第二水俣病とは? わかりやすく解説

だいに‐みなまたびょう〔‐みなまたビヤウ〕【第二×俣病】

読み方:だいにみなまたびょう

新潟水俣病


第二水俣病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 01:21 UTC 版)

第二水俣病(だいにみなまたびょう)とは、日本の化学工業会社である昭和電工(現・レゾナック・ホールディングス)の廃液に含まれる有機水銀汚染の食物連鎖で起きた水銀中毒公害病である。第二次大戦後の日本における高度経済成長期の負の側面である四大公害病の一つであり、1965年昭和40年)に確認された[2]




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第二水俣病(阿賀野川水銀中毒)(新潟水俣病)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:41 UTC 版)

公害病」の記事における「第二水俣病(阿賀野川水銀中毒)(新潟水俣病)」の解説

1964年昭和39年)頃から新潟県阿賀野川流域発生した奇病熊本県水俣同じく有機水銀メチル水銀)による水質汚染底質汚染原因とし、魚類食物連鎖通じて人の健康被害生じた

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第二水俣病(新潟水俣病)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:16 UTC 版)

阿賀野川」の記事における「第二水俣病(新潟水俣病)」の解説

詳細は「第二水俣病」を参照 阿賀野川古来から清冽な流域恵み与えていた。だが、高度経済成長の際、工業廃水によって水質汚染された。四大公害病一つである第二水俣病(新潟水俣病)である。 事の起こり1964年昭和39年)、阿賀野川流域原因不明中枢神経疾患患者多発したことから始まる。1965年昭和40年)に発生正式に確認されたが、症状熊本県水俣市中心に発生した水俣病酷似していた。このため政府科学技術庁命じて1964年 - 1967年昭和42年)までの3年間、特別研究行って原因究明行ったその結果政府1968年昭和43年)に、この水俣病疾患原因を「昭和電工鹿瀬工場から排出されメチル水銀による有機水銀中毒」であるとの見解発表した。即ち、水俣病と同じ疾患阿賀野川流域でも発生したということである。 昭和電工鹿瀬工場化学製品生産する際の中間産物としてアセトアルデヒド精製していた。このアセトアルデヒド精製する際に触媒として無機水銀使用するが、精製過程において猛毒であるメチル水銀産生される。工場はこのメチル水銀を含む工場廃水を処理せず阿賀野川垂れ流していた。その結果食物連鎖過程経て魚介類高濃度メチル水銀蓄えられ、それを食した流域住民慢性水銀中毒発症した水俣病と全く同じ発症過程であった1965年症例報告ののち、昭和電工直ち工場排水停止するも時は既に遅く新規患者続々発生してしまう。1970年昭和45年)の段階報告患者数49であった患者およびその家族遺族昭和電工相手取って損害賠償訴訟起こし1971年昭和46年9月第一次新潟水俣病訴訟判決原告勝訴判決下された2002年平成14年時点において公害健康被害補償法に基づく新潟水俣病認定患者690人に及ぶ。責任の所在認められたが、患者苦しみ今もなお続いている。 阿賀野川水銀汚染によって鹿瀬から下流における魚介類摂取全面禁止となった1970年の『公害白書』では阿賀野川水質常態戻っていると報告されているが、科学的な証明不確実であったため摂取規制継続され阿賀野川漁業関係者失業などの深刻な二次被害受けたこうした窮状打開するため、1976年昭和51年)には阿賀野川下流部汚泥浚渫によって除去する作業開始し同時期から「阿賀野川水銀汚染総合調査」が開始された。2年間の調査結果1978年昭和53年)に調査結果がまとめられ阿賀野川土壌および魚介類における水銀濃度が国の定め暫定基準値以下であるとの結論出された。この結果受けて阿賀野川魚介類摂取規制解除された。 その後継続的な調査続けられているが、阿賀野川における水銀濃度環境省定め基準値(0.0005 mg/L 以下)を下回っており、水銀による汚染収束している。

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