結合エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/28 10:11 UTC 版)
結合エネルギー(けつごうエネルギー)とは、互いに引き合う複数の要素からなる系において、その系がひとところに寄り集まって存在する状態と、粒子がばらばらに存在する状態との間での、ポテンシャルエネルギーの差のこと。結合エネルギーが大きいほど、その結合は強固で安定であると言える。束縛エネルギーとも言う。
- 1 結合エネルギーとは
- 2 結合エネルギーの概要
結合エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:35 UTC 版)
特に、Z軸に結合エネルギーの大きさを取って三次元グラフにしたものをハイゼンベルクの谷と呼ぶ。これは、安定同位体に沿って鉄が最も低い谷の形を示す。
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結合エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/06 02:32 UTC 版)
下の図は種々の元素の原子核の結合エネルギーを表している。結合エネルギーの値の増加は2通りに解釈できる 核から核子を取り除くために必要なエネルギー 核に核子を加えたときに放出されるエネルギー 図に示されるとおり、水素のような軽元素は核融合の過程で多くのエネルギーを放出する(結合エネルギーが大きく上昇する)。一方で、ウランのような重元素は核分裂のように核子が除かれたときにエネルギーを放出する。 恒星では、ヘリウムの原子核(アルファ粒子)を加えることで重い原子核が高速な原子核合成される。58と62の核子の原子核が最も低い結合エネルギーを持つために、ニッケル56(14個のα粒子)にヘリウムを融合させて亜鉛60(15個のα粒子)を合成する過程は吸熱過程になる。このため、ニッケル56は恒星のコアで生成される最終生成物となる。鉄隕石や惑星のコア中に鉄56が多く見つかる理由は、こうしてできたニッケル56が崩壊により鉄56を生成するためである。
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