割れた子供達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 22:53 UTC 版)
2000年代初頭に社会問題となった未成年の凶行に目を付けた極道によって結成された殺し屋集団。メンバーは全員未成年の少年少女で構成され、加入前に全員何かしらの理由で「心を壊された」経験がある。コードネームは「なりたかったもの」をそれぞれがつけ、ほぼ全員が加入前に着ていたと思しき学生服や運動着を着ている(割レンジャーのみ、5人お揃いのパーカーを着ている)。墨極道(メキシカンマフィア)を壊滅させた実績がある。メンバーが成人した場合、リーダーと戦い命を落とすか、他の極道組織に移籍するかの選択を行う。 舞踏鳥(プリマ)/ 偉藤幽華(いとう ゆか) ガムテが「大臣亡き後のオレの右腕」と呼ぶ幹部。推定17~18歳。冷静沈着な長い黒髪の美少女。ガムテの母親の面影があるため、ガムテを寝かしつけることができる。殺戮活動時はトウシューズを履いており、ガムテがいない場合はメンバーたちの司令塔を務める。卓越した表現力で相手を幻惑しながら蹴り殺す戦法を取る。 外伝『最狂悪童伝ガムテ』でその過去が語られている。当時ガムテの通っていた中学の生徒会長で、バレエ留学を幼い頃からの夢としていたが、叶う直前に引きこもりの兄が「天国への回数券」と各種薬物を買い込み続けたことで家が破産し、両親も兄に殺された。絶望の末、怪物となり果てた兄を殺すと同時に自殺するため、極道の代紋狩りをしていた兄がガムテのターゲットとなっていたことでその協力を得て初の殺人を行い、「割れた子供達(グラスチルドレン)」に流されるまま加入した。自分に怨敵の兄の止めを刺させてくれたことや、殺人者と化した自分に「割れた子供達(グラスチルドレン)」という居場所を与えてくれたことで、ガムテには心から感謝しており、彼に深い愛情(恋心)を抱いていた。 首相官邸では爆弾本体とタイマーを守る役目を担う。現れた極道(きわみ)に大ダメージを与えるも、捨て身の戦法で口の中の「地獄への回数券」を奪われ形勢が逆転、完全回復した極道(きわみ)に片足首を切断される。それでも果敢に攻撃を試みたが、首を落とされると同時にタイマーの線も切断され爆弾爆発を阻止された。忍者(しのは)の素性をガムテから聞いていたが敢えて極道(きわみ)には教えず、最後は選択次第であり得たかもしれない未来を夢に見ながら息絶えた。 黄金球(バロンドール) ガムテの左腕を自称する幹部。皮膚の色が濃く大柄な少年。屈強な肉体とサッカーボールを武器に用いる。軽薄なノリで舞踏鳥(プリマ)に度々アプローチをかけるが、軽くあしらわれている。 周囲を盛り上げる明るい性格ながら、何かと他人を妬んでは彼に八つ当たりする実母と暮らしていた。実母の「父はサッカー選手」という言葉を信じてサッカーに熱中し続けたが、プロサッカーチームのジュニアユースからの誘いを実母に勝手に断られてしまう。挙句の果てには、実父はサッカー選手ではなくクラブで引っかけた黒人であることが明かされると同時に、実母が「これからもお前の幸せの邪魔をしてやる」と宣言したことで、実母は救いようのない醜悪な人間であることを痛感し絶望、衝動的に自らの足技で実母の首をへし折り殺害した。割れた子供達(グラスチルドレン)への加入後も、度々過去のトラウマのフラッシュバックにより絶叫することがあったが、同様に発狂じみた叫びを上げるガムテに相対することで「自分だけではない」と感じて落ち着くようになり、ガムテへの信奉を深めた。 忍者(しのは)と極道(きわみ)には手出ししないようガムテに言われていたが、合流した忍者(しのは)と極道(きわみ)に敢えて戦いを挑む。壁や床も破壊できるボール技で二人を攻撃するが、極道(きわみ)が自身の右腕を犠牲にボールを止めた上、消火器で煙幕を張った中で忍者(しのは)との連係プレイを実行したため、自身の首を落とされる。しかし彼は残った肉体だけで最後の悪足掻き(ロスタイム)として忍者(しのは)に蹴りを放ち、窓外へ突き落した。薄れゆく意識の中、やれる限りのことをやり遂げたという達成感の元、舞踏鳥(プリマ)への純粋な想いや、ガムテへの感謝と愛情を胸に笑顔で息絶えた。 天使(アンジュ)、毒(ブス) 幹部。ガムテの命令によりコンビを組まされた少年と少女。互いに憎まれ口ばかりを言い合う。MPは天使は1186500、毒は1183900。 天使は容姿端麗で、言動は女子そのものだが実は男。自身の美貌に目を付けた実父に性的虐待を受け続け、14歳の時に嫉妬した実母が実父を殺害した直後に彼も殺されかけたが、実母を返り討ちにしてしまい、逃亡して現在に至った。加入後は一日数回の入浴を毎日行っており、仕事着として白いセーラー服を着用している。機関銃を武器とするが、狙撃は得意でないらしく撃ちすぎて原形を留めないほど相手を破壊しがち。極道技巧は”妖精通信(ムシノシラセ)”。 毒はボーイッシュな女子であり、陰険な雰囲気と荒い男言葉が特徴。元は美少女だったが、浮気相手の子ではと疑った実父に薬物をかけられたせいで顔半分と頭皮の半分が爛れている。事情を知らない他人からあらぬ悪評を立てられ続け、14歳の頃にその容姿により近所の悪ガキどもから理不尽な暴力を受けて返り討ちにし、逃亡して現在に至った。