はてな_(企業)とは? わかりやすく解説

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はてな (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/04 02:27 UTC 版)

株式会社はてな
Hatena Co., Ltd.
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証グロース 3930
2016年2月24日上場
略称 はてな
本社所在地 日本の旗 日本
〒604-8162
京都府京都市中京区烏丸通六角下ル七観音町630 読売京都ビル7F[2]
本店所在地 〒107-0062
東京都港区南青山六丁目5番55号 青山サンライトビル3F[2]
北緯35度39分42.8秒 東経139度42分59.8秒 / 北緯35.661889度 東経139.716611度 / 35.661889; 139.716611
設立 2001年7月19日に有限会社はてなとして創業。2004年2月1日に株式会社に組織変更。
業種 情報・通信業
法人番号 1013201014709 ウィキデータを編集
事業内容 インターネット関連事業
代表者 栗栖義臣(代表取締役社長)[2]
資本金 2億3877万円(2022年7月期)
発行済株式総数 302万株(2022年7月期)
売上高 30億4900万円(2022年7月期)
営業利益 3億1000万円(2022年7月期)
経常利益 3億2700万円(2022年7月期)
純利益 2億3000万円(2022年7月期)
純資産 25億1000万円(2022年7月期)
総資産 29億7000万円(2022年7月期)
従業員数 167人(2021年7月31日現在)
決算期 7月末日
会計監査人 あずさ監査法人
主要株主 近藤淳也(32.35%)
(2022年1月31日現在)[3]
主要子会社 Hatena Inc.
関係する人物 近藤淳也(初代代表取締役)
梅田望夫(元非常勤取締役)[4]
外部リンク www.hatena.ne.jp ウィキデータを編集
テンプレートを表示
2021年7月15日までの古いロゴ
はてなのトップページ https://www.hatena.ne.jp/ の画像。2008年12月のもの。

株式会社はてなは、主にナレッジコミュニティサービス「人力検索はてな」やブログホスティングサービス「はてなブログ」、ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」などの開発・運営を日本で行っている企業[5]。

主な事業

創業時からの事業であるコンテンツプラットフォームサービス、自社サービスを利用したコンテンツマーケティングサービス、受託開発・保守サービスを中心としたテクノロジーソリューションサービスの3カテゴリからなる[6]

コンテンツプラットフォームサービス
コンテンツマーケティングサービス
  • はてなCMS - オウンドメディアの構築・運用支援サービス
  • 自社サービス利用者向けの広告事業
テクノロジーソリューションサービス

