発とは?

はつ【発】

【一】[名]

出発すること。「9時発の特急」⇔着。

発信すること。「ロンドン12日発の外電

発動機の略。「単発機

【二】接尾助数詞。上に来る語によって「ぱつ」ともなる。

弾丸などの発射や、爆発物数えるのに用いる。「二発の銃声」「号砲一発」「一万発の花火

攻撃などを数えるのに用いる。「一発なぐってやる」「ホームランを二発打つ」

俗にくしゃみ放屁性交などの回数数えるのに用いる。


ほつ【発】

⇒はつ


はつ【発〔發〕】

[音]ハツ(漢) ホツ(呉) [訓]たつ ひらく あばく

学習漢字3年

[一]ハツ

矢や弾を放つ。「発射発砲不発暴発連発銃百発百中

出かける。たつ。「発車発着始発出発進発先発遅発

外部世間向けて出す。「発券発行発信発送発注発売発布発令増発乱発

外に現れ出る生ずる。生じさせる。「発火発芽発癌(はつがん)・発現発光発散発情発生発電発熱揮発蒸発

物事始める。行動起こす。事が起こる。「発案発議発語発想発奮偶発続発突発奮発自発的

隠れいたものなどを明るみに出す。ひらく。あばく。「発掘発見発明開発啓発告発徴発摘発

外に向かって伸び広がる。「発育発達発展

(「撥」の代用字はねかえすはね上げる。「挑発反発

(「溌」の代用字とびはねる。「活発」

10 (「醗」の代用字)かもす。「発酵

[二]ホツ始める。起こす。起こる。「発願発起発作発心発足発端

名のりあき・あきら・おき・しげ・ちか・とき・なり・のぶ・のり・よし

難読新発意(しんぼち)・発条(ばね)・発条(ぜんまい)


はつ【発】

1 〔名〕 出発すること。発車すること。また、通信などを発すること。時刻や場所を示す語に付けて用いる。

朝野新聞明治八年1875六月二七日海外新報〈略〉五月十三日ロンドン発」

花ごもり(1894)〈樋口一葉〉七「上野発の汽車にて」

2接尾弾丸などの発射数えるのに用いる。上にくる語によっては「ぱつ」となる。

尋常小学読本(1887)〈文部省〉七「鉄砲のねらひを定めて一発ドン放ちしに」


はっ‐・す【発】

自他サ変〕 ⇒はっする(発)


あば・く【発・暴】

〔他カ五(四)〕 隠されたもの、中にこもっているものなどを開いてあらわにすることをいう。

① 土を掘って、中から物を出す。発堀する。

白氏文集天永四年点(1113)四「墳陵を掘(アハイ)破りつ」

② 閉じたもの、束縛されたものなどを、開く、くずす、また、斬り放つ

古今著聞集(1254)一七「はやくしばらんとするにこそと思て、剣をぬきてこれをあばくに、みなきられてのきにけり」

などをおし開く。

大慈恩寺三蔵法師伝院政期点(1080‐1110頃)六「万里山川煙霞を撥(アハイ)て影を進む」

④ 人の秘密失敗悪事などを探って明るみに出す。暴露する。

書陵部本名義抄(1081頃)「訐(アハク)群臣之徳失〔顔氏〕」

吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「妻君は飛んだ所で旧悪暴く


はっ‐・する【発】

1 〔自サ変〕 [文]はっ・す 〔自サ変

物事起こり生じる。

日葡辞書(1603‐04)「ニヲイガ fassuru(ハッスル)」

古活字本毛詩抄(17C前)九「誠の心が心中に発するぞ」

あらわれ出る。出現する。あらわれる。

音曲声出口伝(1419)「毛詩云、情発於声、声成文」

日葡辞書(1603‐04)「イエアリガ fassuru(ハッスル)」

出て行く。外へ出かける出発する。

花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二二「黄昏ネエプルを発(ハッ)してモラデガエタに赴く

2 〔他サ変〕 [文]はっ・す 〔他サ変

物事引き起こす物事をはじめる。生じさせる。

高野平家13C前)三「虞公歌を発(ハッ)せしかば、梁塵うごきうごく」

随筆胆大小心録(1808)三二「兄狂を発して母を斧にて打ち殺す

あらわし出す。気持考えなどをおおやけにする。または、ことばを口に出す発表する

太平記14C後)二九変化時に応じて敵の為に気を発(ハッ)する処は」

日葡辞書(1603‐04)「イカリヲ fassuru(ハッスル)」

放つ。矢や弾丸などを放つ勢いよく物を出す。

前田本(10C終)一三八「久しうありてはっしたる矢の」

つかわす使者などをさしむける通知手紙などをさし出す

史記抄(1477)八「聴受して兵を発するぞ」

(5) ひらく。また、あばく。

日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉二「凶年饑歳倉庫を発して流民を救ふことは」


おこ・す【起・興・熾・発】

〔他サ五(四)

