きちがい
(発狂 から転送)
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きちがいとは、本来は発狂した人間、端的に状態が著しく常軌を逸した人間を指す。漢字では気違い、気狂いと表記する。また、気が違う、気が狂う、気がふれる、狂人(きょうじん)、キチガイ、キ印(キじるし)とも表現する。インターネットスラングでは基地外、または略してキチ、基地と表記することもある。動詞にすると、「気違いじみる」(自上一)などと使われる。転じて理性が欠如した者や「釣りキチガイ」など愛好家に対する蔑称として使われた。現代の日本では一般的にメディア上で使用が忌避される単語としても知られている。
注釈
出典
- ^ 精神医学の歴史 小俣和一郎 第三文明社 ISBN 9784476012521 p120
- ^ 江戸時代後期における精神障害者の処遇[3] (PDF) 板原和子 桑原治雄 社会問題研究・第49巻第2号 2000年 p196
- ^ 「封印作品の謎」安藤健二 太田出版 ISBN 978-4872338874
- ^ “女優の「キチガイ」発言で謝罪「放送禁止用語」とは何”. J-CASTニュース (J-CAST). (2009年3月8日) 2016年2月11日閲覧。
- ^ “また「戦友」を失った…「ジャーナリスト・江上茂さん」のこと”. 2012年12月18日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年2月25日閲覧。
- ^ オトキチはカミナリ族の勃興期、カーキチはモータリゼーションの加速期によく使われた言葉で、共に現在では自虐や冗談以外で用いられることはほとんど無い。
- ^ 精神病院を捨てたイタリア捨てない日本 大熊一夫 岩波書店 2009年 ISBN 9784000236850 「はじめに>用語について」
- ^ てんとう虫コミックス第3巻
- ^ ドグラ・マグラより「キチガイ地獄外道祭文」夢野久作
発狂
「発狂」の例文・使い方・用例
- 恐怖で彼は発狂しそうだった。
- その詩人はとうとう発狂した。
- 発狂する.
- 発狂する, もうろくする.
- 発狂する, 頭にくる.
- この暑さで発狂しそうだ.
- ハムレットは発狂したふりをよそおって復讐の機会を狙った.
- 彼の言語といい挙動といいどうしても発狂に違いないと思った
- 誰言うとなく彼は発狂したという噂が立った
- いよいよ発狂だ
- 僕は君と同じく発狂してはおらぬ
- 発狂人が裸で飛び出した
- 彼は発狂したのじゃないか
- (あまり挙動が変だから)発狂でもしはせぬかと思った
- 彼は発狂でもするかと思うほどくやしがった
- 発狂させる
- 彼は失敗して発狂した
- 彼は発狂でもしたような振舞だ
- 彼の熱心は発狂に近い
- 彼らの熱心は発狂に近い
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(乱心) | 発狂 猖狂 熱狂 風狂 身悶え |
名詞およびサ変動詞(様子) | 眩耀 偏倚 発狂 荒蕪 鼓腹撃壌 |
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