枕詞
枕詞(まくらことば)とは、和歌や古典文学における表現技法の一つである。特定の語の前に置かれ、その語の意味を引き立てる役割を果たす。枕詞は、詩的な表現を豊かにするために用いられ、同じ語が繰り返し出現する際にもその単調さを避ける効果がある。枕詞は現代の歌詞や文章においても見受けられ、表現の一環として活用されている。特に、歌詞ではリズムや韻を整えるため、また、文章では語彙の豊かさを出すために使用されることがある。
枕詞
枕詞とは
枕詞とは、和歌などにおいて、決められた語の前において修飾したり、語調を整えたりする語である。枕詞の多くは5文字で構成されている。よく知られる枕詞に「ちはやぶる」が挙げられる。「ちはやぶる」は、動詞の「ちはやぶ」の連体形で、荒々しい、猛々しいという意味を持ち、「神」「宇治」にかかる。「ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」という和歌がある。枕詞のかかる言葉の数は枕詞によってまちまちである。例えば、「ひさかたの」は、「あられ」「雨」「雲」「空」「月」「月夜」「雪」「昼」「天」「日」にかかる。また、「たらちねの」は「母」「親」にかかる。枕詞の語は、「枕詞が長い」といった使い方をすることができる。枕詞が長いとは、前置きが長いという意味である。「彼は枕詞が長いので聞いていて疲れる」のような使い方をする。まくら‐ことば【枕▽詞/枕言葉】
まくらことば
まくらことばと同じ種類の言葉
- まくらことばのページへのリンク