ガムテープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/24 22:15 UTC 版)
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ガムテープは粘着テープの一種を指す和製英語で、本来は、英語のgummed tape(ガムド・テープ)を指し、クラフト紙の片面に水溶性の糊(ガム)を塗り、乾燥させた上で細長い帯状にしたものを指す。現在の日本ではこの名称ガムテープを梱包用の粘着テープ全般を指すために使うことが一般化しているが、メーカーは誤用として啓蒙活動を行っている。
歴史
ガムテープはトーマス・エジソンが発明した[1]。日本では1923年にアメリカから製造機械と原料が輸入されて製造が始まっている。
本来のガムテープ
もともとの製造国アメリカでは gummed kraft paper tape と呼び、それを略すとgummed tape(ガムド・テープ)[2][3]。それをもとに和製英語のガムテープ(gum tape)が生まれた[4]。日本では水テープとの名称も使われている[5]。
剥離のための表面処理を施す必要がないため、表面はクラフト紙のままなのが特徴。使用する際には、デンプン由来などの再湿糊が塗られた面に水をつけ、糊を再活性化した上で貼付する(一般的な郵便切手と同様)。使用時に必ず水を要するため、たいていは専用のガムテープディスペンサーを使用する。段ボール箱の封緘、梱包のほか、伝票類の背貼り、電球類の包装に多く使われている。水溶性の糊を使用し、剥離剤や合成樹脂系接着剤などの非水溶性樹脂を使っていないので、貼付使用後、再生紙としてリサイクルする際に剥がす必要がない。また、表面に剥離剤がないので、ガムテープを重ねて貼ったり、他の粘着テープ類を重ねて貼ることもできる。
日本での通称「ガムテープ」が指しているもの
現在では、使用時に水を必要としない梱包用テープが「ガムテープ」と呼ばれる事が多いが、原義から考えると誤用であり、メーカーは混同を避けるためWebサイトにて啓蒙を行っている[5][6][7]。
この種の粘着テープは、基材の種類により以下のように分類される。
- クラフト粘着テープ
- 表面にはく離剤が塗られたクラフト紙製の粘着テープ。日本語通称「紙のガムテープ」。
- 布粘着テープ
- 布製(スフモス)で、布目に沿って手でまっすぐ切ることができる粘着テープ。英語ではガファーテープ (Gaffer tape)。ガフテープ (Gaff tape) または、ガファテープ (Gaffa tape) などと呼ばれる。日本語通称、「布のガムテープ」。
- ややこしいことに英語ではこの種のテープは総称的通称、大雑把な呼称としてはduct tape(ダクトテープ)と呼ぶ。もともと配管(ダクト)に使うことが多いのでこう呼び、それを梱包にも使う、と英語話者は理解している。
- OPP粘着テープ
- 延伸ポリプロピレン (OPP) 製の透明な粘着テープ。パーセルテープ (Parcel tape)、パッキングテープ (Packing tape)。
脚注
- ↑ 『エジソン』 桜井信夫 2009年 ポプラ社 ISBN 9784591110478
- ↑ “テープの歴史館: 第7章 私たちの文化・生活とともに: 荷造り用テープ(1)ガムテープの真実”. 日東電工. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “Gummed paper tape”. Conservation & Art Materials Encyclopedia Online. Museum of Fine Arts, Boston (2022年8月27日). 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 「ガムテープ」『デジタル大辞泉』小学館。コトバンクより2026年5月15日閲覧。
- 1 2 “水テープとは”. 三陽工業. 2026年5月15日閲覧。
- ↑ 冨士工業株式会社>世間一般にガムテープと呼んでいるのは、正しくはガムテープではない(2009年3月22日時点のアーカイブ)
- ↑ 菊水テープ株式会社>テープにまつわるエトセトラ
外部リンク
- 水テープとは - 三陽工業株式会社
- ガムテープとクラフトテープは何が違うの? - 菊水テープ株式会社
- 日本粘着テープ工業会
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