提供サービス

沿革

  • 2001年
  • 2002年5月18日 - はてなアンテナサービス開始
  • 2003年
    • 1月16日 - はてなダイアリーベータ版リリース
    • 3月13日 - ブログサービス「はてなダイアリー」正式版リリース
  • 2004年
    • 1月1日 - はてなダイアリーキーワード(現:はてなキーワード)はてな編集権をはてなダイアリー市民に限定
    • 1月5日 - はてな掲示板いわしに書きこみできるユーザーを限定(はてなで質問を終えたことがあるか回答をしたことがある者のみに変更)
    • 1月23日 - はてなダイアリーブック注文受付開始
    • 1月27日 - デジタルコンテンツグランプリ受賞
    • 2月1日 - 株式会社はてなに改組。
    • 2月6日 - 第9回 AMD Award '03 Best Programmer賞受賞
    • 2月20日 - アンケートはてなサービス開始
    • 4月1日 - エイプリルフールネタとしてはてなダイアリーを「はてなブログ」と名称変更(1日限定)
    • 4月10日 - 東京都渋谷区に事務所(本社)を移転
    • 4月15日 - はてなカウンター提供開始
    • 4月23日 - はてなグループベータ版リリース
    • 5月20日 - はてなグループ正式リリース
    • 5月27日 - はてなダイアリーブックに縦書き機能搭載
    • 7月7日 - ビーケーワンと提携し、専門カテゴリー「bk1はてな」をスタート
    • 10月28日 - はてなフォトライフベータ版リリース
    • 11月5日 - はてな検索サービス開始
  • 2005年
    • 1月14日 - 写真・動画共有サービス「はてなフォトライフ」正式版リリース
    • 2月10日 - はてなブックマークベータ版リリース
    • 7月7日 - はてなマップベータ版リリース(現在はサービス終了)
    • 7月28日 - はてなグラフベータ版リリース
    • 8月19日 - ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」正式版リリース
    • 11月7日 - はてなリングリリース
  • 2006年3月30日 - アメリカのシリコンバレーに100%子会社「Hatena Inc.」を設立した。代表には日本と兼任で近藤淳也が就任した[14]。
  • 2007年
    • 7月11日 - 「はてなスター」、「はてなメッセージ」リリース
    • 12月13日 - はてなハイク、はてなワールドベータ版リリース(はてなワールドは現在サービス終了)
  • 2008年
    • 4月 - 京都市中京区に京都オフィスを開設。
    • 5月 - 本店を目黒区中目黒に移転。
    • 9月1日 - はてなダイアリーキーワードをはてなダイアリーから分離、はてなキーワードに改称
    • 12月24日 - 任天堂と協業し、うごメモシアター、うごメモはてなリリース
  • 2009年
    • 2月 - はてなブックマークニュース(現:はてなニュース) サービス開始
    • 3月 - カラースターショップにて販売されている、はてなスターの色違いバージョン「カラースター」 サービス開始
    • 5月6日 - はてな各サービスの総ユーザー数が100万人を突破
    • 11月 - はてなハイク2(仮称)ベータ版リリース
  • 2010年10月1日 - はてなランドをリリースするも、同年10月15日にサービス終了
  • 2011年11月7日 - はてなブログベータ版を招待制でリリース[15]
  • 2012年
    • 10月 - 東京都港区に本店移転。
    • 10月1日 - はてなOne、はてなまとめ(仮)、はてなハイク2 (仮称)、はてなリングと、8つのラボサービス(16x16、はてなSNS、はてなWordLink、はてなわんわんワールド、はてなニュース、はてなボトル、はてなロクロ、はてな検索プラス)を終了。
    • 11月 - 「Miiverse」(開発・運営:任天堂/開発協力:はてな)北米・欧州でサービス開始
    • 12月 - 「Miiverse」(開発・運営:任天堂/開発協力:はてな)日本でサービス開始
  • 2013年
    • 1月 - 「はてなダイアリー」をフルリニューアルしたブログサービス「はてなブログ」 サービス開始
    • 5月31日 - うごメモシアター及びうごメモはてなを終了。
  • 2014年
    • 3月 - 企業向けオウンドメディア支援サービス「はてなブログ Media」 サービス開始。
    • 5月 - サーバー監視サービス「Mackerel」 ベータ版サービス開始
    • 8月1日 - 栗栖義臣が代表取締役社長に就任。近藤淳也が代表取締役会長に就任。[16]
    • 8月 - 「BrandSafe はてな」提供開始
    • 9月 - サーバー監視サービス「Mackerel」 サービス開始
    • 9月 - 集英社と共同開発で「少年ジャンプルーキー」サービス開始。
  • 2015年
    • 9月 - 集英社と共同開発で「あしたのヤングジャンプ」サービス開始。
    • 11月 KDDI・ナターシャと共同運営でWebマンガ更新チェッカー「Pinga」サービス開始[17]
  • 2016年
  • 2017年
    • 1月 - 少年ジャンプ+(集英社)にマンガビューワ「GigaViewer for Web」提供開始[20]。
    • 7月 - 任天堂株式会社とのゲーム連動サービス「イカリング2」共同開発・運用開始。
    • 7月 - 任天堂株式会社とのゲーム連動サービス「スマプラス」共同開発・運用開始
    • 10月26日 - 近藤淳也が代表取締役会長を退任し、非常勤取締役就任。[21]
    • 10月 - となりのヤングジャンプ(集英社)にGigaViewer提供開始
    • 10月 - マガジンポケット(講談社)にGigaViewer提供開始
  • 2018年
    • 2月 - コミックDAYS(講談社)にGigaViewer提供開始
    • 4月 - くらげバンチ(新潮社)にGigaViewer提供開始
    • 5月 - ジャンプルーキー!iOS/Androidアプリ(集英社・はてな共同開発)サービス開始
    • 8月 - コミプレ(ヒーローズ)にGigaViewer提供開始
  • 2019年
    • 4月 - スマプラス(開発・運営:任天堂/開発協力:はてな)サービス開始
    • 5月 - コミックDAYS(講談社)アプリ版開発支援開始
    • 7月 - コミックガルド(オーバーラップ)にGigaViewer提供開始
    • 7月26日 - はてなダイアリーを終了し、はてなブログへ統合[22]。
  • 2020年
  • 2021年
  • 2022年
    • 3月 - 京都本社移転
    • 3月 - コロコロオンライン(小学館)にGigaViewer提供開始
    • 4月 - 東京証券取引所グロース市場に移行。
    • 5月 - COMIC OGYAAA!!(ホーム社)にGigaViewer提供開始
    • 9月 - 任天堂株式会社のゲーム連動サービス「イカリング3」開発協力。
  • 2023年
  • 2024年
    • 3月 - カクヨムネクスト(KADOKAWA・はてな共同開発)サービス開始
    • 3月 - 少年ジャンプ+(集英社)にアプリ専用マンガビューワ「GigaViewer for Apps」提供開始[7]。
    • 6月 - OUR FEEL(一迅社)にGigaViewer提供開始
    • 6月 - 株式会社Vaxila Labから監視プラットフォームサービス「Vaxila」を事業譲受[26]
    • 7月 - 生成AIを活用した発話分析ソリューション「toitta」ベータ版サービス開始
    • 10月 - 「toitta」提供開始
    • 11月 - Seasons(文藝春秋)にGigaViewer提供開始
  • 2025年
    • 2月 - 2014年から法人向けに提供してきた「はてなブログMedia」のブランドを刷新し、「はてなCMS」として提供開始
    • 8月 - 一迅プラス(一迅社)にGigaViewer提供開始
  • 2026年
    • 4月 - 特殊詐欺に騙され、約11億円の資金流出被害を受けた(後述)

