かんぜん‐ねんしょう〔クワンゼンネンセウ〕【完全燃焼】
完全燃焼
燃料が可燃分を残さないで完全に燃焼し尽くすこと。内燃機関に用いられる炭化水素系の燃料では、完全燃焼時の生成物は二酸化炭素と水である。燃焼時の副産物として空気中の窒素から生成される窒素酸化物や、燃料中の添加物や不純物から生成される硫黄酸化物などが発生する。空気と燃料の混合が不適切であったり、混合気の充填密度が不十分な場合などには不完全燃焼となり、未燃焼の炭化水素化合物、部分的に燃焼した炭化水素化合物、熱分解生成物や誘導体などが排出される。燃料を完全燃焼させるために必要な最少空気量を理論空気量といい、その場合の空気と燃料の割合(質量比)を理論空燃比、または理論混合比という。⇔不完全燃焼→理論空燃比
燃焼
(完全燃焼 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 00:08 UTC 版)
燃焼(ねんしょう)とは、可燃物が光や熱の発生を伴って、激しく酸素と反応する化学反応(酸化反応)である。燃焼に必要な酸素は、空気中の燃焼であれば空気から供給されるが、酸化剤(火薬類など)が存在する場合は、空気が無くても燃焼は起こる。
- ^ 化学工学会SCE・Net、2011年『熱とエネルギーを科学する』東京電機大学、ISBN 9784501419004、47ページ目。
- ^ Miyoshi, Y.、2000年「Selection guide of incinerator on medical organizations」『臨床病理』2000年5月、補冊112、53~63ページ、PMID 10901046。
- ^ 燃焼の化学反応機構を研究する分野では、慣習上例えば水素ラジカル2個を表現する場合、"2H"とは書かず、"H + H"のように表記する。また、Mはここでは任意の化学種である(エネルギーだけを与えたり、持ち去ったりするもの。反応の前後で化学変化をしない)。
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