イオン結合とは? わかりやすく解説

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イオン‐けつごう〔‐ケツガフ〕【イオン結合】

読み方:いおんけつごう

陽イオン陰イオンとの静電気的引力クーロン力)による結合異極結合


イオン結合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 01:30 UTC 版)

イオン結合(イオンけつごう、英語:ionic bond)は正電荷を持つ陽イオン(カチオン)と負電荷を持つ陰イオン(アニオン)の間の静電引力(クーロン力)による化学結合である。この結合によってイオン結晶が形成される。共有結合と対比され、結合性軌道電気陰性度の高い方の原子に局在化した極限であると解釈することもできる。


注釈

  1. ^ 国際単位系では、クーロン相互作用はであるが、ここではクーロン相互作用をとするCGS単位系を採用した。
  2. ^ 全格子エネルギーは、結晶を互いに無限に離れたイオンに引き離すのに要するエネルギーと定義される。

出典

  1. ^ キッテル:固体物理学入門』pp.67


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イオン結合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 21:03 UTC 版)

化学結合」の記事における「イオン結合」の解説

詳細は「イオン結合」を参照 イオン結合では、ある原子にある電子一つ以上、別の原子移動してしまう。移動により電子失った側を陽イオンもしくはカチオンといい、電子得た側を陰イオンもしくはアニオンといい、陰イオンまたは陽イオンの事をイオンという。 なお、便宜上原子」がイオンになると説明したが、実際には「原子団」がイオンになることもあり、アンモニアイオン NH 4 + {\displaystyle {\ce {NH4+}}} や水酸化物イオン OH − {\displaystyle {\ce {OH-}}} がその例である。 陰イオン陽イオン互いに電気的に引き合い、イオン結合する。ただし共有結合の場合とは異なり通常の状態では陰イオン陽イオン一組明確な形の分子構成することはなく、大量陰イオン陽イオン結び付き合ってイオン結晶形成する気体状態で電気的に中性原子から最もエネルギー状態が高い電子取り除くのに必要なエネルギーを(第一イオン化エネルギーといい、これはその原子陽イオンになる際のなりにくさを表している。さらにもう一つ電子取り除く第二イオン化エネルギー同様に定義できる一方気体状態で電気的に中性原子電子一つ付け加えるのにかかるエネルギー電子親和力といい、これはこの原子陰イオンになる際のなりにくさを意味している。 またイオン結晶状態にある一組陽イオン陰イオンペアを、気体状態にするのにかかるエネルギー格子エネルギーといい、これはイオン結晶結合強さ表している。

※この「イオン結合」の解説は、「化学結合」の解説の一部です。
「イオン結合」を含む「化学結合」の記事については、「化学結合」の概要を参照ください。

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