マスコット

はてなのサービスなどで画像としてたびたび登場する犬は、創業者の近藤夫妻の飼い犬で、名前は「しなもん」(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク:雄:1997年10月8日[27] - 2013年6月21日[28])という。

名前の由来は、村上春樹の小説『ねじまき鳥クロニクル』の登場人物から。はてなのマスコット的存在(会長)と位置づけられている。なお、しなもんの死後に社長であった近藤淳也が経営の一線から退く形で2014年に会長に就任する際、近藤は「2代目会長」を自称していた[29]。

はてな村

はてな村(はてなむら)は緩く繋がる『はてな』のサービス利用者の集まりを村に見立てた言い回しであり[30]、そこではコミュニティ意識、仲間意識が強かったとも言われている[31][32]。

不祥事

特殊詐欺被害

2026年4月24日、悪意の第三者による虚偽の送金指示によって同年4月20日から21日にかけて最大で約11億円の資金を失ったことを発表した[33]。同年7月17日付の調査報告書で明かされた経緯によると、警察官を名乗る詐欺グループから経理部長の私用携帯電話に連絡があり、経理部長はこれを本物の警察からの捜査協力依頼だと信じ込み、指示されるまま会社のパーソナルコンピュータに遠隔操作アプリをインストールしたという[34][35]。

