟語・故事成語|福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事”. www.fukushima-net.com. 2026年1月26日閲覧。
百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/06 03:57 UTC 版)
「エスプリト」の記事における「百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)」の解説
フォンのジンクス。「自分の狙撃は必ず命中し、そこにはどんな障害物も意味を持たない」という信念から発現したジンクスで、360度すべての敵を「視認」し、弾道を操り「狙撃」することができる。ただし標的を肉眼で認識する必要があるため、透明になるなどといった手段には対応できない。また弾丸の性能はそのままのため、ザクラなどの耐久力を持つ人物には実際に着弾しても軽減される。
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