計算結合エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:41 UTC 版)
「電荷シフト結合」の記事における「計算結合エネルギー」の解説
イオン性共鳴構造の寄与は電荷シフト共鳴エネルギーREcsと名付けられ、数多くの単結合について値が計算された。そのうちのいくつかを以下の表に示す。 共有性寄与 kcal mol−1REcs kcal mol−1% REcs寄与H−H 95.8 9.2 8.8 Li−Li 18.2 2.8 13.1 H3C−CH3 63.9 27.2 30.2 H2N−NH2 22.8 43.8 65.7 HO−OH –7.1 56.9 114.3 F−F –28.4 62.2 183.9 Cl−Cl –9.4 48.7 124.1 H−F 33.2 90.8 73.2 H−Cl 57.1 34.9 37.9 H3C−Cl 34.0 45.9 57.4 H3Si−Cl 37.0 65.1 63.8 これらの結果は、等核結合では電荷シフト共鳴エネルギーは大きく、F2とCl2ではこれが引力成分であるのに対し、共有性寄与は斥力成分であることを示している。結合軸に沿って還元された電子密度は、電子局在化関数(英語版)(ELF)を使って見ることができる.。
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