炭素化合物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 06:46 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動有機化合物はすべて炭素化合物である。炭素と水素、化合物によっては酸素、窒素などヘテロ原子を含む。
無機炭素化合物としては次のようなものがある。
炭素より陰性の高い元素と化合したもの
- ハロゲン化物 – 四塩化炭素 (CCl4) など
- 酸化物 – 二酸化炭素 (CO2) や一酸化炭素 (CO) など。特に、炭素と酸素だけのものをオキソカーボンと呼ぶ。
- 硫化物 – 二硫化炭素 (CS2) や一硫化炭素 (CS) など
- 窒化物 – 合成方法が研究されている窒化炭素 (C3N4) など
炭化物
炭素より陽性の高い元素と化合したもの(炭化物 を参照)
- イオン性炭化物 - 炭化カルシウム (CaC2) など、炭素アニオン種の塩
- 共有結合性炭化物 - 炭化ケイ素 (SiC) など、共有結合で成る化合物
- 侵入型炭化物 - 遷移金属などの結晶格子の隙間に炭素が侵入したもの
炭素を含むアニオン種や配位子を持つ塩、錯体
- 炭酸塩 – 炭酸カルシウム (CaCO3) など
- シアン化物 – ジシアン ((CN)2) やシアン化カリウム (KCN) など
- カルボニル化物 – ニッケルカルボニル (Ni(CO)4) 、ジコバルトオクタカルボニル (Co2(CO)8)など
- カルベン錯体 - 形式上カルベンを配位子とする錯体。グラブス触媒(ルテニウムのベンジリデン錯体)など
関連項目
炭素化合物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:28 UTC 版)
炭素の特性は他の元素と結びついて化合物を作る段階にある。炭素は他の元素を束にしてもまったく歯が立たないほど多様な化合物の世界を作り出している。これまでに天然に発見されたものと化学者が人工的に作り出した化合物の数は7,000万を超えるといわれているが、その約8割は炭素化合物である。
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