加入後は文句を言いながらも天使の相棒をしている。グラスチルドレンの殺戮活動時はガスマスクを着用して顔を隠し、背負ったタンクから液状の毒物”超酸”を散布して相手を溶かす。極道技巧は”彷徨える厄い弾丸(さまよえるヤクいだんがん)”。 単身の右龍と遭遇し、”不死身の電撃漢”などの攻撃は”妖精通信”ですべて回避、”彷徨える厄い弾丸”で有利に進めていたが、右龍は合流した左虎との合体技”氷帝雷公来駕”を放つ。逃げ場がない攻撃をまともに食らった天使は、右龍に首を落とされ、寸前で天使に殴り飛ばされて直撃を免れた毒は、超酸を噴射する装置に氷を詰め込まれて攻撃できず、左虎に首を落とされる。顔の美醜に人生を翻弄された2人は、顔(首)がなくなった自分達を見て、笑顔になりながら逝った。 攻手(アタッカー)/タカヒロ、司令(オーダー)/ヒデユキ 幹部。巨漢で剛力だが盲目の攻手と、視覚・聴力に優れるが四肢を失っている司令の幼馴染コンビ。MPは二人とも1058788。 普段は司令が乗った車椅子を攻手が押し、殺戮活動時は攻手が司令を背負ってガムテープで固定している。攻手は極道技巧“剛拳巨砲主義”、司令は極道技巧“箱庭覗聴”の使い手で、二人だけが知る暗号「4つの2桁数字」により、司令が目標の位置を正確に攻手に伝えて攻撃する。 かつては2人とも、親に望まぬ将来を押し付けられながらもプロゲーマーになることを夢見る少年であった。実力も高く、FPSにて「4つの2桁数字」を活かすことで海外のプレイヤーと対等以上に渡り合うほど。しかし、スポンサー提携の条件として提示された大会の前夜、自らの夢が親にバレ、タカヒロは空手家の父に殺されかけ、ヒデユキはヒステリックな母親が自殺未遂を引き起こす。それでも夢を諦め切れず自転車に乗って家を飛び出したが、東京に向かう途中で交通事故によりそれぞれ眼と四肢、そして夢見た未来を失う。退院後は互いの両親を殺し回り、タカヒロの父親を殺した直後にガムテと大臣にスカウトされ割れた子供達(グラスチルドレン)に加入した。 首相官邸襲撃にて屋上から階下の惨蔵に対してAPFSDS連射による狙撃を敢行するが、その貫通孔を“全姿全能”によって赤子と化した惨蔵に通り抜けられて接近戦に持ち込まれ、首を狩られた。死に際、攻手が司令の重みを感じ取れなくなり錯乱したが、惨蔵のさり気ないフォローにより互いの存在を目の前に感じ取り、2名とも安らかに逝った。 偉大(グレート)、美男(カサノバ) 新人コンビ。偉大のMPは2021。総理官邸に爆弾を設置していたところを剣崎に見つかり、口封じのために手に掛ける。 その後トイレで極道(きわみ)と遭遇し、その正体が自分達の雇用主と知らずに殺そうとするが、話をしている内に打ち解け(これは極道の策略)、油断したところで返り討ちに遭う。 拳闘大帝(パウンドフォーパウンド) メンバー。MPは10252。プロボクサーになって後楽園ホールで試合をするのが夢だったが、親がカルト宗教にはまったことで現在に至ったという。 首相官邸にて急ぐ忍者(しのは)と遭遇、パンチをクリーンヒットさせて脳震盪を起こさせる。しかし、脳震盪は早期決着を優先した忍者(しのは)の演技であり、トドメのカウンターで首を飛ばされた。 割レンジャー メンバー。MP不明。小学校低学年と思しき児童5人で結成されているスーパー戦隊をモデルとしたチーム。ガムテの熱烈なフォロワーで、彼と色違いのパーカーを着て同じ箇所の歯を折っている。割れた子供達(グラスチルドレン)の中では最年少で、ナイフを武器とする。 元は貧民層出身の少年達で、半グレを後ろ盾とする高校生達から暴力や桁違いの金銭要求を受け、「生き延びる」ために殺人を犯した過去を持つ。そのため、当人達は「悪い奴らをやっつける正義のヒーロー」を自称していた。 総理一行に襲いかかり窓香、四刃、レジーの順で仕留める。しかしその後、全員”忍巧美男衆”に首を落とされた。 ユリ、リリィ メンバー。MP不明。ナイフを武器とするギャル二人組。黒髪ツインテールがユリ、金髪ゆるふわヘアーがリリィ。中学生の頃に2人を脅迫していた男性教師を協力して殺害した過去を持つ。 首相官邸の門の前で機動隊員達の首を落としていたが、頭上を飛び越す”忍巧美男衆”に対応できなかった上、ユリは”お兄ちゃんズ”に、リリィは斗女の”完全無敵乙女砲”により首を落とされた。 大臣(ダイジン) 「割れた子供達(グラスチルドレン)」の前リーダー(ガムテの前任者)にあたる少年。本編では既に忍者に殺されているため故人となっており、ガムテの回想や幻覚で登場している。 極道の命令によりガムテを割れた子供達(グラスチルドレン)のメンバーとして迎え入れたことを機に、ガムテの親友となっていた。また、リーダーの座をガムテに譲っており、殺されるまでは彼の右腕ポジションを務めていた。 自転車王(アルカンシェル)、大女優(アカデミー)、菓子姫様(パティシエール)、喰帝(フードファイター) 大臣(ダイジン)およびガムテの直属の部下だったメンバー。本編では全員既に忍者に殺されているため故人となっており、ガムテの回想や幻覚で登場している。
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