質量欠損とは? わかりやすく解説

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しつりょう‐けっそん〔シツリヤウ‐〕【質量欠損】

読み方:しつりょうけっそん

原子核構成している陽子中性子質量総和から、原子核質量引いた差。陽子中性子とが原子核構成するとき、結合エネルギーを得るため、ある程度質量を失うことから生じる。


質量欠損

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/05 08:24 UTC 版)

質量欠損(しつりょうけっそん、: mass defect[1])とは、原子核質量とそれを構成する核子が自由な状態にあったときに観測される質量の和との差である。原子核の結合エネルギーの大きさを質量の単位で表したものである。原子核反応に伴うエネルギー放出の大きさを計算したり、原子核の安定性を議論したりする際などに用いられる。単位は MeV/c² などで示される。

結合エネルギーによって質量が増減するのは、原子核だけに限らず化学反応等でも生じる。さらには結合エネルギーに限った話ではなく、あらゆるエネルギーの生成や消費に伴い質量は増減する。しかしながら原子核の場合には全体の質量に対する増減の割合が大きいために特に重要とされる。

定義

ある核種について、その原子核の質量をM質量数A原子番号Zとし、単体の陽子および中性子の質量をそれぞれMpMnとしたときに、質量欠損Bは、

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