季語とは? わかりやすく解説

き‐ご【季語】

読み方:きご

俳句で、季節と結びついて、その季節を表すと定められている語。連歌俳諧では、季詞(きことば)、季の詞(ことば)。四季の詞。季題


季語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 03:11 UTC 版)

季語(きご)とは、連歌俳諧俳句において用いられる特定の季節を表す言葉を言う。「」(冬)、「」(秋)、「」(春)などのもの。流派、結社によっては、題詠の題としたり、一句の主題となっている言葉を「季題」(きだい)と言い、単に季節を表すだけの「季語」と区別することもあるが、両者の境は曖昧であり互いを同義に用いることも多い[1](詳細は後述)。「季語」「季題」いずれも近代以降に成立した言い方であり、古くは「季の詞(きのことば)」「季の題」「四季の詞」あるいは単に「季(き)」「季節」などと呼ばれていた[2]。以下では特に説明のない限り「季語」で統一して解説する。


  1. ^ a b c 山下一海 「季語」『現代俳句大事典』 173-174頁
  2. ^ a b c d 山下一海 「季題」『現代俳句大事典』 178-179頁
  3. ^ 宮坂、6-7頁
  4. ^ 宮坂、13頁
  5. ^ 宮坂、3頁、14-18頁
  6. ^ 宮坂、186-190頁
  7. ^ 宮坂、25-26頁
  8. ^ 山下一海 「季題の歴史」『季題入門』 202-204頁
  9. ^ いずれも特に台湾季語として人気の高い題材であった。
  10. ^ 呉昭新. “台湾俳句史(1985〜2013)(2) 〜季題、季語、虚子の「熱帯季題論」と台湾の歳時記〜”. 『交流』2015年11月号. 公益財団法人日本台湾交流協会. pp. 15-19. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月15日閲覧。
  11. ^ 宮坂、5-6頁
  12. ^ 浅沼璞 「季語」『現代俳句ハンドブック』 180-181頁
  13. ^ 平井照敏 「季題とは何か」『季題入門』 16-17頁
  14. ^ 山下一海 「季題の歴史」『季題入門』 189-190頁
  15. ^ 宮坂、5頁


「季語」の続きの解説一覧

季語

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 04:27 UTC 版)

名詞

  (きご)

  1. 詩歌》[狭義] (明治時代(wp)の末以降認識では、)俳句(wp)において、一定季節結び付け、その季節表す定められている季題ともいう。
  2. 詩歌》[広義] (明治時代の末以降認識では、)連歌(wp)俳諧俳句において、一定の季節と結びつけ、その季節を表すと定められている語。連歌俳諧時代には、同じものを「きのことば(季詞/季の詞)」もしくはきことば季詞季言葉)」と呼んでいたが、これらをも「季語」と捉え場合定義

由来

「季語」という名称初出1908年明治41年)で、俳人大須賀乙字使始めた。それ以前は「きのことば(季の詞、季詞)」もしくはきことば季詞季言葉)」と呼ばれていた。

類義語

語義1

関連語


「季語」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

Weblioカテゴリー/辞書と一致するものが見つかりました。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「季語」の関連用語

季語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



季語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの季語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの季語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS