げんし‐ばんごう〔‐バンガウ〕【原子番号】
原子番号
原子番号
実験方法装置単位など: | 化学的酸素消費量 単1染色体ライブラリー 単細胞培養 原子番号 収縮期血圧 同位体トレーサー法 同位体希釈法 |
原子番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 14:57 UTC 版)
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原子番号(げんしばんごう、英語: atomic number)とは、核種を区別する量の一つで[1]、原子核の中にある陽子の個数である[1]。電荷を帯びていない中性原子においては、原子中の電子の数に等しい。通常は記号 Z で表されるが[1]、これは「数」や「番号」を表すドイツ語: Zahl の頭文字から来ている。現在、元素の正式名称が決定している最大の原子番号はオガネソンの118である。
原子番号は元素の種類と対応しており、元素記号から原子番号が一意に決まるため、通常書くことはないが、明示する場合は元素記号の左に下付き添え字で書く。例えば、炭素の場合は
- 6C
で表す。
概要
元来、原子番号は周期表においてある元素の位置を示す番号のことであった。メンデレーエフによって元素がグループ化されたとき、元素を厳密に原子量の順で並べると、一部に元素の性質とのミスマッチが生じた。ヨウ素(原子番号53、原子量126.9)とテルル(原子番号52、原子量127.6)は順番を入れ替えることによって、周期表上の位置が示唆する化学的性質とより一層適合していた。
この不規則性は1913年にモーズリーによって説明された。彼は元素のX線回折スペクトルとその元素の周期表上の正しい位置との厳密な関係を発見した。のちに、原子番号が原子核の電荷と対応していることが分かった。
原子番号は原子中の陽子と中性子の数の合計である質量数と密接に関連している。
負の数の原子番号もある(H:反水素は-1、He:反ヘリウムは-2)。また、電子や中性子の原子番号はゼロである。
脚注
- ^ a b c B.ポッフ et al., pp.13-14
参考文献
- B.ポッフ、K.リーツ、C.ショルツ、F.サッチャ 著、柴田利明 訳『素粒子・原子核物理入門』(改訂新版)丸善出版、2012年。ISBN 978-4-621-06134-3。
- JIS Z 8000-10:2022「量及び単位-第10部:原子物理学及び核物理学」(日本産業標準調査会、経済産業省)
関連項目
外部リンク
原子番号
「原子番号」の例文・使い方・用例・文例
- 鉄の原子番号は26です。
- 水素の原子番号は1である。
- ネプツニウムの原子番号は 93 である.
- 103より大きな原子番号を持つ元素の、または、103より大きな原子番号を持つ元素に属する
- 92より大きな原子番号を持つ
- 要素の化学的性質がそれらの原子番号の周期関数であるという原則
- 周期律に基づいた、原子番号による化学元素の表配列
- 特に安定している強く結合した原子核の原子番号:2、8、20、28、50、82、または、126
- 原子番号89から103の一連の放射性元素のどれか
- 同じ原子番号にもかかわらず、異なった数の中性子がある2つ以上の原子の1つ
- 原子番号より多くの92(ウランの原子番号である)があるどんな要素
- ランタン系列の元素(原子番号57から71まで)
- アクチニウムからローレンシウムまでの原子番号を持つ15の放射性元素の系列
- 原子番号57から71の希土類元素
- 原子番号が103より大きい人工的に作り出された元素の総称
- インジウムという,原子番号49の金属元素
- オスミウムという原子番号76の金属元素
- カリホルニウムという原子番号98の人工放射性元素
- カルシウムという原子番号20のアルカリ土類金属元素
- タンタルという原子番号73の金属元素
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