テレビ番組

脚注

  1. ↑ コーポレート・ガバナンス - 株式会社はてな
  2. 1 2 3 会社概要 - 株式会社はてな
  3. ↑ 有価証券報告書 2022年7月期 第2四半期報告書 - 株式会社はてな
  4. ↑ 梅田望夫の取締役就任に関するお知らせ - プレスリリース - 株式会社はてな
  5. ↑ フィスコ企業調査レポート
  6. ↑ “株式会社はてな 2023年7月期 第1四半期決算短信”. 株式会社はてな (2022年11月30日). 2022年12月29日閲覧。
  7. 1 2 『はてなのマンガビューワ、文藝春秋のWebマンガサイト「Seasons」に提供開始』(プレスリリース)株式会社はてな、2024年11月15日。2024年11月16日閲覧。
  8. ↑ 『株式会社はてな、KADOKAWAと「小説投稿サイト」を共同開発。今冬リリースを前にティザーサイトが本日オープン』(プレスリリース)株式会社はてな、2015年10月7日。2023年6月25日閲覧。
  9. ↑ 『「株式会社はてな」との協業事業について」』(プレスリリース)任天堂株式会社、2008年12月18日。2023年6月25日閲覧。
  10. ↑ 『はてな、任天堂株式会社との協業事業 北米版「Flipnote Hatena」をリリース はてなが任天堂とニンテンドーDSiのUGC協業事業を世界展開』(プレスリリース)株式会社はてな、2009年8月13日。2023年6月25日閲覧。
  11. 1 2 『はてな、任天堂とNintendo Switchソフト 「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のゲーム連動サービスを共同開発』(プレスリリース)株式会社はてな、2019年4月18日。2023年6月25日閲覧。
  12. ↑ 『はてな、Nintendo Switchソフト「スプラトゥーン2」のゲーム連動サービスを共同開発』(プレスリリース)株式会社はてな、2017年7月21日。2023年6月25日閲覧。
  13. ↑ 『はてな、Nintendo Switchソフト 『スプラトゥーン3』のゲーム連動サービスで任天堂の開発に協力』(プレスリリース)株式会社はてな、2022年9月9日。2023年6月25日閲覧。
  14. ↑ 2006年7月15日プレスリリース
  15. ↑ “新サービス「はてなブログ」ベータ版を招待制でリリース。シンプル、モダンで誰でも使えるブログサービスへ”. はてな (2011年11月7日). 2014年2月11日閲覧。
  16. ↑ はてな、社長交代 創業者・近藤淳也さんは「会長職という立場で改めて新サービス創出に注力」 - ITmedia NEWS
  17. ↑ “Web漫画700作品以上の更新をまとめてチェック「Pinga」 KDDI、ナターシャ、はてなが共同運営”. ITmedia NEWS. 2024年3月29日閲覧。
  18. ↑ “はてな、上場初日は買い殺到で値付かず”. ITmedia NEWS. 2024年3月29日閲覧。
  19. ↑ “「家電会議」という名前で大丈夫なのか、ソニーとはてなに聞いてみた”. ビジネス+IT. 2024年3月29日閲覧。
  20. ↑ “はてな開発のマンガビューワ「GigaViewer」 集英社「となりのヤングジャンプ」での採用が決定”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2017年6月27日). 2023年9月17日閲覧。
  21. ↑ 事業譲渡及び代表取締役の異動に関するお知らせ - 株式会社はてな
  22. ↑ 2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い - はてなダイアリー日記
  23. ↑ Inc, Natasha. “マンガ家のためのWeb投稿プラットフォーム・マンガノ、本日本リリース”. コミックナタリー. 2023年9月17日閲覧。
  24. ↑ はてな、20周年で企業ロゴをリニューアル - プレスリリース - 株式会社はてな
  25. ↑ “はてな開発のマンガビューワのアプリ版「GigaViewer for Apps」提供開始導入初事例は「コミックガルド+(プラス)」”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2021年11月4日). 2023年9月17日閲覧。
  26. ↑ “はてな<3930>、Vaxila Labsからシステム管理・監視ツール「Vaxila」事業を取得 | M&A Online - M&Aをもっと身近に。”. maonline.jp. 2025年8月8日閲覧。
  27. ↑ “しなもん プロフィール”. 2009年1月2日閲覧。
  28. ↑ “さようなら。ありがとう。”. しなもん日記 (2013年6月22日). 2013年6月23日閲覧。
  29. ↑ “株式会社はてなの代表取締役会長に就任いたしました”. jkondoのはてなブログ (2014年8月1日). 2016年4月29日閲覧。
  30. ↑ “はてな村”は求心力を持ったユーザーが集まるコミュニティ Impress 2007年11月15日
  31. ↑ 天野彬『SNS変遷史 「いいね!」でつながる社会のゆくえ』 イースト・プレス 2019年10月10日 ISBN 978-4781651187
  32. ↑ 平民金子『ごろごろ、神戸。』 ぴあ 2019年12月10日 ISBN 978-4835639369
  33. ↑ 大川原拓磨 (2026年4月27日). “虚偽の送金指示で最大約11億円被害のはてな、株価はストップ安”. 日経クロステック. 2026年7月27日閲覧。
  34. ↑ “特別調査委員会による調査報告書の公表及び役員報酬の一部自主返上に関するお知らせ” (PDF). 株式会社はてな (2026年7月24日). 2026年7月27日閲覧。
  35. ↑ 「ブログ運営「はてな」、ニセ警官の「捜査」信じ込み11億8000万円流出」『読売新聞』2026年7月27日。2026年7月27日閲覧。
  36. ↑ 「次世代ネットビジネスの主役たち」 - テレビ東京 2006年5月8日

外部リンク


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