[一] 力を加えたり、うながしたりして立った状態にさせる。

横になっているものを垂直に立てる。傾いたものをもとに直す。→振り起こす①。

源氏100114頃)手習「夢のやうなる人をみたてまつる哉とあま君はよろこびてせめておこしすゑつつ御髪手づからけづり給ふ

寝床から離れさせる。また、眠りからさめるようにする。

宇津保(970‐999頃)蔵開上「女御の君、めのとを召して、『日暮れにけり。おこしたてまつりてものまゐれ』とのたまへば」

舟戦の語。舟のほばしら立てる。また、いかりを上げる。

[二] ひらたいものや、固着しているものに、めくり上げるような力を加える。

① 土を掘り返す開墾する。また、掘って表に出す。→掘り起こす

大唐西域記十二平安中期点(950頃)「其の宝物を発(オコシ)掘り取らむなり」

② 固く付いているものを、はがすように動かす。

浄瑠璃平家女護島(1719)二「指であはびおこせば爪は蠣貝(かきがひ)ばいのふた」

花札などを、めくって表を出す。

[三] 今までなかったところに、ある物事や状態を生じさせる。

① 人に働きかけて、新しく物事つくりだす自分新しく物事始める。

古事記(712)上「久美度(くみど)に興(おこ)して生める子は、水蛭子(ひるこ)」

*続後撰(1251)釈教六三四詞書「前大僧正慈鎮天台座主になりて勧学講といふ事をおこしをこなひ侍りけるを聞きて」

大勢の人を集め動かす。出動させる。

古事記(712)中「登美能那賀須泥毘古(とみのながすねびこ)、軍(いくさ)を興(おこ)して待ち向ひて戦ひき」

穏やかな状態のところに、それを騒がせるような物事や状態を生じさせる。「事件をおこす」

地蔵十輪経元慶七年点(883)四「怨みを結びて諸の闘諍を興(オコサ)む」

感情欲望などを心に生じさせる。

古事記(712)上「荒き心を起(おこ)して迫め来ぬ

坑夫(1908)〈夏目漱石〉「坑夫にならうと云ふ気も起(オコ)して見たんだが」

(5) 版に彫ったり、文章書き始めたりする。

咄本醒睡笑(1628)八「かのえびすの版木摺る者、いろいろ人の尊むほどの姿をおこして持ちたりしが」

[四] 勢いさかんにする。

① (興) ふるわない物事さかんにする。

古今(905‐914)仮名序いにしへの事をも忘れじ、ふりにし事をもおこし給ふとて」

気持ひきたてる奮起させる。→振り起こす②。

*竹取(9C末‐10C初)「からうじて思ひおこして、弓矢をとり立てんとすれども」

③ (熾) 火気さかんにする。また、炭に火をうつす。

(10C終)一「いと寒きに、火などいそぎおこして」

寄席芸人の用語。沈んでいる客席気分を陽気にする。


おこ・る【起・興・発・熾】

〔自ラ五(四)

[一] 今までなかったところに、ある物事や状態が生じる。

新しく物事が始まる。物事新たにできる。

書紀720神代上(寛文版訓)「是れに由て始めて大八洲国(をほやしまのくに)の号(な)起(ヲコレ)り」

大勢の人が集団をなして立ち上がる。大挙する。

古事記(712)中「河の辺に伏せ隠せし兵(いくさびと)彼廂(そなた)此廂(こなた)、一時共(もろとも)に興(おこ)りて、矢刺し流しき」

穏やかな状態のところに、それをさわがせるような物事や状態が生じる。

古事記(712)上「(よろづ)の物の妖(わざはひ)悉に発(おこり)き」

方丈記1212)「おほきなるつじ風おこりて」

④ ある感情欲望などが、心に生じる。

源氏100114頃)若菜上「をのがどちの心よりおこれるけさうにもあらず」

青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「一緒に暮らしなさる内には、其内には又夫婦間愛情と云ふものが発(ヲコ)りますから

[二] 高く盛りあがる。隆起する。「わきおこる

大唐西域記十二平安中期点(950頃)「山の峯は両つに起(オコリ)て、巖四むに絶えたり」

[三] 勢いさかんになる。

① ふるわない物事さかんになる。働きが強まる。ふるいたつ

大智度論平安初期点(850頃か)一六腹の内作(オコリ)て、下処を欲求す」

② (熾) 火気さかんになる。また、炭に火が移る。

広本拾玉集(1346)二「さゆる夜にきえぬうづみ火のおこすにおこる世をいかにせむ


読み方:はつ,ぱつ

  1. 銃器。〔第六類 器具食物
  2. 銃器をいふ。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/26 05:59 UTC 版)

(發、はつ)は、夏朝の第16代帝。『史記』などにあるように、一般には帝の父は帝発とされているが、一説には帝桀の兄という。




「発」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2019/07/01 20:56 UTC 版)

発音

動詞

ハッする促音便化)

  1. 出発する。
  2. 音声や光、においなどがあらわれでるはなつ
  3. ある位置始点として、遠方短時間移動させる。発射する。
  4. 原因となる。起源となる。
  5. 権力者が、命令通知広く伝える
  6. 言葉考えを声に出して述べる。
  7. 派遣する。さしむける

接尾辞

  1. ハツ銃弾等を数え助数詞

熟語


出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 08:17 UTC 版)

発音



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