あい‐まい【曖昧】
読み方:あいまい
[名・形動]
1 態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。「—な答え」
2 怪しくて疑わしいこと。いかがわしいこと。また、そのさま。「—宿(やど)」
[派生] あいまいさ[名]
[用法] あいまい・あやふや——「あいまいな(あやふやな)態度」「あいまいな(あやふやな)返事」の場合は、相通じて用いられる。◇「あいまい」は「責任をあいまいにする」「あいまいな説明でごまかす」のように、意識的に物事をはっきりさせないでおく場合にも用いる。これを「あやふや」で置き換えると不自然である。◇「あやふや」は「あやふやな気持ち」「あやふやな答弁」のように、本人自身が言葉や態度をはっきりさせられずにいる場合に用いることが多い。
曖昧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/24 18:44 UTC 版)
曖昧(あいまい, 英語: ambiguity)[1]または曖昧性(あいまいせい)[2]は、単語や文章が二通り以上の意味で解釈されうること(多義性)を主に指す。言語学[3]や文学批評など、様々な分野で扱われる。
- ^ a b 『コロンビア大学現代文学・文化批評用語辞典』「AMBGUITY 曖昧」p.60
- ^ a b c 川口喬一・岡本靖正『最新文学批評用語辞典』「曖昧性 (ambiguity)」p.3
- ^ a b c 濱本秀樹「言語学における曖昧性の取扱い(<特集解説>人文・社会科学におけるあいまいさの取扱い)」『日本ファジィ学会誌』第4巻第6号、1992年、 1059頁、 doi:10.3156/jfuzzy.4.6_48、 ISSN 0915-647X。
- ^ Sennet, Adam (2016). Zalta, Edward N.. ed. Ambiguity (Spring 2016 ed.). スタンフォード哲学百科事典
- ^ 八木 敏雄 曖昧と言語表現の美 成城文藝 (80), 61-80, 1977-03
- 1 曖昧とは
- 2 曖昧の概要
曖昧
「曖昧」の例文・使い方・用例・文例
- 曖昧な返事をするのが彼の流儀だ
- 私はそこで何を見たか記憶が曖昧です。
- 曖昧なことを言ってすみません。
- 私の記憶が曖昧になった。
- 私の記憶は曖昧です。
- 説明に曖昧な部分があり、誤解させてしまい申し訳ありません。
- 彼はまた曖昧な事を言うかも知れない。
- この文の意味は曖昧だ。
- 被告は、曖昧なことをしゃべって、かんじんなことを話したがらなかった。
- 彼の曖昧な返事は、なおさら彼女をいらいらさせた。
- 彼の論文は意味不明。第一、主題が曖昧だ。
- 私にはその意味がいまだに曖昧だ。
- 契約には曖昧な箇所があってはならない。
- その曖昧な噂は嘘だと分かった。
- その法律には曖昧な点が多い。
- この段落は意味が曖昧だ。
- この計画の主要な特徴はまだ曖昧です。
- いったい賛成なのか、反対なのか、曖昧模糊とした意見だねえ。
- 彼女は曖昧な論点を突いて質問し, 首相に食い下がった.
曖昧と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「曖昧」を含む用語の索引
- 曖昧のページへのリンク